雪の笹ヶ峰南尾根に登る、その1、久々の笹ヶ峰へ
12月の第4週末、つまり先週の週末は年内出いちばん強烈な寒波が到来するとのことでした。
11月に来た寒波の時は、霧氷を見そびれてしまったので、今度こそはどこかの山で見られるかなぁ?
Rさんからも霧氷を見たいですねというラインが入り、行き先をどこにしようか?と思案します。無難に寒風山とか国見山とかでしょうか?それとも剣山??雪の多さは祖谷の辺りがいちばんでしょうが、当日の天気はどうだろう?と冬の山の行き先選びはいろいろな要素があります。そんな折、高知の山仲間のAさんから「週末はどうしますか?よかったら笹ヶ峰南尾根はどうですか?」との電話。出来たらチチ山まで周回して見ましょう、とのことです。Aさんの都合で、山行は土曜日になりそうです。となると、前回の三嶺にTさんと御一緒した際、「次は雪の山ですかね」と言われていたことを思い出しました。Tさんは山行は土曜日と決めておられるようなので、たまたま土曜日ということで、お声がけをしてみました。すると、快諾いただきました。行き先はお任せしますとのこと。私はノーマル車、ノーマルタイヤなので、雪山に行くときはRさんに車出しをしていただくことになるので、ハンドルを握るRさんに決めてもらった方がいいなぁと思い、Rさんに行き先選定を、お任せしました。
山行当日の前の日、つまり12月22日にRさんから笹ヶ峰南尾根にしましょうとラインがありました。即、Aさん、Tさんに行き先をお伝えしました。
Aさんとの集合場所は大座礼林道の入り口にある駐車場に8時半集合です。逆算すると私たち香川組は大野原某所に7時集合ですね。
↑この日、笹ヶ峰山頂直下を登っている時に眺めた青空です。すぐにグレーに変わりましたが、素晴らしかったです。
さて、12月23日当日は大野原某所に集合してみたら、Tさんが車出しをしてくださるとのことです。
いつもはRさんが雪道運転をしてくださるのですが、Rさんにしても雪道運転は好きではないと思うので、Tさんが運転して下さると知ってほっとしたと思います。途中、西条でコンビニに立ち寄っていただいた後、国道194号を走ります。寒風山トンネルを抜けて、新道を登り始めたら、雪が出てき始めました。Tさんが運転してくださるので、私たちは周囲を見回したり、稜線を眺めたりできるというものです。
この日はRさんの話では寒風山は登山指数がAなのだそうですが、Aさんの話では寒風山の登山指数Aはあまりあてにならないとのこと。確かに、高気圧が真上にあるわけではないので、この日は青空は正直なところ、あまり期待してませんでした。
集合場所に着いたら、まだAさんの車が見えなかったので、上まで行って見ましたが、寒風山の上の駐車場はほぼ満車で、皆さん、登山口に向かっています。誰しも、この日は霧氷見たさではやる気持ちだったでしょうね。
再び、大座礼林道入り口まで下ってきてAさんの車が来るのを待っている間に、上を見上げて霧氷の様子をチエックしました。↑霧氷、ついてますね。
ただ、空がグレイなのが・…(^^;)
大座礼林道から東を見ます。今からこの道を東へと走ります。
8時半ごろに到着されたAさんの車の後を追いかけます。
登りも四駆&スタッドレスで問題なく登ってきたのですが、笹ヶ峰南尾根登山口まではほぼ平坦なので、これも問題なく走っていきます。
↑8時35分ごろ、途中の滝のところでAさんが停車しました。
そういえば、以前、笹ヶ峰南尾根を登った時にもここで滝を見たなぁと思い出しました。
2014年7月に笹ヶ峰南尾根を登った記録はこちらです。
冬場の笹ヶ峰には2006年と2009年に下津池から登っています。
どちらも雪はあまり多くなかったっと記憶しています。
この後8時40分ごろ、駐車場に着きました。ほかの車はありません。
冬場の山の装備はいろいろと大変で、この日もザックは大きめザックで、スパッツ、軽アイゼン、厚手のダウンなどを持参です。
登山口から雪があるので、皆さん、アイゼン装着するというので、私も軽アイゼンをつけました。
手袋は最初は毛糸の手袋にしました。この日は薄手の手袋が見当たらず、仕方なく毛糸の手袋と完全防水の手袋の二つを持参してます。
↑8時59分、登山口を出発しました。
私の前を歩かれるTさんはザックにもオレンジ色のウエアを挟む装備?をつけ、ハードシェルでしょうか、オレンジ色のウエアを身にまとわれて、雪山ではこれがいちばんですね。
寒風とz何愚痴から笹ヶ峰登山口まで3.5キロとありますね。
因みにコースタイムは山頂まで2時間半、私は遅いので3時間ぐらいかな?とこの時は思ってました。
ところが、しょっぱなから急登が続きます。
↑最初の急登でAさんたちに、待ってもらいました。
ロープナシの最初の急登を登ると、稜線が見えますが、うっすら青空?
