初めての峨蔵越~小箱越~ハネズル山へ、その3、稜線はずいぶん荒れてました
その後もアサマリンドウはちょこちょこと咲いていて、アサマリンドウ好きの私を喜ばせてくれました。
こんな具合に・・・
ここのアサマリンドウは草丈の低いものが多く、1株に花も一輪というものばかりでした。
でも、それがかえって可愛く感じます。
暗くて石が落ちた場所が多かった前半に比べて、後半は道の雰囲気も良くなりました。
沢がなかったからでしょうね。
それまでもツルリンドウを見かけましたが、実がついているのはなかったのですが、ここで初めて赤い実のついたツルリンドウを見ました。
花が草丈の半分ほどもあって、高山植物風に見えるアサマリンドウ。
陰で咲いているのも多かったですが、どれも開いていて、アサマリンドウの開花時期にドンピシャだったようです。
行く手に、この後歩くであろう稜線が見えてきました。
もうすぐ峨蔵越ですね。
後ろを振り向いても、なかなか綺麗な自然林の道です。
コミヤマカタバミの葉もいっぱい。
シコクブシの花も出てきました。
↑11時半丁度に蛾蔵越に着きました。
私たちにしては珍しく、2時間近くを休憩なしで歩いたことになります。
なので、もちろん、ここで休憩を取りました。
これからは登りなので、お腹にも何か入れておいた方がいいですね。
歩いていた間にラインが入っていたようなので、確認したら、なんと那須高原に住んでいる昔の山仲間から「那須の朝日岳で4人が遭難死しました」ということでした。丁度山歩きの途中なので、私もちょうど山歩きの途中なのだということを返信しておきました。ということは下山したら、それもきちんと連絡しておかないと心配されますね(^^;)
周囲で見かけたこれは実が黒いので、タンナサワフタギの果実のようです。
9年ほど前にはここから二ツ岳方面に登りましたが、その道標です。
でも、今から歩く小箱越方面には道標はありません。
バリエーションルートということでしょうか。
↑11時45分、いよいよ歩いたことのない道を歩き始めました。
しょっぱなはちょっと急な尾根を登ります。
登り始めてすぐに振り返っても、二ツ岳は木々が邪魔でほとんど見えません。
稜線から5m以上下の方にアサマリンドウが見えましたが、これがこの日最後に見たアサマリンドウでした。
↑尾根は、登り始めて2分ぐらいで岩尾根になりました。
何とも言えない枝ぶりのブナが出てきました。
昔はササ藪で歩くのが困難だったらしいのですが、今や、笹はシカに食べられてなくなっていて、歩きやすいものです。
ただ、シカが木の皮をかじっていて、あちこちの木が枯れて倒れているので、そのために歩きにくいところがあります。
↑ツルシキミの赤い実がもうできてますね。
ヤマボウシの木もあるようで、赤い果実が落ちていました。
↑倒木などの障害物を避けながら登ってくるRさん。
あら・・・ここにもフウリンウメモドキの果実がぶら下がっていました。
今年は豊作らしいです。
赤い樹皮はリョウブのようですが、これもシカに齧られています。
↑一か所だけ、愛媛と高知の県境の山々が見える場所がありました、
↑こんな風に根こそぎ倒れている木もあって、痛々しいことこの上ありません。
生えている緑の葉っぱは、権現越から日本石まで歩いた時にも見かけました。
シカが入っている山で見る草ですね。
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