8月下旬の石鎚はお花がいっぱい、その1、ススキに秋を感じる

剣山に8月9日に登って以来、高い山は都合で行っていませんでした。

高知の山仲間のAさんから連絡があった際「次はどこに行かれるんですか?」と尋ねたら、石鎚に行こうと思いますとのこと。それなら私も御一緒しようかな?

いつもの山仲間のRさんはまだお孫ちゃんがいるらしいし、足を傷めているPさんは石鎚は無理かもしれないので、エントツ山さんをお誘いすることにしましょうか。

週末は天気が悪いらしいので、23日の火曜日に行くことになりました。Aさん、私、エントツ山さんは平日でも大丈夫ですから・・・北海道から帰られて蟄居されていたエントツ山さんに連絡差し上げたところ、OKとのことです。けど、「今頃の石鎚って何があるの?」と尋ねられました。何が?って、もちろん花ですよ。

たぶん、エントツ山さんはあまり気乗りはされてなかったのだと思います。

私自身もいつもはお盆頃の石鎚に行ってるのですが、8月下旬の石鎚はどんな感じなんでしょう?という感じです。

それでも、きっとリンドウは咲き始めているに違いないですね。楽しみです。

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↑案の定、リンドウがもう咲き始めていて、第一ベンチ辺りでも咲いていましたが、これは天狗へ向かう岩場で咲いていたものです。

お盆頃でも、標高の高い天狗岳や南尖峰辺りはリンドウが咲いていますから、8月下旬なら絶対に咲いているはずと信じていました。

さて、今回は加茂川の河川敷で7時10分にエントツ山さんと待ち合わせになっていました。

自宅を出てから30分ほどで観音寺辺りを走りますが、ここで観音寺市街地の上に黒い雲があり雨がぼつぼつ降っていました。ワイパーをつけて走ります。次に新居浜を通過中の時も雨がぼつぼつと降ってきて、ワイパーをつけます。この分では石鎚は雨?と覚悟していたら、西条に入った途端に青空でした。

加茂川からは、エントツ山さんの車に便乗させていただきました。ここまでの天気もそんな風でしたから、天気はちょっと微妙かなと思っていましたが、瓶林へとジグザグ道を登っていると笹ヶ峰の笹原が綺麗に見えていて、意外と天気が良さそうです。

途中、林道沿いの花も少しだけ見ながら走りますが、例の自念子の頭付近もすっきりと稜線が見えていました。

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↑瓶ヶ森付近の展望所から眺める石鎚。

いい感じで見えていますね。

平日なので、すれ違う車も少なめですが、途中、Aさんからラインが入りました。すでに土小屋に到着されているようです。それ以後は車を停めることなく土小屋を目指しました。

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土小屋に着いた時は石鎚が綺麗に見えていました。

Aさんとは8時半に土小屋出待ち合わせていたのですが、少し到着が遅めだったかもしれません。

土小屋は下界とは違っていて、涼しいです。

エントツ山さんも涼しさに驚かれていました。

北海道ほどではないにせよ、四国の山だって剣山や石鎚という高山は平野部とは全然違います。

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瓶ヶ森も、先ほどはすっきり晴れていたのに、歩き始めに見た時はちょっと雲が多いですね。

事前の天気図でも、すっきり快晴という感じではなかったので、こんなものでしょうか。

トイレに寄ってから本格的に歩き始めたのは8時50分ぐらいでした。

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歩き始めてすぐに笹の辺りでツルリンドウがちらっと見えたので撮影します。

この時は私だけが撮影したのですが、帰路ではAさんが熱心に探されたのですが、見つかりませんでした。

↑とはいえ、ピンボケですね、(^^;)

今年お初のツルリンドウなのに、なんとも気合抜けしていました。

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石鎚は相変わらず、登山道沿いが青々としていて気持ちがいいです。

きっと雨もしょっちゅう降っているらしく、木々や草もしっとりとしていますね。

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エントツ山さんたちは大きなキノコを撮影されてましたが、私はササにとまったチョウを撮影します。

これはゴイシシジミというそうでAさんに以前教わりました。

幼虫はササの葉につくアブラムシを食べるらしいです。

平野部ではあまり見かけないですね。

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↑大きなキノコは直径20センチほどもあって、イグチかな?と思いましたが確認はしてません。

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オトギリソウはどうやらナガサキオトギリのようです。

これは剣山にも多いし、四国の高山では結構見ます。

上の方で良く分岐して、花つきもいいです。

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↑ススキが早速出てきました。

8月9日の剣山ではススキの穂はまったく見かけなかったのに、半月経つとススキが出てくるんですね。

お盆過ぎると山は秋ということでしょうか。

この日はあちこちでススキを見ました。

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↑葉っぱが三角形をしているミヤマタニソバ。

前回、剣山で悩んだものです。

この三角形の葉が典型的なミヤマタニソバの葉の形だと思います。

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バライチゴでしょうか。

赤い果実をあちこちで見ました。

Aさんもエントツ山さんもお味見されないので、私がお味見を・・・・

全然、味のしないイチゴでした。

野生のイチゴの果実には毒のあるものは一切ないという一文をどこかで大昔に見て以来、イチゴのお味見は一度はしてみることにしています。

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山で見るヒメキンミズヒキも可愛くて、味わいがあります。

私は自宅にキンミズヒキを植えていて、その繁殖力には手を焼いているのですが、ヒメのほうもこの界隈では多く目にしたので、きっと繁殖力は強いのだと思います。

果実はいわゆるひっつきむしになります。

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ミヤマヒキオコシが咲いています。

これはお盆頃もいつも咲いていますが、10月になっても落合峠の手前などで咲いているのを見ますから、花期が長いのだと思います。

2年前にやはり石鎚にエントツ山さんと来た時に、名前を言ってあったと思いましたので、テストさせていただきました。さすがエントツ山さん、正解でした。

コメント

Keitann様 こんにちは
懐かしい山に、あの時の土小屋から入られて・・・・、去年出逢った草花が出て来るかと思いきや、こちらの記憶がすっかり薄れてしまっていて、どれもこれもが皆、目に新しいものばかりのような気がしました。
これから先、記事に出て来る写真のうち、どれだけが記憶に残っていることやら・・・と心配になりました。
”エンさん”もご一緒していますので、南尖峰まで足を延ばされるのでしょうね。

こんにちは。もうツルリンドウが咲いているのですね。早いです。ミヤマタニソバの葉は特徴的な形ですね。

ぶちょうほう様、こんばんは。

昨日もまた石鎚山系の山に行っていたため、返信が遅くなりました。
去年、ぶちょうほう様と石鎚に御一緒したのは去年の7月27日でした。
今回の訪問は8月23日で約一か月後なのですが、山の一か月というのは
山の花にとってはかなり違うようで、特に8月10日とかお盆頃になると、
山は秋に移るようです。
なので、花はほとんど入れ替わっているのではないかと思います。
7月に綺麗だったナンゴククガイソウやタマガワホトトギスは完全に
終わり、代わりにサラシナショウマやリンドウが咲いてましたよ。
そうそう、エントツ山さんがご一緒して下さったので、南尖峰迄足を
伸ばしましたが、おかげで思いがけない花も見られました。

多摩NTの住人様、こんばんは。

ツルリンドウは8月には里山でも見かけると思います。
昨日の山ではピンク、白、ブルーの3色のツルリンドウを見ましたよ。

ミヤマタニソバ、昨日も観察しました。

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8月中旬の花散策で、ヒキヨモギ、ミシマサイコ、キキョウ。センニンソウ

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