県境歩きも終盤、ラス前は大川山~滝ノ奥峠、その5、最後で道を間違えそうになるも何とかたどり着く
真鈴峠の説明板の近くで、お昼を食べたら、もうここからは滝ノ奥峠は近いらしいです。
看板の傍にはこんな綺麗なフジも咲いていました。
↑今年は県境歩きでフジもたくさん見ました。
いつもならこの季節は岸津地山系などの高山にも行くので、フジは山歩きではあまり見ないのですが、阿讃県境ぐらいだとフジの花も多いですね。
いい香りがしていました。
↑腰を下ろしてお昼を食べたすぐ傍には、たぶんヤブジラミかなと思われる白いセリ科の花。
11時53分、休憩を終えて、いよいよこの日最後の歩きにかかりました。
道標の向こうに見えているのが真鈴峠の説明板で、その手前でお昼休憩したわけです。
最初は車道から稜線へと這い上がるのかな。
少し登ったら、ウンゼンツツジの白い花が・・・・
でもほぼ終盤でRさんが残念そうにしていました。
ウンゼンツツジは私がドライブ散策した4月半ばに今年は見ごろでしたから・・・
それでもこの日はオンツツジが今を盛りと咲いていますから文句は言えません。
徳島側の集落が一瞬、見える場所がありました。
地図で見ると大屋敷という集落のようです。
その後もほとんどアップダウンのない歩きやすい道を歩いていきます。
ちょっと前までは主役だったアセビがもうほとんど咲いてなくて、ここでこんな姿を見ただけでした。
↑徳島側が植林になっていますね。
道沿いにチゴユリが出てきました。
ハナイカダもありました。
ヒトリシズカも一杯です。
Rさんが数年前にご主人さんとこの道を歩かれたときにもヒトリシズカがあったそうで、そこから急登が始まったので覚えているとか・・・・
よく見るとまだ咲いているヒトリシズカもありましたが・・・
県境杭でしょうか。
零号とは、一番最初の杭ということ??
なるほど確かに、ここからロープ場になっていて、ちょっとした急登でした。
でも、県境歩きも終盤となった私たちは、ちょっとやそっとの急登にはもう驚きません。(^^;)
急登を登ると、またまた平坦な道です。
緑の中でオンツツジがひときわ目立ちます。
↑12時33分、三角点「天窪」を通過しました。
これが最後の三角点のようです。
その後も木の股につけられた風流な県境歩きの札
チゴユリなども見ながら・・・
山道に導かれるように、尾根を南側へと下っていきました。
しっかりした道が下っています。
↑12時49分、これは林道と言っても良いような道に出てきました。
滝ノ奥峠ももうすぐのようです。
道をたどっていると、すぐに民家が見えました・・・・・が、Rさんが、「前はこんなところには下ってこなかった」というではないですか。
慌てて、地図を見ると、なんと、県境から外れていました。
あの南側へと曲がったのが間違いだったようです。もちろんすぐに引き返し、今下ってきた道を登り返しました。
↑この日のログで、間違えた場所周辺を拡大してみました。
集落が近くなると、途端に道がいろいろと出てきて紛らわしいということですね。
引き返してみると・・・
右ではなく、左に行かなければばならなかったようで、そちらへ行くと、県境歩きの札がありました。
その後は東へとトラバースするようですが、またまた少し行き過ぎてしまい、少し引き返して今度は斜面を下ります。
↑結局、下ってきたところは、山と畑の境目の場所でした。
13時6分、元はハウスだったような畑に下ってきました。
女の方が作業されているので、あいさつします。
その後は、畑の中の道を下ります。
↑ここが山の際なので、マルバアオダモやオンツツジが綺麗に咲いているのを眺めながら下ります。
ニガナも咲いてますね。
13時13分、シャクナゲが見えたと思ったら、そこは民家の庭先でした。
下ってきた道を挟んで、その民家の母屋とトイレらしい建物が建っています。
思わず、民家の敷地内に下ってきたのかと思い、どうしよう?と思いました。
民家のすぐ傍には幸い、その民家のご夫婦がいらっしゃって「この道は公道ですか?通れますか?」とお尋ねしたところ、「公道ですよ」というお返事が帰ってきたのでほっとしました。
昔はその方の敷地内だったのかもしれませんが、道を通すために土地を供出されたのだろうと思いました。
↑道沿いにミヤコワスレやプリムラの花がたくさん咲いていて、花の好きな私は思わず目が点になってしまいました。
奥さんらしき方に「これは植えっぱなしでこれだけ咲くのですか?」とお尋ねすると、やはり植えっぱなしなんだそうです。
道を挟んで反対側にも別の色のプリムラやキク。
その下は、もう木々が生えている樹林でした。
この日の歩きの最終では見事なお花畑が見られて満足・満足ですね。
この民家は香川になるのだそうで、ご挨拶をして私たちは道を下りました。
道沿いにもやはり県境歩きの道標がつけてあります。
私たちが下ってきた道でどうやら正解だったようです。
下っていくと、カーブミラーにRさんの車が映っていて車をデポした場所もすぐですね。。
時刻は13時24分。
車道沿いにヤマルリソウが一輪。
ここからが県道からのとりつき口です。
車はこの直ぐ近くにデポしてあります。
でも、この後、前回の県境歩きで山に取りついたとりつき口まで歩いて、ちゃんとつなげたかったので、そこまで車道を歩きました。
まだ見てなかった土器川源流碑にも立ち寄ります。
私にとっては馴染み深い土器川はここから流れ出してるんですね。
その後も、朝方、やってきた道を歩きます。
車道から眺める吉野川。
13時33分、前回のとりつき口までやってきました。
これでログがつながった筈です。
再び車まで帰って、車の中でコーヒーを飲みました。
後は車を回収するだけです。
↑大川山山頂に置いた車を回収する途中で見かけたヤマルリソウの群生。
ヤマシャクヤクもちらっと見かけました。
山麓のコンビニまで下ってきてもまだ15時だったので、Rさんとのんびりとコーヒーを飲みました。
雨も大したことなくてほんとに良かったです。
辺りの田んぼではすっかり田植えが終わっていて、田んぼに大川山が映り込んでいました。
さて、県境歩きも残すところあと一回。
大詰めになりました。
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