山好き花好き２

何だか切通みたいなところに出てきたなぁと思ったら、そこは四国のみちなのでした。

下りてきたのはいいけど、対面の山にまた取りつくわけです。どこから取りつくのかなぁ？と思っていたら、わかりました。

↑こんな急斜面を這い上がります。

なぜかというと・・・・

↑ここに「縦走路」を示す札がかかっていたのです。

まぁ、ちょっと移動したら、何でもなく取り付ける場所があったんですけどねぇ。

尾根に取りつくと、なんだかえらくえぐれてました。

一段高くなってる木の傍を歩きます。

やがて、コシダが繁っている場所も通過しますが,人が一人歩けるスペースがあるので、問題はありません。

↑県境縦走路を示す札もちゃんと吊ってありました。

１３時５２分、３１１m小ピークを通過しました。

ここからは下りになりますが、これが結構な下りでした。

等高線が混みまくりの１００mの下りなんです。

何とか下り終えて、車道らしきところに下り立ちました。

時刻は１４時９分。

ここが大坂峠でした。

アセビ公園から休憩してなかったので、ここいらで一服したいところですが、Rさんがこの下に大坂峠園地という眺めの良い場所があるというので、そこで休憩しようということになりました。

ほんとは、車道の上の尾根が県境なのですが、ずるして車道をほんの少し歩きました。

道端に咲いてたヒメハギ。

１４時１５分頃、大阪峠園地の駐車場に到着です。

階段を登って園地に行きます。

道沿いにスミレの花。

１４時１７分、園地に着きました。

素晴らしい展望で、驚きました。

いいところですね。

東には淡路島も良く見え、風車まで見えていました。

眼下にはこれから下っていく、稜線が見えます。

どこに下っていくのだろう？とこの時はわかってなかったのですが、結局、コンクリート壁になっている小高い場所が県境なのでした。

西方面を眺めると、白鳥アルプスも一望です。

東屋があったので、陰に入ってコーヒーを飲み休憩しました。

１４時３５分、さて、最後の下りにかかります。

園地から下り始めると、ガマズミの花が真っ白に咲いています。

おかしいな、登りの時には気づかなかったけど？

ガマズミの花って、上向きに咲くので、登りの時には見えなかったんですね。

ヤマボウシなんかも同じように上向きに咲きますね。

↑ガマズミの花と鳴門方面が見えます。

ここからの下りはRさんの話では、どうやらガードレールを乗り越えて下るのだとか・・・・

ガードレールの傍に立って、下を覗き込むと、なるほど踏み跡が見えています。

ただ、私は足が短くてガードレールをまたぐのは大変なので、下をくぐってすり抜けました。

↑Rさんは、ガードレールをまたいで超えています。

こんなところを他人に見られると恥ずかしいし、不審者に見えかねないので、周囲に人がいなくて助かりました。一人ではこんなこと絶対できないよね、とRさんと話したことでした。

踏み跡を少し下ってからガードレールを振り返ったところです。

ただ、この辺りは車で来れるので、不届き物がゴミをたくさん捨ててあったのが残念でした。

ここから、またまた急降下です。

立ち木に県境歩きを示す札が吊るしてあるので、ルートはばっちりです。

下るにつれて、周囲にコバノミツバツツジが咲いているのが見えてきました。

このツツジは海岸や島に多いみたいで、本島の小阪山に登った時もたくさん見かけました。

Rさんも苦戦しながら下ってきます。

辺りはすっかりウバメガシの尾根に変わってきました。

荘内半島を歩いた時もこんなウバメガシ(バベ）の尾根を歩きましたっけ。

海がすぐ下に見えてきました。

↑マルバアオダモの花が咲いています。

この辺になると、香川の里山に多い真砂土になってきて、足元が滑りやすいので、気を付けて歩きます。

↑ちらほら咲いているモチツツジ。

標高が下がってきたので、いろいろなものが咲いてますね。

コシダやオニシダもところどころに出てきます。

すぐ下に国道１１号が見えてきました。

この後も、国道へと下りる場所にちょっと苦労しましたが、二人別々なルートでそれぞれ国道へと下り立ちました。

１５時９分、国道11号に下り立ちました。

すぐ後ろに引田トンネルが見えていて、デポした私の車も見えています。

県境はここから東にあるはずなのでまずは東へと歩いていきました。

国道の路肩が広くなっていて、ここに車をデポすればよかったのですが、後の祭りです。

県境はこの辺りなのですが、フェンスが張ってあったり、斜面がコンクリ＾とで覆われているので取りつくことができません。

仕方なく、西へと引き返します。

丁度私の車をデポしたところが、コンクリート壁が途切れていて取りつくことができましたので、ここから取りつきました。時刻は15時14分。

後はトラバースしたり、登ったりしながら、適当に高みを目指して歩きました。

15時18分、三角点に着きました。

ここがその名も「県境」という点名です。

この先も踏み跡があったので、進んでみました。

満開のミツバツツジです。

マルバアオダモも、こんな海岸近くで咲くんですね。

15時23分、もうここから先はロープでもない限り下ることはできないという突端迄やってきました。

阿讃県境の東端ですね。

Rさんに、証拠写真を撮ってもらいました。

西を見ると、これまでに二度歩いた白鳥アルプスのがたがたの稜線が見えていました。

白鳥アルプスがあんなに西側に見えるのだから、今立っている場所はかなり東なんだと実感できました。

今日の歩きはここまでです。

後は、眼下の海面を眺めながら引き返しました。

↑15時32分、引き返したところが、ちょうど車をデポした地点です。

ということで、本日の歩き終了です。

まだまだお日様の高い時間に下山することができました。

朝は冷え込んだけど、昼間は陽射しがきつくて暑かったので、車回収の途中でコンビニでアイスでも食べましょうということになり・・・・

今季初めて、下山後のアイスと相成りました。

さて、県境歩きも残すところあと二回となりました。

週末の天気が悪かったり、二人の都合がつかなかったりで、なかなか完歩となりませんが、連休中には終わらせたいものです。