12月3日の高知花散策で、タイキンギク、ツワブキ等

ノジギク、アゼトウナとともに、見られるのを楽しみにしていたのがタイキンギクの花です。

タイキンギクは11月にすでに室戸岬で見てはいましたが、安和海岸方面でもいつも道沿いに見ているのです。

Pc036576

タイキンギクはたいてい道路法面で、いろいろなものに絡まってまるでツル植物のようです。

検索によればたいていのサイトはツル性と書いてあるようですから、やはり私が見た印象も間違ってないようです。

これも晩秋から咲き始める花で別名ユキミギク、つまり雪が降るような季節にも咲く花ということのようです。

たぶん、今でも高知に行けば咲いていると思います。

Pc036575

ノジギクの様に広範囲で咲いているわけではなく、久礼から安和海岸に至る道路沿いの何か所かで見られます。

Pc036574


↑周囲にはイタドリやその他さまざまな植物が生い茂っており、そのさまざまな植物に寄り掛かるような感じでタイキンギクが咲いていました。

高知の海岸沿いに行けば、まあまあ見られるので、それほど珍しい花という感じがしないですが、分布は高知と紀伊半島だけに限られているそうです。

Pc036580

↑海岸線を走る車道の様子です。

Pc036582

サネカズラの赤い果実も武骨な鉄骨の横に顔を出していました。

この赤い果実、12月ごろはまだ周囲の液果が残っていますが、次第に落ちたり野鳥に食べられて、真ん中の花托だけが残ります。

Pc036551

ツワブキも群生と言ってよいほど咲いていました。

ツワブキは我が家の庭に昔から咲いているので、花自体は珍しくないですが、20年以上も前に海岸を車で走っていたときに初めてツワブキを見かけてびっくりしたことがありました。

その後、花散策を始めてからはあちこちで見かけるようになりました。

基本は海岸とか海岸近くで咲く花ですが、少しぐらい内陸に入った山でも見かけます。

Pc036572

テリハノイバラも咲いていました。

蕾もまだついていて、ノイバラと言えば初夏に咲くものというイメージから外れそうです。

Pc036544

↑最後に、久礼の海岸に建っていたモダンな津波避難タワーです。

高知の道を走っていると、あちこちで避難タワーを見かけますが、2011年の東日本大震災以来、急に見かけるようになりました。

津波はいつ発生するかわかりませんが、こういった施設を利用して一人でも多くの命が助かりますように。

2012年のクリスマス前に石巻の大川小学校跡地を訪問した私としては、逃げ場のなかった子供たちのことを考えると自分の孫と重ね合わせてしまうのです。

コメント

こんにちは。まだまだ色々な花が楽しめるのですね。当地ではツワブキもすっかり果実です。

多摩NTの住人様、こんばんは。

高知訪問は12月初めのことですが、かなり前に、お正月が開けてから久礼の海岸に行ったことがあります。
ノジギクもまだ咲いていて、びっくりしました。
ツワブキは我が家の庭でも11月初めから咲き始め、場所によってはまだ綺麗に咲いている株もありますよ。
考えたら、2か月近く咲いているわけですから、すごいことですね。
咲いた後は花茎を切っておきます。ある年、切らずに放置していたら、種が飛んで庭中にツワブキが
沢山増えて困ったことがありました。

コメントを投稿

12月3日の花散策で、ハマナデシコとアゼトウナ

県境歩き第三弾で川俣ダム~大山~天狗岳~天井山~鵜峠を歩く、その1、なんと大失敗