平家平ってこんなに素晴らしい場所だったの?その5、山村留学の子供たちや笹刈りの人もいて・・・
山頂には誰もいなくなったので、のんびりとお昼ご飯を食べていたら、東の方から子供さん2人と若いお父さん?みたいな人たちが登ってこられました。小さい方の子供さんに何年生?と訊いたら、小2という答えが返ってきました。うちの下の孫と同じ年ですね。
最近、山で子供連れのファミリーで登山されているのをよく見るので、今回もファミリー登山だと思っていたら、よく訊いてみたら子供たちは山村留学している子供たちで、若いお父さんと思ったのは引率の先生のようでした。
子供たちは東側がよく見える展望岩のところに駆けて行って、何やら東の方を眺めています。
他にも子供たちが10人以上登ってきているのを眺めているのでした。
引率してきた若い人にお尋ねしたら、東京などの都会から大川村に山村留学に来ている子供たちだとか・…中3だという男子生徒ともお話をしましたが、小5ぐらいの頃から親元を離れて大川村に来ていて、夏休みなどの長期休暇の時だけ家に帰るそう・・・・そんなに小さいころから家族と離れ離れで
淋しくないの?と尋ねたのですが、そんなことはないそうです。中3の生徒さんは高校は東京の高校へと進学されるとか・・・
小さいころから親元を離れるのは不登校とか、今どきのじじょうがあるのだろうか?と後でRさんと話したことでした。
小麦畝の方から登ってきたそうで、大川村からだったら小麦畝が地元になるのかもしれません。
ちち山の方を眺めていると、瀬戸内側から盛んにガスが湧いてきています。
時間的に冠山まではもう無理らしいですが、ちょっとだけ西の方へ散策してみることにします。
↑縦走路沿いに咲いているアサマリンドウ。
丁度、山頂からちょっと西の辺りで、草刈りをされている男性2人をお見かけしました。
山岳会の方かと思ったら、そうではなく、全くのボランティアでされているそうです。
↑アサマリンドウと冠山
冠山方面から歩いてこられた男性3人の方がいらっしゃったので、お尋ねしたら、なんと桑瀬峠から23キロの道のりを歩いてこられたとか・・・・トレランとも違うんですと仰ってましたが、背中のザックはずいぶん小さく、私たちのようなゆっくり山歩きとも俣ちょっと違う歩き方なんですね。
縦走路を歩く人もずいぶんいろいろな人がいるものだと感心しました。
↑天気がいいので、ばっちり開いているアサマリンドウ
笹ヶ峰方面が良く見えるところまでやってきました。
笹ヶ峰もそういえばながらく行っていません。
こちらから眺める赤石方面。
向こうからこちらは何十回も眺めたけど、こちらから眺めたのは2度目ですね。
いつも赤石縦走の時に前赤石から見えている別子ダムがこちらからも見えました。
13時15分、そろそろ下山にかかるとしましょうか。
↑山頂まで引き返してきたら、山村留学の子供さんたちが皆さん登ってきていました。
自分たちで作ったという手作りのお弁当を食べていました。
都会を離れて、自然の豊かな過疎の村で生活することはこの子供さんたちにとって、将来どんな影響を与えるのでしょうか?そんなことを考えました。
一方、西の方角を眺めると、先ほど桑瀬峠から歩いてきたという男性3人が展望の良い場所で休憩されてました。今からまた23キロもの距離を歩いて帰るんでしょうか?それともエスケープルートを下るのかな?
私たちもですが、皆さんそれぞれ平家平を楽しまれているようでした。
↑最後に良く開いたアサマリンドウを眺めたら、私たちも下山します。
↑13時40分、下山開始しました。
下山路でも嫌というほどアサマリンドウを眺めました。
天気がいいので、ブナの幹が白く輝いてます。
アオハダも見納めしました。
ちょっとピンク色したアサマリンドウも見つけました。
↑登りの途中では見つけられなかったフウリンウメモドキを下りで見つけました。
これを撮影していたら、シカがザレ場を登っていきます。私が来たので、驚いて逃げて行ったようです。
ササが良く残っていますが、やはりシカも少しは棲息しているようです。
↑シコクブシが見えてきたら、もう登山口ですね。
15時17分、高薮登山口まで戻ってきました。
が・・・・まだ林道歩きが残っています。
↑登りは逆光でうまく写せなかったハギの花・・・
これは登りでは気づかなかったエゴの果実。
ガマズミの実も西日を受けて目立っていました。
これはミズキの果実かな。
↑16時10分、通行止めの駐車地点まで下ってきました。
下りは1時間ちょっとしかかかってないところを登りは1時間半もかかって登ったようです(^^;)
仕方ない・・・花が多かったですからね。
帰り道は大川村方面へ走り大豊インターから高速高知道に乗りましたが、早明浦ダム湖沿いの道がくねくねと長く、Rさんが西条からの道の方が走りやすいと話してました。
私にとっては15年ぶりの平家平でしたが、通過地点でゆっくりできなかった前回の歩きに比べ、雄大な眺めを十分に堪能できて、あらためて平家平の素晴らしさを知った一日でした。
2015年の平家平の記録はこちらです。
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