県境歩き第三弾で川俣ダム~天狗岳~天井山~鵜峠を歩く、その3、大山への笑っちゃうほどの急登
一本松越えでは15分ほど休憩したのち、9時54分に再び歩き始めました。
少しの時間でも左足に履いた右足用の靴を脱いでいたので、足が軽くなり歩きやすくなりました。
良かった・・・何とか歩けそうです。
嬉しいことに一本松越からの縦走路はほとんどアップダウンがなく、ほぼ平坦な道です。
休憩中に地図を見ていても、緩やかな道を歩くようだなとは思っていましたが・・・
平坦な道だと右足用の靴を履いた左足も、それほど違和感がなく歩けるので、いつも以上に平坦な道は有難かったです。
空は青空で、気持ちがいい・・・
一本松越までは緩やかでも登りだったので、汗をかきましたが、この辺りはそれほど汗もかきません。
10時14分、昔の道標が出てきて、どうやら大山寺への道標のようです。
大山寺と言えば、徳島ではかなり有名なお寺のようですね。力餅大会とかが行われるようで、香川のTVでもニュースで見たことがあります。
道は徳島側からも細い道がついているようで、香川でいえば金毘羅さんみたいなもの?
そのすぐあと、10時18分に三角点がありました。
Rさんの話ではこの日歩くコースには5つの三角点があるそうです。
点名は「畑」となっています。
この辺りの三角点にはこの標識が着けられており助かりました。
標高もいつの間にか500mを越えましたが、目指す大山は700m近くあるので、まだ200mは登らないといけません。
道はまだまだ平坦な道が続きます。
標高を上げたので、雪が少し増えましたね。
見上げると、すでに落葉したコナラが見え、こういうのを見ると冬の山だなぁと思います。
道沿いにはモチツツジが出てきました。
東讃には多いツツジです。
香川ではそうやら綾川辺りを境として、西側にはモチツツジは分布せず、東側にはモチツツジが見られます。
私の住んでいる中讃辺りでは見られないツツジなのです。
年によると狂い咲している木もありますが、この日の山行では狂い咲している花が見られず残念でした。
縦走路沿いには木が繁っているので、展望がほとんどないのですが、木の幹の間から徳島側に何やら畑のようなものが見えてきました。ビニールハウス?それとも棚田?
大山寺という大きなお寺があって、車道もついているようなので、それを利用して畑があるのかもしれません。香川側にはただただ山の斜面しか見えませんでしたが・・・
向こうの方に大山山頂にある鉄塔が見えてきました。
その手前に大山越という峠があるはずですが、とりあえず大山まで距離は縮まってきたようです。
今季初めて見るアセビの赤い花芽です。
ちょっと前の寒波のおかげで、山にはもう花はおろか木の実もあまり見られなくなって、色のついたものは被写体として貴重ですね。
10時53分、目の前に車道が見えてきました。
これが大山越えの車道ですね。Rさんから大山越えには車道があると聞いていました。
峠に車道があるというと、1年前に歩いた六地蔵越を思い出しますが、あそこほど急坂ではなく、すぐに車道へと下りられました。
10時54分、車道に下り立ちましたが、ここから南側へは通行止めになっていました。
どうやら大山に立っている電波塔の管理用に作られた車道のようです。
Rさんは以前にも大山には登られているそうですが、最後はこの車道を歩いて山頂に行ったそうですが・・・
車道を渡った反対側に、かまぼこ板の道標が吊るしてありました。
縦走路は道の反対側から続いているようです。
直ぐに「縦走路はこの奥」という道標がありました。
道標があるので、道は間違い様がないですね。
登り始めたら足元にヤブコウジの赤い実。
赤い実がこの日は珍しくて思わず撮影します。
少し登ったら、すぐに植林帯になっていましたが、真っすぐに伸びた道を見てびっくりしてしまいました。
というのも、上の方がものすごい急坂になっているのです。
画像ではわかりにくいですが、今撮影しているところから50mほど向こうから傾斜が45度以上の急坂です。
ジグザグが切ってないかと辺りを見回しましたが、ジグザグはなく、この急登を登るようです。
道沿いにロープではなく、黒いケーブルを張ってあるのがロープ代わりのようです。
頼りないのであまり掴みたくないのですが、そうでなくとも靴を間違えて履いているので、いつもより登りが踏ん張れないのと、滑りそうなので、掴まざるを得ませんでした。
↑Rさんもケーブルを掴んで登ってきています。
15分ほど登ったところで、傾斜が少しマシになったのでやれやれと一息つきました。
結局、ここまで登ってくるのに斜面を100m以上も直登してきたわけです。
見あげると青空も見えているので、山頂もすぐかな?とその時は思ったのですが・・・
11時13分、目の前に石積みが見えてきました。
鳥居でもあるのかな?と思いましたが・・・・
石積みの上まで来てみると、その石積みは北側から伸びてきている道の土台になっていたようです。
この道は先ほどの車道から登ってくる道なのかなぁ?
石積みを越えると、道は緩やかになり、コウヤボウキのピンクの綿毛が見えました。
これも冬場の被写体としては良く写しているものです。
その後はほぼ平坦な道となって、楽になりました。
でも、山頂らしきところになかなか出ません。
香川の山によくあるタイプで、上の方が平坦な山のようです。
登るにつれ、雪がだんだん深くなってきて、ここでは5センチぐらいありました。
その後は急坂もなく、緩やかな登りや平坦な道をかなり歩いて、11時51分にようやく鉄塔のある場所に出てきました。
地図で見ても、大山越から大山まではちょっとした距離があるんですね。
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