孫たちと歩いた高松市街地の稲荷山~紫雲山、その2、ヒメヤブランがいっぱい
峰山や紫雲山界隈には地図が書いてある立札があちこちに立っていて助かりました。

↑石清尾ふれあい古墳の道というようです。
峰山エリアと稲荷山エリアとに分かれています。
峰山エリアは春に孫たちと歩いたのでした。

↑地図の現在地辺りを拡大してみます。
現在地は栗林公園北口駅付近なのですが、すぐそばにお稲荷さんが見えています。
どうやら地図中の中野稲荷神社というのがそのお稲荷さんらしいのですが、その辺りから登山道が出ているようです。道はyamapの地図では等高線の間隔が狭くて、急勾配の様に見えましたが、この地図ではジグザグを切ってあるようなので、安心しました。
撮影しそびれたのが残念ですが、道から石段を少し登ったところに稲荷神社があり、まずはお稲荷さんにお参りしました。
神社に向かって右手に道がついていて駅のホームに通じている道の様に見えたのですが、歩いてみるとそれが登山道でした。

登山道わきは歩き始めはママコノシリヌグイの群生地になっていました。
↑ママコノシリヌグイの茎のトゲを孫たちに触らせて、ママコノシリヌグイの花の名前の由来を孫たちに説明します。
私のいうことがどこまで理解できてどこまで覚えているかは不明ですが?とりあえず、孫たちにも植物に関心を持ってほしいので、説明できることは何でも説明します。

ママコノシリヌグイに続いてトキワツユクサが咲いていました。
これはあちこちの山すそに蔓延っていますね。
帰化植物です。

石で作られた道標が出てきました。
稲荷山まで1.2kmとあります。
まずまずの距離ですね。
稲荷山姫塚とあるので、山頂は古墳があるのかな?

もう少し歩いていくと、うっそうとした木陰の道で、足元は落ち葉です。
そして落ち葉の中から大きなキノコが出ていて、このキノコはこの直ぐ後にも3本出ていました。
カラカサタケ?
このキノコは広島の山でも見ました。
この最初の1本のすぐ後にも3本、同じキノコを発見。
キノコが多いということは秋ですね。

鬱蒼とした樹林の下を歩くので、花はあまり見ませんが唯一、ヤブランが咲いていました。
道はトラバース気味につけられていて、やがて大きく折り返していきます。
これなら歩きやすいので、孫たちも楽に歩けるでしょう。

やがて、道標が出てきて、今までの道もそのまま行けるのですが、ここが稲荷山山頂への分岐のようです。
山頂まで0.9kmとなっています。

ここから緩やかな登り道になっていました。
周囲はササが生えています。

足元に何やら小さな花が咲いていたのでよく見ると、私の好きなヒメヤブランでした。
ヒメヤブランは去年は実家近くの里山で見かけたのですが、今年もそろそろ行かねばと思っていた矢先でしたが、ここで見ることができました。

色も綺麗な紫色だし、何より花が可愛い・・・
かなり以前の花散策時代から好きだった花です。

そして、道の傍らにはアベリアの木があって、白い花が咲いています。
アベリアは街路樹で良く植えられているので、こういう市街地の山には種が飛んできて勝手に生えるのでしょうか。この日はあちこちで見かけました。
道は緩やかですが登り道が続いていて、下の孫は平気でどんどん登っていきましたが、上の孫が「まだ?」と訊きます。おまけに心配していた小雨が降り始めたのですが、傘を差すほどではありません。とはいえ、少し登ると、山頂らしきのが見えてきたので「もうちょっと」と励ましながら登りました。

12時7分、稲荷山山頂に到着です。
稲荷神社から登り始めて丁度30分かかりました。

↑山頂に生えていたのはクサスギカズラ?
アスパラガスにそっくりですね。

この日は涼しかったし、朝のうちは曇っていたので、山頂のツユクサもまだ綺麗に咲いていました。
孫たちはお父さんに登頂の証拠写真を撮ってもらったら、下るとします。

下の孫はすいすいと一人で下っていきますが、上の孫はお父さんに見守られながら、ゆっくりと下ってきます。
山頂直下に、紫雲山方面へ向かう道があるので、今度はその道を歩きます。

↑道沿いに咲いていたハギの花。
ハギもいろいろあって、見てすぐには全然わかりません。

葉が特徴的なので、調べたら、メドハギですね。
小型のハギのようです。
こんな低山にもハギの花が咲いているのですから、季節はもう秋になったということでしょうね。

そして、この道沿いにもヒメヤブランが群生していました。
一時期、あまり見られなくなって、探し回ったのがうそのようです。
里山にこんなに咲いているんですね。

↑12時半に丁度ベンチのある所まで歩いてきました。
ここは確か「小鳥の泉」という場所で、かなり前に忘年登山で縦走した時に通った覚えがありました。
ベンチがあるので、ここで上の孫がお待ちかねのお昼ご飯にしました。
おにぎりを食べ、デザートのシャインマスカットやプリンを食べて、20分後には紫雲山に向かって歩き始めました。

またまたヒメヤブランが咲いていて、この辺りはヒメヤブランが随分多い山なんですね。
飯野山などではあまり見たことないですが・・・・
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