8月下旬の石鎚はお花がいっぱい、その5、天狗~南尖峰へ足を伸ばしたらアサマリンドウも
弥山は平日なので人も少なめで、ゆっくりとお昼が食べられました。
着いた当初はガスガスで展望もなかったので、その間にお昼を食べていると、次第にガスが晴れてきて天狗が姿を現しました。
↑スマホで撮影した天狗岳方面です。
5月に来た時は、休日だったため人が多くてびっくりしましたが、この日は静かな弥山でした。
ガスっているので、天狗方面へと歩いている人もあまりいないようです。
エントツ山さんは北海道遠征ではバナナを良く召し上がっていたようで、今回もバナナを持参されていました。
ジュニアさんの影響みたいですね。
そしてAさんと私にもバナナを一本ずつ下さったのですが、さすがにおにぎり一個食べた後、バナナ一本はきついので、半本いただきます。
お腹も満たされたら、天狗に向かいます。
最初の鎖の横で可憐なミヤマトウヒレンが咲いていました。
大きな鎖と対照的な花ですね。
鎖場から下りてすぐのところでAさんが何やら撮影されてると思ったら・・・・
低木の株もとに咲くリンドウでした。
人が少ないので、待つ時間もあまりなくて、平日はそういうところが良いですね。
岩場は歩きにくいところは人がつかえたりしていますので・・・
ヤマシグレも赤い果実が目立つ時期になってきています。
終盤でピンクに染まったノリウツギの向こうに表参道が見えています。
そして、ちょっと下の方にミヤマトウヒレンとリンドウがツーショットで咲いているのが見えたので、ちょっとだけ下りて撮影します。
Aさんたちは気づいたかな??
これは教えてあげないと・・・・
岩の隙間ではダイモンジソウの小さな株もありました。
これも岩の隙間で咲いているリンドウ
2年前のお盆では咲いている林道は少なかったですが、さすがに8月下旬になるとリンドウが多いですね。
13時14分頃、天狗に到着したので、エントツ山さんに記念画像を撮っていただきました。
5月以来ですから、最近はちょくちょく来ています。
なおも、南尖峰を目指して歩きます。
すると、タカネマツムシソウが咲き残っていました。
え~~?
2年前には見ていませんが、こんな大株のマツムシソウなら2年前からあった筈と思うのですが・・・
歩くルートがちょっと変わった??
それとも、2年前には花が咲いてなくて気づかなかった?
↑かなりの大株で、すでに30ほどもの花を咲かせた跡が見て取れました。
本来の花の時期は7月半ばだと思います。
どちらにしても、今年はタカネマツムシソウを見てなかったので、ここで思いがけず初めて見られました。
ミヤマトウヒレンもまだ咲いています。
そして、2年前と全く同じ場所で、アサマリンドウが咲いていたのです。
この山行の打ち合わせでAさんと話していた時、Aさんはここではアサマリンドウを見たことがないと仰るので、わざわざ自分のブログの記録を見返したりしたのですが、その場所と同じ場所で咲いてました。
小さな株なので花が咲いてない時も多いだろうと思うのですが、たまたま私が訪問した日に咲いていてくれたのがとっても嬉しかったです。
その後、まだ先に進みますが、なんとイワカガミの咲き残り迄見られました。
5月にはこの辺りはイワカガミが多かった場所ですが、あれから3か月が経ってますからね。
断崖絶壁の場所の小さな木はすでに紅葉しかかっています。
リンドウが南尖峰でも咲いていました。
↑南尖峰にてエントツ山さんとAさん
バックはガスガスで、東稜方面を見下ろすことはできませんでした。
12時42分、弥山へと引き返します。
辺りは再びガスってきました。
弥山が見えるともう近いです。
14時7分、弥山まで帰ってきましたが、もう天狗の姿は見えなくなっていました。
丁度いい時に歩けたものですね。
水分補給だけしたら、さぁ、下山するとしましょうか。
いざ下山というときになって、お日様が少しだけ顔を出し、オタカラコウの黄色が輝きました。
下山を始めたのは14時9分です・。
こんにちわ
石鎚山はとても厳しい山と聞いています。沢山の花が見られましたね。
投稿: おみや | 2022年9月 3日 (土) 12:09
おみやさん、こんばんは。
石鎚は剣山に比べると厳しいですが、それでも土小屋コースですと往復6時間ぐらいでしょうか。
小学生の子供さんも何人か来ていましたよ。
夏は花が多いので、歩いていても楽しいですよ。
投稿: keitann | 2022年9月 3日 (土) 22:18
Keitann様 こんにちは
天狗岳から南尖峰まで歩いていないので、興味深く記事を読みました。
草花がたくさん出て来て、とても魅力的な岩稜だと感じました。
ガスの湧いた山の上部でしたが、それでもリンドウは開いてくれていましたね。
こういう時ですとガスが出ると却って涼しくて楽ちんに感じませんでしたでしょうか?
記事中ではミヤマトウヒレンとタカネトウヒレンの二通りのトウヒレンが出てきましたが、違いがあるのですか?それとも別名でしょうか。
ガスの中に石の鉾を突き出す天狗岳の(この記事最初の)画姿は迫力満点ですね。
投稿: ぶちょうほう | 2022年9月 6日 (火) 10:03
ぶちょうほう様、こんばんは。
どちらかというと弥山~天狗岳のほうが危なっかしい感じの稜線歩きです。
天狗岳~南尖峰はそうでもないので、去年は足を伸ばせばよかったですね。
もしかしたらイワカガミの咲き残りが見られたかもしれません。
この日は昼間はガスっていましたが、朝のうちは瓶ヶ森から石鎚が良く見えていたので
その陽射しのおかげでリンドウが開いたのかもしれません。
8月末は高山とはいえまだ気温が高いので、ガスのおかげで涼しくて助かりました。
文中でミヤマトウヒレンと書くべきところを間違えてタカネトウヒレンと書いていたところが
ありましたので訂正しておきました。ありがとうございます。
トウヒレンはオオトウヒレンとミヤマトウヒレンの2種が石鎚では見られますが、この稜線で
咲いていたのはミヤマトウヒレンだけでした。
天狗岳は確かに絵になる山ですね。
雪をかぶった姿は白天狗と言われるようです。
紅葉の時は私は行っていませんが、一番素晴らしいようですよ。
アケボノの時期も良いと思いました。
投稿: keitann | 2022年9月 6日 (火) 22:16