恒例の比婆山行き、今回は吾妻山に足を伸ばす、その4、しんどかった吾妻山への登り
大膳原を歩いているときに正面に見える吾妻山への登り道は直登しているように見えたので、あれを登るのかと思って気が重かったのでした。この日は気温も高めで例年なら9月に入ると登りもそれほど汗をかかないものですが、この時は西に向いて歩いていたからか暑かったです。
↑タムラソウと今から登る吾妻山です。
標高1000m程度の大膳原からは約200mの登りになります。
草むらの中で緑の花が咲いているのはアオヤギソウでしょうか。
シュロソウなどもほとんど同じ仲間で区別が難しいようです。
ピンクのカワラナデシコが一輪・…可愛くて癒されました。
状態の良いツリガネニンジン・・・
少しですがイブキトラノオも咲いていました。
スミレの返り咲も何か所かで見かけました。
距が白いし葉の形などからオオタチツボスミレじゃないかしらとRさんと話しました。
この日は暑かったので、スミレの花を見ても違和感がありましたが・・・
これはノブキですでに果実になりかけていました。
香川の大滝山界隈にたくさん咲くので、香川で山歩きしている者には馴染み深い花です。
ツリフネソウのちょっとした群落。
この後、いよいよ登りに差し掛かりました。
直登しているかと思った登山道は予想に反して、ジグザクを切った緩やかな道でしたが、それでも気温が高いのできつく感じました。
↑ホソバノヤマハハコの群落です。
半分ほど登ったら、先ほど歩いていた大膳原が眼下に見えてきました
が・・・帰りは烏帽子山の登り返しが待っていると思ったら、また気が重い・・・・
空は秋の雲なんですが、気温はまだまだ夏の気温でギャップがあります。
汗が滴り落ちます。
どうやら、あれが山頂のようですね。
あとひと踏ん張りですが、最後はRさんに先に行ってもらい、ゆっくりと登りました。
吾妻山山頂直下で咲いていたキュウシュウコゴメグサ。
↑13時17分、吾妻山山頂に着きました。
初めて踏んだ山頂です。
↑山頂にはススキが風に揺れていました。
よく見ると、赤い屋根の建物が見えていて、あれが吾妻山のロッジです。
2010年に母を乗せて、あのロッジまでドライブで来たことがあります。
母をロッジに待たせて、私だけで少し登って散策したのですが、サラシナショウマやマツムシソウ、アケボノソウなどが咲き乱れて素晴らしい散策路だったのを覚えています。
吾妻山山頂はトンボが飛び交っていて、2年前に登った那須の朝日岳山頂を思い出しました。
↑エントツ山さんの帽子にトンボが長い間とまっていました。
山頂のシコクフウロの葉が気の早いのが紅葉しています。
遅くなりましたが、ここでお昼休憩としました。
でも、暑かったので水分ばかりが欲しくて、おにぎりは半分ほどしか食べられませんでした。
私たちが下山を始めるころになって、大膳原に下るときに御一緒した福山の薬剤師さんが登ってこられました。この方は大膳原でお昼休憩されたようです。
↑14時10分、吾妻山山頂から下山開始です。
この前にAさんから話があり、帰りに烏帽子山にも立ち寄りおまけに烏帽子山の三角点にも寄りますとのこと。
え??Rさんと私は烏帽子山は何度も行ってるし、三角点にも功労してヤブ漕ぎして行ってるんですけどね・・・仕方ない・・・エントツ山さんにお付合いして私たちも行くことにしました(^^;)
下りはあっという間に下って、大膳原のススキ原を突っ切ります。
↑往路とはまたちょっと違うコースを歩きましたが、ここもやっぱりススキ原でした。
向こうに見えるのは御陵と烏帽子山ですかね。
姿が半分隠れるほどのススキの中を歩きます。
タムラソウがほんとに多いですね。
タムラソウの見ごろは9月初めなんだということがよくわかりました。
この後の烏帽子山の登り返しもなかなかきつかったです。
ようやく烏帽子山山頂も近くなったようです。
15時8分、見覚えのある烏帽子山の方位板。
山頂標識はどうやら見えなくなったようです。
足元にはアリノトウグサが真っ赤に紅葉していました。
さて、これからヤブの中の三角点探しです。
コメント