初めて歩く庵治七座、その2、海岸に下りるとお殿様の別荘跡地があった
皇子神社を出ると、どうやら半島をぐるりと一周する車道(遊歩道?)に出たようです。
道の両側にはいろいろな花や木が植えてあって、退屈しません。
↑名前は知っているけど、あまり見たことがなかったキミノセンリョウを見かけました。
本州以南に自生しているとのことですが、もちろんここのは植栽でしょうね。
日本水仙も咲いていて我が家と同じぐらいの咲き加減です。
マンリョウも植栽のようです。
我が家の庭にはマンリョウは野鳥が勝手に落としていった落とし物からの言わば自生のマンリョウが生えていますが、ここのは植栽のようでした。
東屋が見えてますね。
穏やかな天候なら、ここで眺めなど楽しみたいところですが、この日は風が強くてとても立ち寄る気分になれません。
Aさんにこの日は風が強そうですと言われてましたが、自宅出発時は風が吹いているとは感じませんでした。この後も、どんどん風が強くなり、寒くなってきました。
自宅を出るときは10℃もあって、トレッキングパンツの下に薄手のタイツを履きこんだことを後悔していたのですが、後悔するどころか、もっと厚手のタイツでもよかったと思ったほどでした。
サクラの木の向こうに屋島・・・
そして、屋島の山すその向こうに見えているのは五色台のようです。
瀬戸大橋は見えませんでしたから、庵治はかなり東に位置するということですね。
真っ白な船の向こうの島は大島青松園がある大島のようです。
これも植栽かなと思えたヤブツバキが一輪咲いてました。
この後、御殿山への登り口があって、緩やかな山道を登っていきます。
道は石畳でした。
9時半丁度に御殿山山頂に着きました。
標高は83mらしいです。
山頂には東屋があったのですが、それも撮影せずにすぐに展望のある場所まで行ってしまいました。
↑この日のログです。
↑歩き始めの皇子神社周辺です。
御殿山は地図には記載がないですが、御殿があったという山のようです。
眼下には樹海?が広がり、屋島の上から眺めた時と同じような感じです。
その樹海のところまで下って、いまから三角点をゲットしに行くようですが・・・・
今回も眺めたヤシャブシ。
再び車道迄下って、道標に従って御殿跡へと下ります。
四国のみちの道標かと最初は思いましたが、環境庁の道標でした。
ここは国立公園だから?
下りの分岐点に灯台かな?
調べると、庵治白石照射灯。
綺麗な石畳の遊歩道がウバメガシの林の中を下っています。
綺麗なので、驚きました。
もしかしたら、下に御殿があったから昔から整備されているのかな?
↑9時48分、最初の三角点を囲んで記念撮影です。
四等三角点「御殿」です。
三角点は標高わずか2.4mですが、そこからすぐ下の海岸へと下っていきます。
↑すると石積みが見えて、これが御殿の石積みでしょうか。
因みに御殿というのは・・・・
↑高松藩主、松平頼重公が作った別荘のことなのでした。
私は香川県民ですが、庵治にそんな御殿があったとは知りませんでした。
もっとも、私は丸亀藩の旧領地住まいですけど・・・
松平頼重と言えば、水戸光圀のお兄さんで、そのような話を以前、東讃の山に登った際に、読みました。
頼重公は何か鬱々としたものを感じていて、こんな辺鄙な場所を好んだのかな?という勝手な解釈をしてみたのだが・・・・
今ではただただ波が打ち寄せる小さな砂浜でした。
海岸には冬も青々としたツルナ。
ツルナはこの翌日には荘内半島の海岸でも見ましたが、黄色い花を冬でも咲かせていました。
口に入れると、かすかな塩分が感じられました。食用になるそうです。
目の前に峨小さな島。
庵治沖にもこんな小さな島が浮かんでるんですね。
御殿跡をぐるりと回って車道に出ることにします。
途中、お墓があり、お正月だからか葉牡丹やキクなど豪勢に花が供えられていました。
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