霧氷を求めて年末の寒風山へ、その3、いよいよ霧氷が出てきたけど青空が欲しい
桑瀬峠は風の通り道ですが、この日は風があまり吹いてなくて助かりました。
私たちのことですから、早速、軽くおやつを食べます。
そうこうするうちに3名の男性の方が登ってこられました。
後でお聞きしたのですが、愛媛の方が徳島の2名の男性を案内されていたようです。最近はyamapなどがあるので実際には知らない方でもyamapで知り合って一緒に登るというケースがよくあるようです。一昔前ならオフ会というんでしょうね。今やネットはごく当たり前のことになり,オンだのオフだの関係なくなりました。
↑後から来られた男性3人組の方たちの方がわたしたちより早く出発されました。
↑画像をトリミングしたら男性のお姿が写っていました。
私たちも10時52分に桑瀬を出発しました。
最初の方はまだ霧氷ではなくてただの着雪ですね。
相変わらず晴れている冠山ですが、山頂周辺に少し雲がかかってきました。
振り返ると、伊予富士方面は相変わらずどんよりとしています。
少しずつ霧氷が現れてきました。
ブナの霧氷も現れてきて、やっぱり霧氷はブナに着いたのがいちばん綺麗ですね。
この辺りで、桑瀬から先行されていた男子3人組の方たちが立ち止まってらっしゃいましたので、先に行かせてもらいました。
どうやらアイゼンを装着されていたらしいです。
アイゼンなしでは最初の急登が登りにくかったのではないかと思うのですが・・・・
伊予富士の姿はまったく見えてくれません。
あの雲に隠れてますね。
これが青空だったらどんなに美しいかとため息つきます。
北側の空がほんの少し青くなったと言っては喜ぶのですが・・・・
それは長続きしません。
初夏には白いモリイバラが咲く辺りには今は赤い果実があって、赤い果実に霧氷がつくのも綺麗ですね。
冠山方面だけ青空なので、霧氷が青空バックで撮影できますが、こちら側は冷たい風が吹かないからか霧氷があまり着いていません。
一方、寒風山方面はバリバリの霧氷です。
まるで水墨画?と思うような眺めです。
これはもうエビの尻尾と言って良いでしょう。
ダケカンバなどが繁っている霧氷のトンネルは雰囲気抜群です。
これはたぶんノリウツギの霧氷ですね。
あれまぁ、寒風山にもミニ雪庇みたいなのができてました。
ここは夏も冷たい風が吹きあがってくる場所です。
その冷たい風のおかげで、見るだけで寒そうな光景です。
どれだけ冷たい風が吹きあがってくるのか、この霧氷を見れば一目瞭然ですよね。
オオヤマレンゲの咲く岩場ではつららが垂れ下がっています。
自宅を出るときは7℃もあったので今日は暖かいと思ったのですが、やっぱり山は別世界ですね。
11時26分、最初の岩場迄やってきました。
アイゼンを履いていると、梯子にアイゼンの爪が引っかかりそうで、登りにくいものですね。
石鎚にはこういう梯子場がないので、変なことに今更ながら気づきます。
夏場は、ずいぶん多くのロープがあるもんだと思いながら登ってましたが、冬場はまことにありがたかったです。
こちらの寒々とした光景とは裏腹に、寒森山は平和そうです。
チチ山への稜線も少し見えてきたかなぁ?
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