初めての自念子の頭~西黒森~瓶ヶ森縦走、その4、瓶への登りで展望が開ける
西黒森への直登道を下ったら、あとはそれまでのトラバース道を歩くだけです。
↑このコースはコメツツジはあまり見なかったと思いましたが、花が咲いてなかったのでそう思っただけかも・・・
珍しく、まだ咲き残った花が見られました。
シコクフウロも、ちょくちょくササの中で咲いているのを見るようになりました。
下り道の途中でオタカラコウが咲いています。
西黒森は急斜面の山なので、下りもジグザグがつけられています。
その急斜面にオオマルバノテンニンソウのちょっとした群生もあります。
ヒナノウスツボも咲き残っています。
モミジガサは丁度見ごろだったと言えるでしょうか。
見ごろでも地味な花ですから、普通の人は咲いていてもあまり喜ばないような花ですが・・・
シオガマギクはずいぶん見事でした。
この日はシオガマギクだけはたっぷり見ました。
瓶ヶ森林道沿いの株は陽射しが強くて葉焼けしていますが、樹林の陰のは緑も初々しいです。
オオマルバノテンニンソウも中には綺麗な個体もあります。
萼片が美しいから逆光で撮ってみてとAさんが言うので、撮影した一枚です。
確かに萼片の色が綺麗ですね。
ジグザグの道も終わり、ようやく先が見渡せる場所に出てきました。
ここからは笹原の歩きです。
目指す瓶の中腹についている瓶ヶ森林道も見えてきました。
そして、笹原の中に再びイセリンドウと思しきリンドウが咲いていました。
↑笹原の道を進まれるAさん
振り返ると、先ほどまでいた西黒森が淡いガスに覆われて見えました。
やっぱり、上の方は樹林の山ですね。
東の方角を撮影中のAさん
笹原歩きになっても、道沿いにはちょっとした繁みがあって、ヤマシグレが繁ってますね。
今度こそ、まぎれもないアサマリンドウが出てきました。
もうちょっとで咲くのになぁとAさんが残念がられてます。
目指す瓶ヶ森方面は青空が見えていて、いい感じ・・・・
オオマルバノテンニンソウを手前に入れて瓶を撮影します。
鞍部が近くなると、急にササが刈りはらわれていて、歩きやすくなりました。
12時30分丁度に、林道すぐ上の道標を通過します。
ここは吉野川源流の碑のすぐ上になります。
7月2日に、瓶ヶ森からここまで逆コースを歩いて、ここを通過しました。
わずか2ヶ月ですが、その間に山はすっかり秋になりましたね。
ここまで来たら、歩行時間の目安がつくのでPさんに電話を入れてみたところ、Pさんは避難小屋周辺にいらっしゃるとのことです。
私たちは山頂でお昼にしてから避難小屋に向かうからと話しておきました。
この辺りは電波状態が悪いところも多く、前回も苦労したので、つながるときに連絡しておかねばね。
林道に下りることなく、そのまま瓶への登りにかかりました。
ここからの登りが本日いちばん厳しい登りになり、標高差230mほど登ります。
7月に下って来る時、「ここは登りたくないなぁ」と思ったその登りです。
登山道沿いに今度はリンドウが咲いていました。
サケバヒヨドリかな?
生憎と、もうアサギマダラはいませんでした。
石鎚でも見かけたミヤマモミジイチゴの果実。
振り返ると、西黒森にガスがかかって不思議な見え方をしています。
↑一方、見上げると,女山葉まだまだ上の方ですね。
途中、登山道でkyyy刑されているグループの方がいて、「山頂は何かのイベントのため、人がいっぱいなので、ここまで下って休憩せざるを得ませんでした」とのこと。
この日は瓶ヶ森周辺でスタンプラリーか何かが行われていたようで、瓶ヶ森の駐車場も車がいっぱいとPさんからラインも入ってました。
まずまずの急登ですが先ほどの西黒森への直登道に比べればずいぶんましです。
↑ミヤマノダケのまだ綺麗な株です。
ちょっと木陰に入ると、ミヤマヒキオコシも咲いています。
別の木陰ではオオマルバノテンニンソウの小群落です。
これは群落で咲く花なんですね。
まだ記憶に新しいアルミ梯子も出てきました。
もしかすると寒風山を整備されたHさんがつけられたのかも・・・とRさんと話しました。
草刈りがしっかりされていて歩きやすいです。
途中、もう山頂かなと思っても、まだまだまだだったりしましたが・・・・
ようやく、山頂の一画にまで登ってきました。
Rさんの後ろでようやくすっきりと姿を現してくれた西黒森。
いちばんいいところでようやく展望が得られました。
前方に石鎚らしき姿が見えてきました。
Rさんももしかしたら石鎚を撮影中かな?
ようやく稜線に出ました。
出た途端に、青いリンドウと黄色のアキノキリンソウの秋らしいツーショットが待っていてくれました。
山頂周辺は日当たり抜群なので、リンドウもアキノキリンソウもあちこちで咲いています。
13時16分、瓶ヶ森の女山山頂に到着です。
コメント