11月中旬の散策で‥‥シマカンギクとリュウノウギクのっ交雑種のキク

ムラサキセンブリを見に行くとたいてい、同じころに同じ山でシマカンギク、リュウノウギク、そしてその両者の交雑種のキクが見られます。

これもここ3年間は見ていませんでしたので、4年ぶりに見られたことになります。

シマカンギクの方は香川西部の野山に咲くので、毎年、見られますが,リュウノウギクの方は不思議と香川でも県中部(中讃という)でしか見ません。東讃には秋にはあまり行ってないのでよくわかりませんが・・・これって、モチツツジの分布と微妙に重なってるのかなとも思います。

綾川辺りに境界があるのかもしれません。

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↑4年ぶりに眺めることができたシマカンギクとリュウノウギクの自然交雑した花です。

花も両者の中間的な色で、白と黄色を足して二で割ったような淡い黄色をしています。

今年はちょっと離れた場所でも咲いてましたが、そこでは初めて見ました。この3年間に両方が交雑して、今までとは違う場所で花を咲かせたんでしょうね。

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この株は葉を観察することができますが、葉はシマカンギクの葉に近いようです。

葉を揉んで香りを確かめれば良かったと後で思いました。

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直ぐ近くで咲いていたシマカンギクの花

↑の交雑種のキクとよく似た花をしていますね。

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不思議と、この山ではシマカンギクは標高を上げて標高300mぐらいにならないと出てきません。

そこから下はリュウノウギクだけが見られるのです。

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交雑種が咲いている標高300m辺りで咲いているリュウノウギクです。

交雑種の周囲には両方のキクが咲くのです。

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もっと下の標高200m辺りで咲いていたリュウノウギク。

葉を揉むと独特の香りがします。

香川の里山では、11月に入ってもリュウノウギクとシマカンギクという2種類のノギクが楽しめるのが良いですね。

とはいえ、その両方が一度に見られる山というのは、ほんとに少ないので、交雑種のキクもここでしか見たことがありません。

コメント

こんにちは。キクの同定に苦心しているのに交雑種まで出てくるとお手上げです。

多摩NTの住人様、こんばんは。

キクの同定はほんとに苦労しますよね。
特にノコンギクやユウガギク、ヨメナは難しいです。

四国にはノギクがたくさん咲きますが、その土地の固有種が多いので、意外と
見分けられます。
交雑種はもとになるシマカンギク、リュウノウギク、ナカガワノギクの見分けをしっかりすれば
その両方が咲く場所に咲いているワジキノギクとかすでに名前がわかっているものが多いのです。
スミレとキクは同定が難しい上に、すぐに交雑して交雑種ができるので、難しいけど奥が深くて
面白いと言えば面白い仲間ですね。

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