霧氷を求めて年末の寒風山へ、その4、梯子場は慎重に
寒風山は冬以外の季節はほぼ花散策で行くことが多く、岩場の花を見ずに登ったらすぐに登れる山ですが、この日は勿論花があるわけもなく、霧氷の花を撮影しながらの登りです。
花撮影をするわけではないので、どこかで休憩を取ってもいいけどと思いながら、結局、そのまま歩きます。
↑何かのツツジの木に雪がついていて、花芽にもうっすらと霧氷がついて、綺麗です。
↑11時43分、最後の梯子場にやってきました。
岩場に生えているヤマグルマの葉っぱは常緑ですが、緑の葉っぱに霧氷がついて寒さで葉っぱが丸まっていて哀れげでした。
この時だけバックが少し青空です。
夏場はなんということのない梯子場ですが、今回は雪がかなり積もっていて帰りに私のストックを刺してみたら、場所によってはストックがほぼすっぽり埋まるぐらいの雪でした。
谷に滑落したら命はないので、滑らないように慎重に下ります。
振り返ったら、Rさんは梯子を使わずに下っているようです。
滑ると危ないので、ロープをしっかり掴んでねと言います。
夏に通るときはこれほどのあロープが要るんだろうか?といつも不思議だったのですが、そのわけが初めて分かりました。
石鎚も怖いところがあるのですが、石鎚はロープなどが一切ないので、雪が多い時はほんとに怖いです。
トラバースするときも上から垂れているロープと、横に張ってくれているロープと2種類のロープでしっかり確保できます。
慎重に歩いてくるRさん
最後の岩場はつららが垂れ下がっていて、ここも寒そうなところでした。
びっしりと着いた霧氷に今にも折れそうなほどしなっている枝。
霧氷の隙間から、ちらっと見えるのは伊予富士方面かな?
最後の樹林帯も霧氷が綺麗でした。
青空があったらね・・・・
ついついないものねだりをしてしまいます。
この辺りはそれでも薄日が差して、木々が雪に影を落としていい雰囲気でした。
Rさんが撮影してくれた私の後ろ姿です。
ブナ林の霧氷は一番素敵だと思います。
↑一瞬の青空・・・
でも、すぐに青空は消えます。
冠山の上の辺りもだんだん雲が多くなってきたようです。
樹林を抜けて笹原に出たので、冠山が一気に見えてきました。
冠山の後ろには平家平も見えてきました。
笹原の途中に1mにも満たない小さな梯子場があるのですが、すっぽりと埋もれていました。
↑伊予富士方面は相変わらず雲の中です。
山頂から下ってこられたご夫婦とすれ違う時、またまた青空が少しだけ見えました。
「山頂にはだれかいらっしゃいますか?」とお尋ねしたら、今はだれもいないそうです。
貸し切りですね。
数年前に冬の寒風山に来た時はこの辺りの霧氷がまるで「白いサンゴ礁」と思いましたが、やっぱり今もサンゴ礁だと感じました。
西峰のバックもグレイの空です。
山頂直下まで来て、面白い霧氷のつき方だなと思い撮影したとたん、バッテリーがなくなりました。
12時28分、寒風山山頂に到着です。
一眼はバッテリーが切れたので、仕方なくスマホで撮影です。
勿論、予備のバッテリーは持参してますけどね。
風は思ったほど強くないですが、とりあえず風を避けるために山頂直下の祠のところまで行きました。
皆さんここで休憩されるので、祠の前は座りやすいよう雪がならしてありました、有難いですね。
もうお昼を過ぎているので、もちろん、すぐにお昼ご飯です。
熱々のカップヌードルを食べていると、一瞬、北側の空が青くなりました。
ところがバッテリーを入れ替えてなかったので、撮りそびれてしまいました・・・・
なんということ、早くバッテリー交換しておくべきでした。
仕方なく、コーヒーも淹れておやつを食べながら青空待ちします。
私たちが着いた後に、途中で追い越した愛媛と徳島の男性3人組の方が来られ、その後も男女の方たち1組、単独男性1人などが来られました。
↑男女のペアの方に山頂での写真を撮っていただきました。
冬以外は良く来るけど、意外と冬場の寒風山は私はあまり来てなくてこれが2度目です。
13時12分、下山開始しました。
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