花は少なくても楽しかった白山、その1、アプローチ。バイカモを見るつもりが・・・
去年は諸事情で遠くの山には行けませんでした。
今年も7月は母の白内障手術後の眼科への送り迎えがあったり息子一家が帰省したり・・・8月初めごろは我が家の仏事など、野暮用が続きました。お盆が終わってようやく私の方も時間ができました。
5月にも上京したので、あまり長期間の留守はしたくなく、一泊で行ける所と言えば白山ぐらいかなぁ?などと思い、室堂の予約状況を見たら、平日は空いているようです。その間にも北アルプスの白馬周辺や八方尾根の花も見たくなったりで迷いました。
てんくらの山の天気を毎日のようにチエックしていて25日ごろも良さそうでしたが、直前にB判定に変わったことやその他の事情もあったので、週明け28日~29日のに変更しました。室堂の山小屋の予約は8月25日に入れました。
予約を入れたら、あとはパッキングなどの準備ですが、出発当日である8月27日の午前中にパッキングをしました。ナビで調べると登山口の別当出合までは7時間近くかかるとのことです。
出発直前に財布を入れ忘れるなど、危うく致命的なミスをするところでした。というか、用意していた温泉セット(下山後の温泉に入るための着替えやバスタオル)を忘れるという失敗もしてしまいました(^^;)
↑今回のコースは2年前と全く同じコースを辿りましたが、エコーラインを下る際に振り返って眺めた御前峰とカライトソウです。天気には恵まれました。
白山までの経路は瀬戸大橋~山陽道~新名神~名神~北陸道を利用することにします。
京都を過ぎたあたりから、米原を通るならバイカモでも見てみようかと思いつきました。行き当たりばったりの性格なのです。時間の余裕もあるはずです。
↑米原インターを下りたのは18時近く。
もう少し早く着くようにすればいいものを、バイカモの撮影するにはもう辺りが薄暗かったです。
↑醒ヶ井駅の駐車場辺りから眺めた伊吹山です。伊吹山に登るたびにバイカモを見に立ち寄ったものです。
雨の後だったのか、水量が多い地蔵川とシュウカイドウの花。
いつもバイカモが咲いている辺りまで来ましたが、薄暗いのと水が多いのとで花がぼんやりとしか見えません。
地元の方が通りがかられたので尋ねてみると、やはり増水しているのであまり見えないんですとのこと。
↑辛うじて、喫茶店の近くで水槽のような場所で咲いていたバイカモ。
ろくな画像が撮れなかったので、数年前の画像です。↓
↑ふつうは水面に浮いて咲いてるんですが・・・
この辺りの方たちは夕方6時過ぎるともう外を歩く方もいらっしゃいませんね。
静かなものでした。
その後、再び高速北陸道に乗り、賤ケ岳PAで夕食を食べた後は福井北ジャンクションから中部縦貫道へと乗り換えます。ナビは白山の麓にある白峰温泉に設定してあります。
前回白山に来た2021年は花友さんのNさんの車に乗せてきてもらったので、今回はナビが頼りです。
中部縦貫道のこの辺りは無料区間でしたが、大野インターで下りたらあとは国道157号を走ります。途中に見つけたコンビニで凍ったアクエリアスなどを3本とおにぎりなどを買い込みます。発泡スチロール製の小さな保冷箱は持参していて、家から持参した凍らせたアクエリアスのパウチも入れてます。何しろ北陸はこの夏はとても暑いようで、冷たい飲み物を持参しないと暑さに弱い私は観光新道は歩けません。
国道157号は山間部を通るので、夜間は真っ暗です。
当初は別当出合の手前の市ノ瀬で車中泊しようかとも思いましたが、やっぱりいちばん近い別当出合の駐車場まで行った方がよいと考え直し、真っ暗な中、山道を登ります。
一度来ているのでなんとなく様子はわかりますが、駐車場に入るとまだ5~6台分は空きがあったようでやれやれでした。
別当出合の駐車場には日付が変わる少し前に到着でした。
私の車はフルフラットなどにはならないので、後部座席で横になり何とか眠りにつきました。
4時ごろになり登山者の車が次々と入ってきて、ライトが眩しくて目が覚めました。
車から出てみると、到着時には見えなかった星が出ていて満天の星。素晴らしくてしばらく見入ってしまいました。気温もぐっと下がっていてTシャツ1枚では寒いです。
ヘッデンをつけてゆっくりと車の中で登山用のシャツに着替えたりパッキングをしたりします。
そうこうしているうちに辺りは薄明るくなってきました。
