天狗塚~牛ノ背~亀尻峠へ下る
9月の週末はあまりぱっとしない予報ばかりでしたが、10月最初の週末は快晴との予報が出ました。
Aさんご希望のコースを歩くならこの週末がもってこいと思っていたら、なんと台風14号のせいで剣山スーパー林道がしばらくの間通行止めらしいです。
秋の山の花はその前の寒風山で一通り見てしまったので、今度は展望の良い山を歩きたいなと思っていたところ、Rさんから天狗塚~牛ノ背を歩きませんかという案が出ました。そういえば私も天狗塚には長い間行っていません。Aさんに連絡したところ、行きましょうということで、即決まりました。どうせなら、少し前に堂ヶ森を御一緒したばんぶうさんに亀尻峠からの道がいいですよと勧められていたので、亀尻峠にも行ってみたいものです。
車は二台あるので、亀尻峠までの林道がどんな具合なのか、お話を訊いたりしました。結果、林道はあるものの、ヘアピンカーブが多くて切り返しが大変なので歩いたほうが良いかもしれないとのこと。それに9月に来た台風14号の影響で道が荒れているかもしれません。
まぁ、行ってみて様子を見た結果考えましょうということになりました。
↑なんと8年ぶりに登った天狗塚です。
こんなに長い間来てなかったんですね。
しかも秋に来るのは初めてでした。
天狗塚登山口に至る西山林道は確か悪路で普通車では厳しかったと思うので、車出しはRさんにお願いしました。
高知のAさんとは西祖谷の某所で7時半に待ち合わせと決まったので、逆算してRさんと私は財田で6時に待ち合わせとしました。この日は朝からすこぶるいい天気で阿讃山脈も早朝から良く見えています。自宅を出た時は22℃だった気温が咲いたでは16℃しかなく、驚きました。
財田でRさんの車に乗せてもらい、祖谷へと向かいますが、約束の7時半よりもかなり早く7時には着いてしまいました。
↑祖谷は人気の観光地ですが、さすがにこの時間帯はまだ車も人も見かけません。
7時20分にAさんがいらっしゃったので、Aさんの車の後をついていきました。
道はかなり広がりましたが、それでも対向車がくるとちょっと苦労する場面もあります。
久々に眺めるそば道場や栗枝戸のお豆腐屋さんなど眺めたら、すぐに右折して西山林道に入りました。
西山林道でもスギの伐採が始まっていて、以前より開けた場所があちこちにありました。
西山林道は昔はもっと穴ぼこが多くてひどい道だったと思いましたが、思たよりスムーズに堰堤迄やってきました。
↑堰堤から眺めたのは北に位置する矢筈山方面です。
くっきりと見えていて、この日は展望が期待できそうです。
Aさんが「亀尻峠に行く林道を行き過ぎてしまいましたね」と。
え?私たちは全然気づきませんでした。
それもそのはず、亀尻峠行きの林道は堰堤に向かって走っていると後ろ側に向かってついているので、普通なら気づきません。
道もどんな状態なのかわからないので、とりあえず、堰堤にAさんの車をデポすることになりました。
ほかにも車が一台駐車してありました。
堰堤からはAさんもRさんの車に乗り込み、登山口を目指します。
ところが、登山口間際になって、道が荒れていて道路の土の下の岩盤がむき出しになったようなところがあり、両側から草や木の枝も車体をこするところがありました。水たまりもあります。
以前はこの辺りはこれほどひどくはなかったはずです。
Rさんはなんと10年ぶり、私は8年ぶり、Aさんは6年ぶりということで、天狗塚にしばらく来ないうちに、林道が荒れてしまった?それとも9月の台風のせい??
登山口にはすでに車が10台近く駐車していたので、もう少し先まで行ってみました。
8時20分頃、登山口より少し東に行ったところに、空き地があって駐車できそうです。
山の準備をしている間に、もう一台の車が癒しの温泉方面からやってきました。
車を停めた空き地に小さなアケボノソウが一輪だけ咲いているのをAさんが発見されました。
このコースは花も少なそうなので、こんな小さなアケボノソウでも撮影します。
8時36分、駐車場所をスタートしました。
車道沿いで咲いていたシロヨメナ。
8時39分、登山口まで歩いてきました。
この登山口を眺めるのもずいぶん久しぶりでした。
登山口を8時39分出発しました。
歩き始め早々に、Aさんと距離を空けられました。
登り始めは植林帯で薄暗いですが、この日も歩き始めたら暑いぐらいなので、植林の木陰は有難いです。
15分ほど歩いた頃、展望の良い場所にやってきました。
それにしても、昔からこんな綺麗な登山道でしたっけ??
30分近く登ってきた場所で、Aさんが待っていてくれました。
何と私たちがくる前にはサルが20頭ほどたむろしていたそうです。
私たちが来た時にはサルは逃げてしまい、↑下の斜面にいました。
↑花も終わりかと言って赤い実にもなってないツルリンドウ
これが1476m峰手前の最後の登りみたいです。
9時46分、どうやら1476m峰へ到着したようです
新しい道標も設置されていますね。
10分ほど休憩することにします。
赤く紅葉し始めているのはウリハダカエデのようですね。
針葉樹の生えた森は記憶に残っていました、
シコクシラベの森でしょうか。
Keitann様 こんにちは
記事の始めで山上の素晴らしい眺めをうっとりしながら本文に入って来ました。
8年ぶり、10年ぶりに入る山間の車道ともなると随分様変わりすることでしょうね。
そういうところでも駐車場には車がたくさん見えています。
登山開始しても天気の方は大丈夫みたいですね。野生のお猿さんに出迎えて?貰って気分も高まりそうです。
花には遅いような気もしますが、山の上の方に行けば何とかなりそうな気もします。
尤も今回は花が目当てではなくて、山岳眺望を楽しもうということでしたね。
お天気が崩れないことを願っています。
投稿: ぶちょうほう | 2022年10月20日 (木) 14:34
ぶちょうほう様、こんばんは。
剣山系は笹原の稜線が続いていて、石鎚山系とは一味違う魅力があります。
花の追っかけばかりしていたので、花の少ない剣山系はどうしても後回しになっていましたが
去年は久々に三嶺に登りその魅力を再確認しました。
今年も天狗塚に登ったことにより、剣山系の山をもっと歩いてみたいと思うようになりました。
この日は山の花には全然期待していませんでしたが、それでも思ったより多くの花が見られました。
天気の方は素晴らしく良くて、展望は言うことなしでした。
投稿: keitann | 2022年10月20日 (木) 22:44