「やれやれ」というと、Aさんに「これからが本番ですよ」とくぎを刺されました。
なるほど、その次に、ロープ場が出てきました。
樹林の中を通る急登はほぼすべてにロープが張られていて、これが橋本さんの整備によるところなんですね。
私が9年前に登たっときは、まだロープもそれほどはなかったように思いました。
ところどころ、急登が普通の緩斜面になるところがあって、そこで一息つくという感じです。
そして、その緩斜面になったところには必ず「ここで休憩してね」と言わんばかりにベンチがたくさん置かれてました。
うっすら青空も出てきて、青空にヒメシャラの赤っぽい幹が映えて綺麗です。
↑これが9時44分撮影なので、歩き始めて45分後のことです。
↑9時50分、うわさに聞いていた岩場に出てきました。
Aさんが15年ほど前にこの岩場を下られていて、足の骨を骨折されたという岩場です。
ここは慎重に登りましょう。
なんと、ロープは2本垂らされていて、両手にロープなので楽に登れます。
これが整備過剰とどこかで聞いた場所のことかな??
これを登り切ったら右手に進むのですが、そこも山側と谷川の両方に手すりのロープが張られていました。至れり尽くせりですね。
またまた緩斜面になってきて、まだら模様の木の実が目の前に・・・・
これはナツツバキですね。
丁度高さ1mちょいのところがシカに齧られています。
標高1500近くまで登ってきたのか、ブナが出てきました。
ブナは冬場でも落葉せずに残っている葉があって、その周囲に霧氷が着いた眺めがまるで砂糖菓子みたいで、いつもまじまじと見てしまいます。
歩き始めて1時間以上経ったのでAさんに「どこかで休憩とってくださいね」とお願いします。すると、この上にブナ林があるから、そこで休憩にしましょうとのこと。
登るにつれてうっすらと霧氷が出てきました。
しめしめ・・・・
「休憩はまだですか?」とAさんに訊くと、この上に大ブナがあるので、そこで休みましょうという返事でした。
いい具合に、うっすら空が青くなってきましたね。
こんにちは。霧氷が見られて良かったですね。若い頃、どこかのスキー場で見て以来見たことがありません。そもそも雪国に行くことが無くなりましたね。
今年も色々有り難うございました。来年も宜しくお願いします。どうぞ良い年をお迎え下さい。
投稿: 多摩NTの住人 | 2023年12月31日 (日) 10:13
多摩NTの住人様、あけましておめでとうございます。
去年は年末ぎりぎりになって、霧氷が見られて良かったです。
雪景色って、綺麗ですけど、寒いし行きが解けたりしたら最悪で、日常生活でないから
見に行くだけなら無責任で、楽しいですね。
年を取るほど億劫ですが、私より若い仲間たちに一緒に行ってもらい、年に何度かは
雪景色や霧氷を楽しんでいます。
今日は元日早々、その雪国の方で大地震や津波になってしまい、なんということと
思いながらTVを見ていました。
本年もよろしくお願いいたします。
投稿: keitann | 2024年1月 1日 (月) 21:19