初めての自念子の頭~西黒森~瓶ヶ森縦走、その3、西黒森でガスの舞う様子に見とれる
神鳴池で2度目の瓶ヶ森林道まで下りてきましたが、ここからは再び、西に向かって登山道を歩きます。
↑歩き始めてすぐに咲いていたツルリンドウです。
5日前の石鎚では撮影失敗してピンボケになったので、今度こそと思ったのに、またもやひどい画像になりました(^^;)
歩くにつれてガスが濃くなってきました。
自念子の頭辺りから西を眺めた時、一際ガスの濃いところがあったのですが、それがこの辺りかも知れないと思いました。
瓶ヶ森林道を車で走る時も、いつも瓶ヶ森が近くなるとガスが濃い場所があるのですが、この辺りは地形的にガスがたまる場所なのかもしれません。
Aさんにお尋ねしたら、まだまだ西黒森には着かないそうなので、一度休憩を入れることにしました。
西黒の登りに備えて,お腹に何か入れておかないと登れそうもないからです。
休憩の間にyamapの地図を見ると、1739mの小ピークを右に見ながらピークは巻いていくようです。
↑休憩を終えて歩き始めると笹原に出てようやくガスが少し晴れました。
こんもりとしたのが見えるのが1739mピークかな・・・
小さな株がいっぱい見えて、その時はタニギキョウかな?と思ったのですが、今、見てみると、ミヤマタニタデの株ですね。まだ花が咲いてないようです。
曇っているうえ、木がいっぱい生えた中を通るので、薄暗いです。
登山道沿いにミヤマヒキオコシが出てきました。
10時51分、稜線まで登ってきました。
後ろを振り向くと、1739mピーク方面のはずですが、やはり道はついてないようです。
ガスが立ち込める中、登ってこられるお二人。
目の前にロープや鎖が見えて、何事かと思ったら、ちょっと下りにくい場所のサポートにつけられたようです。
↑ここが高知と愛媛の境の稜線ですが、これだけガスがたまるということで、苔がフカフカですね。
まだ花の咲いてないフクオウソウが1株だけありました。
その後,突然、ピンクの光景が目の前に現れました。
シオガマギクのお花畑でした。
アキノキリンソウも咲いて、ピンクと黄色の女性好みのお花畑です。
おまけにアサマリンドウもあったのですが、これもガスで花が閉じていたのが残念でした。
ガスの中、頑張って撮影されてます。
再び笹原に出ても、またガスの中です。
笹原は続くことはなく、またしても樹林帯の中です。
西黒森は森とつくだけあって、木が多いのですね。
この辺りも稜線の南側を巻いています。
11時14分、西黒森への分岐が出てきました。
ここから山頂へ直登するようです。
この登りが急ですからねとAさんからの言葉。
なるほど、ここからの直登道はちょっとしたヤブのようでした。
傾斜がきつくて、ロープを頼りに急傾斜を登ること数分、ようやく傾斜が少しマシになりました。
山頂表示が見えてきました。
11時24分、西黒森山頂に到着です。
分岐には「ここから5分」とありましたが、私たちの足ではちょうど10分かかりました(^^;)
私にとっては初めての山頂です。
寒風山や石鎚は何度も登っていても、西黒森に来るチャンスはなかなかありませんね。
2016年にPさんと自念子の頭に来た時も西黒森まで歩こうかという話が出たのですが、車が一台だったため、帰りの車道歩きの長さを考えて止めたのでした。
山頂を下る直前に稜線から愛媛側を覗くと、ナナカマドの実がもう赤く染まっていました。
この稜線は愛媛側がずいぶん険しくなっていて、一種の非対称山稜なのかな?
白馬などがそうですね。
山頂からは西にそのまま下る道らしきのが見えていて、何気なしにあそこを下るのかと思っていたら、このルートは転落した人がいるそうで、木の枝で通行止めにしてありました。
ということで、私たちは分岐まで来た道を下ります。
すると、前を歩くAさんが途中で立ち止まっています。
どうしたのかな?と思ったら・・・・
見る見る間にガスが上がっていたのです。
瓶ヶ森林道が見えてきました。
やがて、女山もうっすらと見えてきました。
白い雲がかなりの速さで動いています。
雲の流れが面白くて見入ってしまいました。
分岐の少し上でスマホで撮影されるAさん、
しかし、また愛媛側からガスが上がってきて、これ以上晴れるのは望めそうもないので、分岐まで下りました。
11時50分、分岐まで下ってきました。
Keitann様 こんにちは
ガスに籠められた山行でしたね。それにしてもこれだけ濃ければ話のタネになり、それはそれで面白かったのではないでしょうか。(自棄のヤンパチ?)
最後に近いところで、ガスの晴れ間から林道が見えるくだりが良いアクセントになっていました。
記述の中にブユについてのことが書かれていませんでしたが、四国の山ではブユは少ないですか?
それから笹薮を漕ぐような道がありましたが、露で濡れてはいませんでしたでしょうか?
投稿: ぶちょうほう | 2022年9月 9日 (金) 17:20
ぶちょうほう様、こんばんは。
この日は晴れという予報でしたが、高山は天気予報が当たらないこともままありますね。
まぁ、最初から最後まで青空というのも、青空のありがたみが薄いので、途中から劇的に
晴れるというのがいちばんおもしろいですね。
この日は劇的というほどではありませんでしたが、後半は晴れてくれて良かったです。
ブヨは四国の山にも多いですが、秋になると少なくなるようです。
私はもともとブヨにはあまり噛まれない方なので、今年は虫よけスプレーもほとんど
使わずに終わりました。
夜のうちに霧雨が降ったか、朝のうちはササが濡れていて少し衣服が濡れましたが、
トップをAさんが歩いてくださったのと、気温や風のせいで10時ぐらいには笹も乾いたようです。
投稿: keitann | 2022年9月 9日 (金) 22:10