懐かしい奥大日と雄山へ、その14、キバナノコマノツメも見たあと、一ノ越へ
一ノ越手前には雪渓が一か所あって、どうやらこれは雪渓の上を歩かないといけないようです。
私はyamapで1週間ほど前から立山のレポをチエックしていましたが、その中に雪渓のかなり残った個所が出てきて、要らないとは思いましたが、念のために軽アイゼンを持っていったのです。でも、予想通り、大したことのない雪渓で、アイゼンは必要ありませんでした。
↑先に雪渓を登るRさん。
雪は早朝でもほぼくさっているうえに傾斜も緩やかで、立山も8月に来ると、やはりアイゼンは不要ですね。
浄土山方面を見上げると上に雪渓が伸びていて、これが称名川の源流なのかなと思いました。
石畳の道はずっと続いていて、Rさんはこれが一番しんどかったと言ってましたが、私は登山道入り口で休憩した際、ザックの腰ベルトを調節して重さを腰で支えるようにしたので、10キロほどあった荷物もそれほど苦にならずに歩けました。
未知の左手に、沢が流れていて称名川の源流みたいです。
沢のほとりにはミヤマキンポウゲの群落が見えますが、まだ日が射さず色合いがぱっとしません。
↑6時45分、祓堂を通過。
Hさんは丁寧にお参りをされていました。
眼下に室堂や前日に歩いた室堂乗越、奥大日などが見えて、この日も展望に恵まれたようです。
上からの眺めが楽しみ~。
↑Hさんが、「これ、キバナノコマノツメですよね?」と私に問いかけるので、見てみると、あらまあ、こんなところにキバナノコマノツメヶ咲いてました。
ここは標高2650mはある場所ですが、キバナノコマノツメって、こんな高い場所で咲いてたかなぁ?
自分の過去ブログを見てみると、槍沢のかなり上の方でも見てました。ともかくオオバキスミレよりずっと高い場所で見ていて、タカネスミレが咲いているのとは環境は違うけど、標高は大差ないのかなぁと思いました。
その辺りだけで見かけましたが、今年は東赤石に一度も登ってない私にとってはこれが今年最初で最後の出会いですね。
そのすぐ上には、葉っぱの陰になってしまいましたが、ベニバナイチゴの花も咲いてました。
これも前日の奥大日行きでは葉っぱはあちこちで見ましたが、花はもう終わっていたのです。
マット状に咲いている白い花に出合いました。
タカネツメクサ?ホソバツメクサ?
高山に登るのは久しぶりなので、すぐには思い出せません。
イワツメクサとは違いますね。
これは花冠内に毛があるので、チシマギキョウ。
↑7時1分、一ノ越に着きました。
やれやれ、頑張って歩いたおかげで、雄山に登れそうです。
一ノ越で咲いていたのはイワツメクサでした。
これは比較的よく見ますね。
一ノ越に着いてすぐに、雄山の方を見上げると、ちょうどお日様が山頂辺りにあって、まぶしいこと・・・
手前の建物は有料トイレのようでした。
↑一ノ越山荘の入り口です。
東側には見慣れない山が見えていて、私はしばらくわかりませんでしたが、方角から言うとこれは八ヶ岳ですね。ここ久しく八ヶ岳も見てなかったので、忘れそうでした。
奥には槍穂も見えていて、山座同定を始めたくなりますが、上のお山ではこれよりもっと見えるでしょうから、同定は雄山に着いてからのお楽しみですね。
この後、ザックから要らないものを出して袋に入れ、その袋をデポします。
水分も500ml一本で十分でしょう。
荷物を置いていくと言っていたRさんもやはりザックを担いで登るようです。
私は今から登る雄山への道も51年ぶりなんですが、昔は剣沢から歩き始めて、たぶんスゴ乗越でテントを張ったのだと思います。つまり雄山は下っているのです。
8月2日に歩いたログを↓に貼っておきます。
コメント