↑車から出て歩き始めた時の別当出合の駐車場の様子です。
時刻は5時2分。
暗いので、画像はブレブレです。
駐車場から登山口の別当出合までは10分ほど歩きますが、樹林の中なので暗くてとても撮影はできません。
私の前を3人ほどの男の人が歩いていきますが、ザックが小さいので、日帰りかも知れません。
↑5時11分、別当出合登山口に着きました。私が来る前の日までは別当出合までマイカー乗り入れはできなかったようです。ラッキーでした。
↑ブレブレですが、別当出合の道標でここで標高は1280m。
これから約1200mほど登る勘定です。
ここで登山届を出したあと、トイレをお借りしました。
別当出合は遥拝所になっているようで鳥居がありますが、御前峰はここからは見えないと思います。
私が今から登るのはつり橋を渡らない方の観光新道です。
おはようございます。
白山へ行かれたと伺って、驚きました。しかも真っ暗な別当出合の駐車場で前泊とは、ビックリでした。
私は車の中で前泊する場合は、道の駅瀬女を使います。
さて、冒頭のカライトソウは、エコーラインをずいぶん下って南竜水平動が近いとろろで撮られたように思います。
初夏にはニッッコウキスゲの群生が観られるところです。
これからの記事も場所を推察しながら拝見したいと思います。
私も9月中旬に、もう一度白山へ出かけようと思っています。
投稿: shu | 2023年9月 1日 (金) 10:39
shuさん、こんばんは。
昨日、コメントをいただいていたのに、気づかなくて申し訳ありませんでした。
白山へは2年前には愛知の花友さんに案内していただいたのですが、その時は早朝に
愛知を出発して、別当出合には8時前に着いたようです。
今回は単独だったので、別当出合で車中泊した方が早出できると思いました。
何しろ今年の暑さは半端ないですから、暑がりの私は少しでも早く歩き始めた方が
楽なんです。
北アルプスに登るときも新穂高の駐車場にいつも夜中に着いてから少し仮眠して出発という
スタイルが多かったもので、同じようなスタイルになりました。
道の駅瀬女という車中泊に良い場所があるのですね。
何しろ、あのあたりは土地勘ゼロなものですから・・・・
深夜に別当出合の駐車場に着いたおかげで、登山口にいちばん近い駐車場に空きがまだ数台
ありましたので、そういう意味ではラッキーでした。
エコーラインはとても歩きやすくて、あのあたりはかなり速いペースでくだってましたが
振り返るとカライトソウと御前峰が良い感じで咲いてました。
白山に何度も登られている方だと、どこでどの景色が見えるとかすぐにお分かりになるんでしょうね。
今回は展望も良かったので、山の画像もいろいろ撮っています。
また、山座同定など、違っていたらよろしくご指導お願いいたします。
今日は孫たちを連れて剣山に行っていたのですが、明日もまた山に行きます。
これほど続けていくことは滅多にないのですが、今日は早めに就寝しますので、アップは明日に
使用と思います。よろしくお願いします。
投稿: keitann | 2023年9月 2日 (土) 22:55
keitann様 こんにちは
今度は白山までお一人で遠征ですか。車中泊まで取り入れて元気いっぱいですね。
この道を小生は歩いたことがありませんが、一度は足を踏み入れたいところですね。
記事では前夜の薄暗いところから始まり、一夜明けた歩き始めもまだ薄暗いところから始まりましたが、晴れ女のkeitann様のことですからこれから先は素敵な写真が続くのでしょうね。
この後の景色を楽しみにしてます。
投稿: ぶちょうほう | 2023年9月 2日 (土) 23:23
ぶちょうほう様、こんにちは。
土曜日は孫たちと剣山へ、日曜日は山仲間たちと広島の山に行ってきたので
返信が遅くなりました。
この年になって元気いっぱいとは、なかなかいかないのですが、家や庭の花を
放置して長い間留守をするわけにもいかず、こんな強行軍となってしまいました。
ほんとはどこかの宿で前泊をして登るべきなのですよね。
観光新道は花も多く、展望も素晴らしくていい道ですよ。
是非歩かれてみてください。
この山行は天候を事前にチエックしてなるべく天気の良い日を選んだつもりでした。
その甲斐あって、雨などに遭うことなく、素晴らしい展望に恵まれましたよ。
投稿: keitann | 2023年9月 4日 (月) 15:33