猛暑でもやっぱり涼しかった石鎚へ、その1、道中の花がすごい
7月の最終の週末はいつもの山仲間のRさんも遠征から帰ってこられているし、どこへ行こうかなと思っていました。そんな折にタイミングよく高知の山仲間のAさんから連絡がありました。Aさんもその前の週末は野暮用で山に行けなかったそうですが、週末土曜日は予定がないので石鎚に行くつもりですと仰います。
そういえば、私も石鎚には2022年5月以来、行ってないですね。Rさんとはお盆頃に良く石鎚に花散策に行くのですが、たまには少し早めの散策もいいかなぁ。
Rさんにラインしたところ、Rさんも快諾いただきました。
Aさんは土小屋に8時に来られるそうなので、私たちは丸亀集合を5時にしましょうか。
3時間あれば、何とか土小屋にはたどり着けるでしょう。
何しろ瓶ヶ森林道は景色もいいし、花も多いので、誘惑が多く、すいすいと走れないのです。
↑この日・・・・7月29日に弥山から天狗岳へ行く途中に撮影した天狗岳の姿です。
この日は展望もよく、夏の天狗を楽しんできました。
さて、5時にRさんと待ち合わせたあと、Rさんの車で伊予西条を目指します。
西条のコンビニでお昼ご飯と冷たいアクエリなど調達してコンビニを出たら、クマゼミの大合唱でした。
クマゼミって朝早くからうるさく鳴くのですが、夏真っ盛りという感じです。この日担ぎ上げる水分は2リットルちょっとにしました。凍らせてないのはお茶だけです。
梅雨明けしてから四国も猛暑日が続いていて、さて、石鎚が標高2000m近いとはいえ、はたして暑さはどうなのかな?と期待半分です。
この日は天気もいいはずなんですが、大座礼林道の駐車場も車は一台しかいないし、トンネル手前の駐車場も4~5台というところ。天気の割には車が少ないですね。
さて、ちょっと久しぶりの瓶ヶ森林道に入ったら、早くもところどころでガスに覆われていました。この調子だといちばんガスが出やすい瓶ヶ森辺りはどうなんでしょう??
↑いつもシラヒゲソウを見ている辺りで、一応、車を停めて花のチエックをします。
シラヒゲソウは案の定、まだ咲いていませんが、法面のコンクリート壁に苔がついていて、その中にイワタバコが咲いてました。
ここでイワタバコが咲くのは初めて見ました。
瓶ヶ森林道に入る手前の登りでも、この日はノリウツギやリョウブの白い花がこれでもかというほど咲いていました。今年は雨が多かったせいか、木の花も見事ですね。
ガスの中なので、あまりスピードは出せずゆっくりと走っていたら、瓶ヶ森周辺でコオニユリの赤い花が何輪も見えました。
車を停めてゆっくりと歩いて後戻りします。
↑まず目についたのはホソバノヤマハハコ。
ナンゴククガイソウ(これからはクガイソウと書きます)もセリ科の白い花と一緒に咲いてます。
ここまで来るまでにも、クガイソウをあちこちでいっぱい見ました。
前回の権現越ではネットの中で保護されたクガイソウをようやく一輪だけもいたのが嘘のように、あちこちで咲き誇っていたのです。
ヤマアジサイも瓶ヶ森林道沿いに、綺麗に咲いているのを見ていました。
ここにもヤマアジサイが咲いていますね。
シコクフウロも咲き始めています。
蕾がいっぱい・・・
これはサワオトギリかな?
車を停めた目的はこの花でした。
瓶ヶ森林道沿いでコオニユリを見たのは実はこれが初めてでした。
シモツケソウと一緒に派手に咲いてます。
花弁がくるりと跳ね上がり葯の色も濃くて美しいですね。
横に見えている蕾の色も美しいです。
以前は東赤石でよく見たものでしたが・・・
岩棚の上で咲き誇っていて、ここならシカにも食べられないでしょう。
シカと言えば、以前は剣山に行く手前でもコオニユリをよく見たものですが、最近は全く見なくなりました。前回の剣山行きでシカがその場所で草を食べていたのを目撃しましたからやはり犯人はシカですね。
法面の岩場の上の方に黄色く見えるのはマルバマンネングサ?
そして珍しくギボウシの花も咲いています。
後で調べたところスダレギボウシのようです。
後にはオオトウヒレンの株も見えてます。
その後も、シモツケソウのピンクの群生も見たのですが、約束の時間にギリギリなのでそのまま土小屋を目指しました。
↑土小屋駐車場には8時5分前ぐらいに何とか到着しました。
最近、土小屋は満車のことが多いと聞いていたので少し心配してましたが、この日は空きがたくさんあり、すぐに車を入れられました。到着と同時にAさんの車がすぐに後ろにやってきました。
瓶ヶ森林道はガスガスだったので、途中、石鎚の姿は見えませんでしたが、駐車場に着いた頃には石鎚が姿をほぼ現していました。
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