平家平ってこんなに素晴らしい場所だったの?その2、花を見ながら登山口へ
標高1000mを超えると、樹林もほとんどなくなり、周囲が開けた感じになってきました。
↓何やら淡いピンクの花も咲いていて、これはコシオガマですね。
↑コシオガマって香川の里山にも咲くけれど、ここから比較的近い稲叢山でも見た覚えがあります。
近いということは植生も比較的同じようなものが見られるということでしょうか。
↑水が注ぎこむところに、私の苦手なセリ科の白い花がまだ咲いていました。
シラネセンキュウかな?
これは秋の花、メナモミみたいです。
↑最近覚えたコブナグサみたいですね。
これは染め物の染料になるそうです。
寒風山トンネルの出口当たりでも見かけました。
↑真っ青な空にイタドリの白い花
ゲンノショウコの赤花が咲いていて、花の横ではもう果実が実り始めていました。
元気の良さそうなタニソバの花。
違う山でも見かけることがありますが、ここのは大きくて立派でした。
南側に稲叢山が見えてきました。
吉野川をはさんで丁度平家平の南に位置するようです。
開けた場所でもアケボノソウが咲いていました。
どちらかというと日陰に咲いているイメージがありますが、標高が高い場所では比較的明るい場所でも見かけます。
青空にススキの穂が見えていて、ススキは前の週の東黒森でも見ましたが、今年は白山の帰り道以来あちこちで見ています。
地味な草に目が留まりました。
これは野草仲間の方のブログで、ちょっと前にアップされていて見たばかりだったので、覚えていました。
エノキグサというようです。
地味な植物はなかなか覚えられないのですが、ブログ仲間のおかげで知ることができました。
↑ピンボケになりましたが、コシオガマはその後もあちこちで咲いています。
↑とても展望の良い場所に出てきました。
ススキの向こうに稲叢山が手に取るように見えます。
↑この辺りはアスファルト舗装が新しいので、やはり補修した個所のようですね。
一か所だけでなく、何か所かが崩れたのを直したようです。
あれ?さっきは赤花のゲンノショウコを見たばかりでしたが、今度は白花が咲いています。
そして、この見慣れない花は??
ミゾソバやママコノシリヌグイとよく似ている花にアキノウナギツカミという花があることは知っていましたが、私は今までにちゃんと見たことがなかったと思いますが、これがそうでしょうか?
念のために茎のトゲの有無なども見ましたが、特にトゲはないようです。
そして、これは大きな特徴だと思いますが、葉が茎を抱いていました。
アキノウナギツカミという名があるぐらいなのでトゲがあるはずと思ったのですが観察不足だったのか、よくわかりませんでした。
花だけ見ると、ミゾソバの小さいのという感じです。
↑9時27分、今まで歩いていた林道が東西に伸びている林道と出合いました。
出合った林道が大座礼林道のようです。通行止めはここまででした。
今まで歩いてきた林道は笠成線というのですね。
突き当たって左…つまり西に行けば平家平の登山口のようです。
ここまではかなり勾配のある林道でしたが、ここからは平坦に歩くだけみたいです。
↑大座礼林道に出た途端にコシオガマはなくなり、まばらに咲いているタデを見かけました。
タデの仲間も苦手なのですが、これはハナタデというようです。
そしてこれはミヤマタニソバかな。
この日はタデ科の仲間を実にたくさん見ました。
標高1000mは完全に越しましたが、この辺りではアケボノソウは満開でした。
やっぱり、秋の花は高いところから咲きますね。
山歩きでよりも、車道沿いでよく見かける花…ジンジソウも咲いていました。
これはガマズミの果実ですね。
この頃になって、後ろから私たち以外にも林道歩きで登山口を目指しているらしい方たちが来られているのに気づきました。
↑林道沿いに咲いていたシコクブシ。
7月にすでに香川の里山で見ていたクルマバナが今頃、咲いているのも見ました。
↑9時44分、ようやく高薮登山口までやってきました。
やれやれ…たった2キロの歩きに1時間半もかかってしまいました。
花も結構多かったので、写真を撮り過ぎました。
こんにちは。コシオガマの季節でしたね。当地でも確認してみます。アキノウナギツカミのの葉の様子が写真でははっきりと見えないのですが、同属のヤノネグサも似たような花です。茎は抱きませんがトゲはありません。
投稿: 多摩NTの住人 | 2023年10月10日 (火) 18:36
多摩NTの住人様、こんばんは。
コシオガマを当方は連続3週、山歩きの途中で見かけました。
きっと香川の里山でも咲いていると思うのですが、最近、里山をあまり歩いていません。
私がアキノウナギツカミと思っていたものはヤノネグサの可能性もあるんですね。
ヤノネグサもこちらではあまり見かけないように思います。
ミゾソバやママコノシリヌグイは多いのですが・・・
今後の課題です。
投稿: keitann | 2023年10月10日 (火) 22:24