先輩と登る剣山、次郎笈、いろいろな秋の実

剣山で休憩した後、次郎笈に登ることにしましたが、肝心の次郎笈がいっこうに姿を現してくれません。

先輩のMさんは国土地理院の二万五千分の一の地図を出して、次郎笈への登りの地形を読んでいらっしゃるようです。私は?と言えば、山歩きを復活した20年ちょっと前までは書店できちんと二万五千図を買っていたのですが、その後は昭文社の「山と高原」地図のお世話になっています。

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↑次郎笈峠へと下っていると見えてきた白骨樹。

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ササの中でひっそりとリンドウの花が咲いていました。

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リンドウをアップにすると、花被片に白い斑点が見えます。

こういうリンドウをイシヅチリンドウというらしいのですが、私もあまりよくわかりません。

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峠を過ぎて、道はだんだん登りになっていきます。

去年はこのコースでコモノギクを3株ほど見かけたのですが、今年は見つけることができませんでした。

とうとう、剣山界隈ではコモノギクは消えてしまったのでしょうか?

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束の間、次郎笈の山腹の下の方だけが見えましたが、それもすぐに見えなくなってしまいました。

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ようやく次郎笈の肩まで登ってきました。

すると、一瞬、思わせぶりな青空が覗きましたが・・・

山頂には数人の方がいらっしゃるようです。

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山頂へと向かう途中に、次郎笈の西斜面の紅葉が見えました。

去年はスーパー林道からこの紅葉を眺めましたが、今年はスーパー林道のどこかで崩落があって通行止めになってるようです。

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↑12時49分、次郎笈山頂に到着しましたが、ガスで展望がありません。

でも山頂にはリンドウが4輪も咲いていてくれました。

この時は山頂は貸し切りで、山頂でお昼休憩にしました。

お昼ご飯を食べた後、私は持参したお湯でコーヒーを淹れました。

先輩のMさんにもコーヒーをを思ったのですが、なんとMさんはコーヒーは最近召し上がらないそうで、飲み物はもっぱらほうじ茶なのだそうです。

申し訳ないのですが、私一人でコーヒーを頂きましたが、そのコーヒーがとても美味しくて、これからはやっぱり山にもドリップコーヒーの粉を持参しなくてはと思ったことでした。

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12時半、下山にかかりました。

肩のところまで帰ってきたら、道標の下にリンドウが見えました。

地べたに置いた道標の板の下に、なんと林道の花が下敷きになっていたのです。

それも10輪ほども咲いていました。

板はずらしてリンドウを助け出しました。

それにしても、剣山や次郎笈周辺はシカに食べられて花はほとんどなくなったと思っていましたが、リンドウだけはまだかなり残手散るようです。ちょっと嬉しくなりました。

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相変わらずのガスの中、次郎笈峠まで下ってきました。

ここからはトラバース道経由で西島駅まで歩くつもりです。

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トラバース道すぐ横の紅葉です。

去年は10月15日に来たのですが、その時の紅葉が最高でした。

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↑紅葉を眺めていらっしゃるMさん

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アオベンケイはとっくに花は終わってましたが、葉が赤く紅葉し始めていました。

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まだ咲いていたシコクブシを紅葉をバックにして撮影してみました。

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マユミの実はまだ弾けてないようで、あまり目立ちません。

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ツリバナはこの秋すでに何度も見ていますが、赤い実と同時に葉も紅葉していて、綺麗でした。

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これはトゲがあるので、メギのようですね。

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ドウダンの赤く染まった葉とぶら下がった果実・・・

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ここでもナナカマドの果実がかなり見られました。

見ノ越からの帰路では道沿いの大きな木に香港からの観光客がレンタカーをぶつけてしょげているのを見かけました。

すでにレンタカーの会社や警察には連絡済みだと話していましたが、楽しい旅行が台無しですね。

私も気を引き締めて貞光まで下ってきたことでした。

その夜はMさんは丸亀市内のホテルに宿泊されるというので、無事の剣山登山を祝して祝杯を挙げたのは言うまでもありませんでした。

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