阿讃県境歩きで相栗峠~竜王山~三頭越を歩く、その3、とんでもない眺めに驚いた
鷹山公園で東京から来られた単独男性を見送ってから、私たちもこの日のメインのピークである竜王山を目指すことにしました。時刻は9時30分です。
↑道標にはここから竜王山まで2300mとなっていますね。
その横には略図の地図がありました。
でも、この地図はわかりにくい地図だと思いました。
竜王山にはキャンプ場から登ったことは4~5回あって、たいていは琴南から車で登ってきて山下りのような感じで来ることが多いです。
鷹山公園からのコースは話には聞いていたけど、これが初めてです。
最初はなだらかな登りから始まりました。
あれ?、歩き始めてほんの2~3分なのに竜王山までの距離が1050mと一気に短くなっています、おかしいな?
Rさんが、先ほどのは阿波竜王で、こちらの道標には讃岐竜王までの距離を書いてあるのでは?と話すのを聞いて納得。
でもそれならそれで、そういう記載の仕方をしないと、見た人は混乱しますよね。
道は良く整備されていて、たまに倒木があるぐらいで、歩きやすい道です。
周囲は植林帯です。
そのうち、上の方が嫌に透け透けになってきました。
あの向こうは一体どうなってるの??
登り坂にベンチまでありますが・・・・
正面を眺めてびっくり。
広大な伐採地が広がっています。
高松港やサンポート高松、女木島などが手に取るように見えています。
間にあった植林帯がなくなってしまい、展望が良くなり過ぎました。
東の方に視線をずらすと、小豆島も見えています。
今から登る方角は縦走路から北側は伐採地、南側の徳島側は自然林がそのまま残っているようです。
何ということでしょう・・・・
ここ数年、竜王山に来るたびに大規模な伐採が進んでいるのは見ていましたが、山頂から東側には来たことがなかったので、ここまで景色が変わったとは思いませんでした。
登りながら、徳島側には今まで通りのミツバツツジの花芽が見えています。
これは香川側の伐採された地に残ったツルシキミですが、日陰を好むこの植物は果たして生き延びられるでしょうか?
山頂までほんの少しというところまで登ってきたら、ようやく樹林が残っていてほっとしました。
山頂も丸坊主になっているのではと危惧してしまいましたよ。
↑10時11分、讃岐竜王に到着です。
ここは今まで何度も来ているところです。
植物もかつてはいろいろ咲いていた場所ですが、今では見られなくなったものも多いです。
山頂は通過してあの嫌な長い階段を下ろうとしていたら・・・・
↑下から単独の女性が登ってこられました。
この階段も登りは滑りやすくて危ないので、私たちは横の樹林の中を木につかまりながら下っていました。
県境歩きされているのかとお尋ねしたところ、笠形山経由で来られて、讃岐竜王目指して歩かれたとのこと。
スタートは琴南公民館からだそうです。
え?あんな遠いところから??
いろいろとお話を伺いたかったのですが、速いペースで歩かれているので邪魔をしてはいけないので、そこまでにします。
私たち二人はいつものペースでゆっくりと歩きます。
↑讃岐竜王から阿波竜王までの木にはヤドリギも見られましたが、果実はもう見えなかったようです。
野鳥に食べられてしまったんでしょうね。
↑私がイヌブナだと思っている木です。
この辺りにはアサマリンドウとかテイショウソウなどの秋の花をよく見に来ます。
↑10時30分丁度、分岐に差し掛かりました。
いつも気になっている分岐です。
ところがこの分岐に、今年は「笠形山」と書かれた道標も立てられていました。
去年は見なかったと思いますので、新しく最近立てられたようです。
先ほどの女性は笠形山からこの分岐経由で竜王山に来られたんですね。
Rさんと、私たちも一度この分岐から向こうを歩いてみようと話したことでした。
その後は勝手知ったるいつもの道です。
↑結局、10時38分に阿波竜王に到着しました。
コメント