初めての自念子の頭~西黒森~瓶ヶ森、縦走、その2、イセリンドウ?
自念子の頭からはPさんは引き返され、Aさん、Rさん、私の3人で瓶が森まで縦走です。
私はここからは初めての道なので、楽しみ~~。
↑前を歩かれるAさんの姿とススキ。
去年の伊予富士への歩きでもススキがあちこちで風にそよいでましたっけ。
道の両側はススキが生えたススキの道となっています。
その向こうに樹林帯が見えています。
↑この日のログです。
瓶ヶ森林道から歩き始めたので、歩き始めからすでに標高1600m近くあり、あとはアップダウンを繰り返して最後に瓶ヶ森の登りを登ります。
ゴール地点の瓶ヶ森駐車場にPさんが迎えに来てくれる手はずになっています。
↑少し青空が見える登山道。
最初は稜線の南側直下をトラバースするようです。
激しくガスが巻いている辺りの向こう側が瓶ヶ森のようですね。
空に飛行機雲。
Aさんの向こうに見えているちょっとしたピークが1669m小ピークのようです。
Aさんが何やら座り込んで撮影されているのが見えました。
何が咲いてるのかな?と近付いてみたら・・・・
あれ?これはアサマリンドウ?
花だけ見るとアサマリンドウですが、葉がちょっと違うような?
葉が普通のアサマリンドウと違うようです。
↑去年、梶ヶ森で撮影したアサマリンドウです。
アサマリンドウの葉は割と幅が広い葉をしています。
↑一方、この日見かけたリンドウは葉が細目で、普通のリンドウの葉と似ています。
アサマリンドウとリンドウの両方が咲く場所ではその両者の交雑種のイセリンドウというリンドウが咲くのですが、どうやらその可能性がありますね。
イセリンドウの特徴は萼片が開出していることだそうで、↑画像では開出していますね。
↑後ほど見たリンドウの萼片は開出していませんね。
いつも梶ヶ森で眺めていたイセリンドウでしたが、石鎚山系も両方のリンドウが咲くので交雑種があっても不思議ではなさそうです。
それ以後は見かけるリンドウの姿に注意して歩きました。
ササの中にシコクフウロが一輪顔を見せていますが、そのうちどこかでたくさん咲いているのも見られそうです。
稜線に出ると、愛媛側から冷たい風が吹き上げてきて、寒いほどです。
で、そういうところに差し掛かるとシオガマギクが群生していました。
両側にシオガマギクが咲き乱れる道は初めてだったので、私もRさんも大喜びでした。
↑樹林の木陰で咲いているので、花も葉もしっとりとしていて綺麗です。
笹原にはウラジロモミの木も時折見られました。
シベの目立つタカネオトギリをアップで撮影します。
こうして見てみると、ずいぶんシベが長いですね。
リョウブの花もいつの間にか終盤になっていました。
↑典型的なアサマリンドウも出てきましたが、残念なことに花が開いていません。
ガスが出ているので咲いてませんが、お日様が出てきたらすぐにでも咲きそうな株でした。
↑アサマリンドウとイセリンドウが並んで生えている場所もあります。
下の2株はイセリンドウみたいですね。
花が見てみたかった。
横に視線をやると、ホツツジの残り花。
石鎚山系の稜線では時々見かけますね。
1669mピーク周辺は樹林帯が続くようです。
結構、鬱蒼とした樹林帯で、ガスが立ち込めているので、なおさら鬱蒼と感じます。
ヤマシグレもこの稜線では時々出てきますね。
このルートはほぼ笹原歩きなのかな?と思っていたけど、こんな樹林帯のところもありました。
赤い実が目立っていたのはウスノキの果実。
被写体には良い果実ですね。
道が下りに差し掛かりました。
横に生えているブナを何気なしに眺めたら、ブナの実がついていました。
今年は当たり年ではなさそうですが、それでも実をつけたブナを時々見かけます。
ところどころ紅葉している葉はたぶんツタウルシで、これにかぶれるとひどいそうですから、触れないように注意します。
そのツタウルシのすぐ下に、ナルコユリの果実がぶら下がっているのが見えました。
果実が良く目につくというのも、秋ならではですね。
10時13分、瓶ヶ森林道のすぐ横迄下ってきました。
ここにだけオオマルバノテンニンソウが1株咲いていました。
↑画像に、車道が写っています。
↑車道に下り立ち、正面から道標を撮影しました。
ここが神鳴池だそうで、池は今は枯れてないそうですが、かつては林道を挟んで南側にあったそうです。
Aさんはここから自念子の頭までが未踏だったそうです。
コメント