ワイルドに遊んでみた前山登山、その5、集落手前はヤブ、でもお接待を頂きました
林道に下ってきて、やれやれという気持ちで、東に向いて歩いていきます。
下ってきた林道はかなり以前に作られたものらしく、道沿いにいろいろな草や木が見られます。地図に記載されているぐらいなので、できてからかなりの年数なのだと思います。
道沿いに、アオモジの花芽が着いた株が見られました。
丸くてコロンとしたアオモジの花芽は可愛くて、年が明けて2月初めごろに、自宅から15分ほどの山麓にも時々見に行きますが、12月初めからこんなに花芽がしっかり上がっているとは知りませんでした。
しかも綺麗に黄葉した葉も見られて、これは収穫でした。
ヤブムラサキの葉が落葉した木も見られます。
林道歩きは、春や秋は散策にはうってつけですね。
↑ちょっと離れた場所では真っ赤な実が見えていますが、近寄れないのでタマミズキなのかウメモドキなのかよくわかりません。
以前、綾歌の山でもこれと同じのを見たことがあるので、一度、近くで見てみたいものです。
↑14時13分。尾根の横に作業道らしきのが現れました。
しかし、その後も尾根を下っていると、やがて竹林になってきました。
山から里へ下りていると、たいてい最後は竹林になっていることが多いです。
しかも、藪になっていることも多いです。
案の定・・・・破線の道と合流するような感じになってきましたが、道が荒れてきました。
↑へたに山から下ったらヤブです・・・
確か夏に黒戸山から下った時もこんな感じで苦労しました。
この画像が14時34分撮影です。
山の中に入った方がヤブではないので、山の中を少しトラバース気味に歩きます。
すると、少しヤブが薄くなってきたので、下に下ってみました。
地図中にある池の横を通っています。
電池切れでログが取れなくなったところを赤い線で書き込んであります。
堰堤の横を通過します。
私は山裾の道をこの時は歩いていたのですが、Rさんは山の中の方がヤブがましなので、この時は山の中を歩いていたようです。
14時45分ごろ、まずはお墓が見えてきて、その後、民家のすぐ上に下ってきました。やれやれ・・・
ここは柵がなかったので、スムーズに下ることができました。
Rさんがまだ来ないので、民家の下の道でしばらく待ちます。
Rさんを待っている間に撮影したヤブムラサキ
そのうちRさんが道に下ってきましたので、二人で、下へと下りました。
↑14時50分、登山口へと続く道に出てきました。
ガードレールの道がそうです。
ここは猿飼集落というようで、面白い名前ですね。
山に囲まれた集落のようでした。
その後は、この道を東に向いて2キロほど歩くだけです。
この道沿いはサネカズラが至うところでぶら下がっていました。
10年分のサネカズラを見た気分です。
この前まで花が咲いていたキヅタも実になっています。
ヤマガキの木に絡んだサネカズラ。
サネカズラと同じぐらいの大きさの柿ですが、渋いんでしょうね。
スズメウリの実も嫌というほど見ました。
途中、道から少し入った田んぼの脇にコンクリート菅があって、腰かけられるので、そこでコーヒー休憩しました。ヤブ漕ぎのあとなので、ほっとしながらコーヒーとお菓子を食べますが、この日は暖かくて冷たい飲み物が丁度良いぐらいでした。
その後も、これはジュズダマ?
ヤブツバキも咲いていて今年のお初です。
もうすぐ、登山口だなぁというところまで歩いてきたら、民家の犬がけたたましく吠え付いてきました。放し飼いにしてあるようです。嫌だな~と思っていたら、家の中から奥さんが出てこられて犬をけん制してくれました。私たちが山から下ってきたのだと話したら「さざおお腹が空いたでしょう?ちょっと待ってて」と言って、家の中に入ったと思ったら・・・
↑こんなお餅を一つずつ差し出してくれました。
つきたてのお餅で、卵の黄身とお砂糖が少し入ったお餅だそうです。
12月初めだというのに、もうお餅つきされたのですね。
犬に吠えられて気の毒に思ったのかもしれませんが、なんだかほんわかした気分になりました。
四国のお接待文化ですね。なんだかお遍路さん気分になれました。
その後も、最後までサネカズラの実が豊作でしたよ。
15時40分、登山口まで帰ってきました。
途中の休憩がなければ30分の車道歩きですから、それほど大変ではなかったです。
結局、三角点から2時間40分かかったということは、無難にピストンした方が時間的には早かったかもしれませんが、ちょっとした冒険気分が味わえて楽しかったです。
この後も、帰りは別の道を車で走り、ついでに戸石集落も見てみようということで、回り道してきました。
戸石峠という峠も見てきました。
少しはこの辺の土地勘が養えたかな?
次回は竜王山から戸石に下って来るのもいいかなと思ったりしています。
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