初めての西熊山にマイナールートで登る、その5、西熊山北尾根は大木が多い
初めて歩いてきた西熊山は貸し切りの山頂で、そこで美味しいコーヒーを飲むこともできたし、これ以上の幸せがあるでしょうか。
山頂を満喫したら、いよいよ下山にかかりました。
Tさんがこの尾根は登るのは登れるけど、下りが難しいと仰っていたのですが、さて、どうなりますか。

↑13時39分、下山にかかりました。
山頂を少し過ぎたところから、北へと進路を取ります。
勿論道標も目印もなにもないんですよ。
↑落合峠や烏帽子山を真正面に見ながら進みます。

西には中津山や国見山が見えています。

こんなところがあるんですねぇ。
正面に滝下の天狗が見えていて、そこからサガリハゲに向かって伸びている尾根が見えますが、あれは7年ほど前に登った尾根です。懐かしいですね。
この日は西熊山北尾根の下りで少しでも役立てばと思い、国土地理院の2万五千図をプリントアウトし、その地図にエントツ山さんの掲示板に投稿されたHさんという方のログを手書きで書きこんでおいたのでした。

↑これがダウンロードさせていただいたHさんのログです。
確かに三嶺北西尾根に比べても目印になるようなものが何もないようです。

↑周囲の景色を眺めながら歩を進められるTさん。
こんなだだっ広い場所なので、方向感覚もわからなくなりそうですが・・・
私も手描きのログを見ながら、時々yamapの地図で現在地を確認しては、下る方向が合ってるかどうか確かめながら下ります。

それにしても、素晴らしい眺めですね。

13時48分、三嶺が見えてきました。

↑13時58分、樹林帯の中を下ります。
足もとは笹原です。

14時1分、白骨樹の向こうに三嶺が見えました。
この場所の標高は1720mでした。

その後も笹原をどんどん下っていきます。

大きな木が出てきましたが、どうやら枯れる寸前のような雰囲気です。
ツルアジサイなどのツル性の植物が木に絡んでいるのです。

このルートは赤テープはないと聞いていましたが、赤テープもところどころで見かけます。

大きなカエデの木とその下に杭のような棒が見えていて、これがこのルートの目印ですとTさんが話されてました。

もう一枚横画像で。
バックには中津山が端正な姿で見えています。
ここの標高は1630mです。

辺りを見回すとナナカマドの赤い実が随分多いです。

そしてこれは、ナツツバキの実のようです。
ナツツバキの木がこのルート上にはかなりあるようです。

またまた、三嶺の姿が見えました。
これがこの日眺めた三嶺の最後の姿です。

カマツカの実も見えました。
これは低山から高山迄生える木ですね。

すらりと伸びたダケカンバの若木が美しい・・・・

樹高40mはあろうかというウラジロモミの巨木も見かけました。
この尾根は素晴らしい自然林ですね。

これも大きな木ですね。
この辺りで標高1500mです。

樹林の中に入りましたが、この辺はやや平坦地になっています。

ここだけ落ち葉がないので不思議に思っていたら、Tさんが、これはイノシシの寝床だと教えてくれました。
なるほど・・・・

↑14時48分、この日最初で最後のマユミの実を見ました。
豊作ですね。
下り始めてそろそろ1時間10分が過ぎました。
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