山好き花好き２

山頂から尾根道を下っても良かったのですが、成り行きで最初は車道を下りました。

すると、下り始めたばかりの時に、道沿いの木の枝でヤマガラが鳴いていました。

野鳥はふつう人間が通りかかると、すぐに逃げることが多いですが、ヤマガラは人懐っこいので逃げもせずに、こちらを見ています。1か月前に金毘羅さんの裏参道でヤマガラに出合った時のことを思い出しました。その時も餌が欲しくて傍に寄ってきたようでした。

山頂付近で餌付けされていた野鳥がやっぱり人に餌をもらいたくて待っているようです。

お菓子を食べた残りがあったので、ザックを下ろして手の上に乗せて待っていると、案の定、餌を取りにやってきます。

その中にあまり見慣れない野鳥がいて、種類がその時はわかりませんでした。

↑シジュウカラに似ていますが、おなかに茶色い色が見えています。

調べてみるとゴジュウカラのようです。

名前は聞いたことがありましたが、撮影したのは初めてでした。

目のところに黒いラインがあって、ちょっと見精悍そうな雰囲気です。

パンの食べ方もなかなか激しい食べっぷりです。

爪が鋭そうですね。

もう一種類の野鳥もいて、こちらはヒガラでした。

これは可愛い小鳥でした。

山ではちょくちょく見ていると思います。

ヤマガラ君はお馴染みの姿で、今年の秋はあちこちでよく見ましたし、手にも乗ってくれました。

↑ひょうきんな姿で道を歩きます。

↑Rさん撮影の私の手にとまるヤマガラ君

私のこの時のレンズは近くからは撮れないレンズで、だめでした。

野鳥たちにしばらく遊んでもらって和んだ後は、いよいよ下山です。

まだ初々しい果実のタカネハンショウヅル。

ヤクシソウが一輪咲き残ってます。

ヒヨドリジョウゴの赤い果実・・・

結構、撮影するものがあるものですね。

カーブのところからいよいよ山道の階段を下っていきます。

登山道の方も最近の大雨でか、荒れたところも見られました。

↑ダンコウバイの黄葉

丁石が出てきました。

ここは十一丁です。

大川山の登山道は途中何度も車道を横切ります。

紅葉と黄葉が美しかった場所

少し下ったので、道沿いにヒヨドリバナが咲いていました。

アキノキリンソウもまだ綺麗です。

向こう側の斜面が綺麗に紅葉していて、天気が良ければさぞやと思いました。

次回は向こう側の稜線の上を歩くんでしょうか。

長い間咲いているシロヨメナ

何度目かの車道出合いです。

階段があったので、まだ登山道が続くようです。

丁度西日が出てきて、見事な紅葉が枝の向こうに見えてきました。

この日は尻上がりに天気が良くなったようです。

15時丁度に、隋神門の祠迄下ってきました。

随神門を通るなんて、いったい何ねんぶりでしょう？

10年ぶり？それとも15年ぶり？

私にとっては大川山は花散策に車で訪問する山でしたから・・・

今30歳を超えた末っ子が小学生の時には雪道を歩いて隋神門から登ったものでしたが・・・

すっかり青空になりました。

その後も、登山道らしきのが見えたので、下って見ました。

ここはRさんも初めて歩くそうですが・・・

三十丁の丁石があったので、やっぱり登山道ですね。

ここで最後に車道に下ってきました。

あとは438号までもう少しです。

植栽のモミジかな？

ガードレールの向こうにチャの花が咲いていました。

今頃の季節の花ですね。

車道を逸れて坂道を下って来ると、鳥居をくぐります。

国道438号沿いに「大川山」と書かれた石碑がありました。

ここが本来の登山口ということでしょうね。

大正15年と書かれています。

国道を渡ろうとしたら、向かいの民家にずらりと皇帝ダリヤが咲き、見事でした。

皇帝ダリヤは我が家も植えていますが、丈夫で、増えます。

その後も、あぜ道みたいな道を通っていたら・・・

綺麗に咲いたコスミレを発見。

登山道を下ったご褒美でした。

タンポポも咲いてましたが、確認していません。

セイヨウタンポポのような感じですね。

15時35分、公民館の駐車場まで戻ってきました。

歩いて下山するというので、もっとかかるかと思いましたが、まずまずでした。

あとは東山峠まで車の回収に行きますが、朝に走っているので明るいうちに回収できそうなのがわかっていて安心です。

車回収した東山峠でこの日最後の画像を撮っていました。

時刻は16時30分でした。

山の中のくねくね道を走るときはまだ明るかったので走りやすかったです。

雲辺寺に続き、思いのほかいろいろな植物や野鳥などにも会え、地味な県境歩きのように思われがちですが、私のような趣味のある人間には楽しみも多いです。

これで半分ぐらいは歩けたかなぁ？