緑の森が素晴らしい東ノ川からの瓶ヶ森、その5、台ヶ森へ寄り道
前回の記事で書き忘れたのですが、森の中を登っている途中、後ろから登ってこられた単独男性の方がいて、訊けば広島から来られたそうです。こんなルートを登るのは地元の人ぐらいだろうと思ったのですが、意外ですね。
かなり登ってきたので、上を見上げると、たぶんあそこ迄登ったら、台ヶ森への分岐なんだろうなというところまでやってきました。
↑案の定、その後すぐに台ヶ森への分岐に出ました。
時刻は10時38分。
去年の7月に上からこの分岐迄は下ってきているので、ここから上はもう勝手知ったる道です。
けれども、去年は台ヶ森までは行かなかったので、今回はどうしても台ヶ森に立ち寄らなくてはね。
道標の下にザックをデポして、台ヶ森に向かいます。
赤テープがありますね。
ここはRさんに先に行ってもらったのですが、この先、道が二手に分かれてたのをRさんは直登道のような道を登って行ったようです。
少し登っただけで、木々の間から瓶ヶ森の笹原が見えてきました。
ミツバツツジのピンクも見えています。
頭上にぶら下がっているのはシロドウダンですね。
急に展望が開けて石鎚が見えました。
石鎚三角点辺りも良く見えています。
ちょっとした岩場に白い花。
イヨノミツバイワガサだ炉ると思っていたのですが、調べてみるとイヨノミツバイワガサは東赤石と寒風山にしか自生しないそうで、石鎚山系のものはイワガサだそうです。どこがどう違うのかは、素人の私にはわかりません。
台ヶ森のいちばん高いところと思われる場所までやってきましたが、山頂標識がどこにもないのですね。
仕方なく見上げると、まるで秋のようなウロコ雲と白骨樹が爽やか~。
梅雨真っ最中の時期なのに、不思議・・・
↑たぶん山頂と思われる辺りで、お互いに記念撮影します。
Rさんも私もお初のピークでした。
岩場では下りにはギボウシを見かけましたが、これもシコクギボウシではないということぐらいしかわかりません。
11時2分、分岐迄戻ってきました。
ここから瓶ヶ森の避難小屋までまだ小一時間は登るので、水分補給もしておきます。
台ヶ森分岐を過ぎると、シャクナゲのまだ綺麗なのがいっぱい出てきました。
登山道沿いに花が咲いていると、やっぱり気分が高揚しますね。
青空に、ドウダンやらナナカマドの葉が美しい・・・
またまたシャクナゲ・・・
その前の週に前赤石でシャクナゲの綺麗なのを見られたので、十分満足していたのですが、今週も見られるなんて、なんて運がいいんでしょう。
足元にはコミヤマカタバミの葉っぱ。
これの花を見るにはやっぱり5月初めでなくてはね。
登っていると、上から下りてくる二人連れの若い女性とすれ違いました。カメラを持っているおで花散策の方ですね。
少しだけ花情報を交換します。
彼女たちも台ヶ森まで下られるそうです。
緑のシックな花・・・ツクバネソウも咲いています。
見覚えのある樹林帯の登りに差し掛かりました。
去年はPさんとここを下ったのですが、膝を傷めているPさんにはここで待っていてもらい、私だけで台ヶ森分岐まで下ったのでした。
樹林の登りを過ぎると、再び、素晴らしい森の中になりました。
苔むした大木が何とも言えず存在感があります。
これは?
葉がミツバみたいなので、ミツバテンナンショウですね。
皿ヶ嶺では4月に見かける花ですが・・・・
ワチガイソウもまだ咲いています。
11時41分、沢のところまでやってきました。
ここでも男女二人の散策の方にお会いしました。
私たちが下から登ってきたことを話すと驚かれましたが・・・
えらく急な尾根が見えていますが、あれって瓶ヶ森の尾根??
黄色いキンバイみたいな花が可愛く咲いていました。
これは5月の瓶ヶ森でも見ていましたが、ツルキジムシロというようです。
ピンボケになってしまいましたが、奥の方に黄fれいな色のミツバツツジが見えました。
道はジグザグと登っていくので、石鎚が見える瞬間もあります。
この後、短い梯子場のところで、単独男性とすれ違いました。
今から東ノ川に下ると仰ってましたが、広島から来られているそうで駐車場にあったトラックがその男性の方の乗ってきた車だそうです。広島からトラックで山登りに来られるとは・・・
てっきり、山仕事の方のトラックだと思ってました。
それにしても、広島の方に良くお会いする日ですね。
↑沢を渡渉する箇所ですが、滑りやすいので細心の注意を払います。
12時丁度に長い梯子が出てきました。
去年はこれを石鎚の信者さんたちが大きなザックを背負って登られているのを見ました。お山開きの時だったからでしょうね。
瓶ヶ森の梯子や橋はどれもがっしりとした丸太で作られていて、安定感がありました。
梯子を登り切って、ちょっと下を見たら、ヤブレガサ?ニシノヤマサイミンガサ?の群生がありました。
ここまで来たら、避難小屋までもうちょっとですね。
コメント