本島で未踏だった小阪山に登る、その2、移動販売車に出合い助かった
イヌノフグリはざっと見ただけでは見つかりませんでしたが、下山後に時間の余裕があったら、また探してみようと思いながら、なおも小坂集落を目指します。
道端に猫ちゃんが数匹、固まっていました。
島はどこも猫がたくさんいますが、本島も例外ではないです。
いちばん多かったのは佐柳島で、この時は山に登る私たちに着いてきて困りました。
猫たちはちゃんとカリカリをもらっている様子で、お腹は空かせてなさそうです。
この辺は砂浜で振り返ると瀬戸大橋が見えてます。
以前はこの辺は海水浴場だったかも…
本島というと我々丸亀の人間にとっては海水浴で訪れる島というイメージが大きく、実際、子供たちが小学生の頃は本島に行くと帰りは海水浴帰りの家族連れがたくさん船に乗ってました。
今では子供も減ってその減った子供たちもプールに行くようで、本島に泳ぎに行く家族は少なくなったんでしょうね。
小阪集落に近づくと、たこつぼなんかが目立ってきました。
漁港かな?
一つ山側に入った場所に道が通っていましたが、合流するようです。この道は電柱関係のためにつけたのかもしれません。
コンクリート壁に祠。
島の人は信心深く、いたるところに祠が祀られています。
切りがないのでアップはしませんが、たくさん撮影しました。
小阪集落が見えてきました。
この日は春のように暖かい日で、おまけに島は本土以上に暖かいので、平坦な道を歩いているだけで汗ばんできました。平坦な道でも汗をかくのに、この日は山登りのつもりでは来てないので、冷たいお茶などを持っていません。
港で買うつもりが買いそびれてしまい、大失敗・・・
せめて小阪集落に自販機でもないかなぁ??
山登りで喉が渇いても、暑いお茶ではねぇ。
民家の白梅。
今でこそ、どこででも咲いてますが、2月9日時点ではまだあまり見かけなかった梅です。
集落の中を歩いていると、何やら人だかりが・・・
あれ?
食料品が並べられてるではないですか。
これはもしかして、移動販売車??
近寄ると、パンだの牛乳だのイチゴまで。
美味しそうなバラ寿司もありました。
勿論、買うことにしました。
そして、持参してなかったお茶を買おうとしたら、「お茶はないけど、CCレモンかカルピスウオーターならあるよ」とのこと。
島のお年寄りの方たちは優しくて、数人並んでらっしゃるのに、「あんたが先に買ったらいいから」と言ってもらいましたが、さすがに遠慮しました。
ここでバラ寿司とカルピスを買うことができ、「地獄で仏」とはこのこと??
元気が出ましたよ。
飲み物をgetしたので、意気揚々と歩いていきます。
すると、正面に美人の猫さん。
ポーズを取ってくれます。
その後も民家の車の前で寝そべってる猫さん
前の方に小阪山の鉄塔が見えてきました。
これはオウバイですね。
さすがに島は開花が早い。
墓地の横を通過すると、道は次第に登りになってきます。
マメ科の樹木みたいなこの木は何?
これはシナアブラギリの果実ですが、瀬戸大橋をバックになんだかシュールな眺めですね。
12時15分、なんだか踏み跡らしきのが見えてきました。
これが取りつきかな?船の中で検索した記録で登っていた場所?
↑実際に私が取りついた場所です。
yamapの記録から
こちらは全体のログです。
どうやら、検索した記録で登っていたのは115m地点を通る尾根だったようです。
50mほど先まで行って見て、踏み跡を探しましたが見当たらなかったので、引き返し先ほどの踏み跡から登ることにしました。
↑法面で咲いていたカタバミ。
開花が早いですね。
結局、先ほどの踏み跡迄引き返して、ここから登ることにしました。
時刻は12時21分。
最初は急斜面ですが、ヤブもそれほどひどくないので、木につかまりながら登っていきます。
30mも登ると、海面が見えてきて大麻山などが見えてきました。
車道自体が標高20mほどにあるので、実際の標高は50mほどでしょうか。
上を見上げると背の低いマツやネジキなどが生えています。
これはミツバツツジかな。
本島は30年ほど前に山火事で10日間ほど燃えたことがあって、うちの近所の消防団員の方も消火に通ったものでした。
そのせいで、10年ほど前に本島の山に登った時も、まだ木々が生えそろってなかったと思います。
マツは植林したものかもしれないけど、ツツジは自生でしょうね。
ツツジの花の時に来ればよかったと思ったけど、あとの祭りですね。
やがて大きな岩がごろごろしだしました。
展望が得られそうな岩の上に登って見ました。
西方面に荘内半島と高見島が見えます。
このちょっと前に荘内半島を歩いて完歩したので、念入りに撮影してみました。
手前の島は志々島や粟島です。
丸亀方面には飯野山が見えていて、その手前にある島は、この時は確信がなかったけど牛島ですね。
牛島にはまだ足を踏み入れたことがありません。
その後も、やぶの薄そうなところを探して登っていきます。
ダウンはかぎ裂きしたらいけないのでザックに入れていてウエアは2枚ですが、汗がだらだら流れます。
すると横の方で碍子みたいなものが転がってました。
次いで、電柱も倒れています。
不用になった電柱を倒したようです。
12時48分、鉄塔がはっきりと見えてきました。
もう鉄塔と標高差はあまりないようですね。
こちらに行くとヤブが濃いようなので避けます。
進路をやや西に取ったら、ヤブが薄くて登りやすそうです。
もう尾根まではあとちょっとですね。
尾根に出たら何とかなるような気がしました。
ここまで登ったら、瀬戸大橋も上から眺められました。
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