8月上旬の散策から、ミズタマソウ、ボタンヅル、オオハンゲ、キンミズヒキ、ゲンノショウコ
この日の散策で見つけることができていちばん嬉しかったのは、ミズタマソウでした。
ミズタマソウは以前は別の場所で見ていたのですが、最近、その場所へあまり出向かなくなったこと、また出向いても見られないことが多くなったりして、最近あまり出会えてなかったからです。
↑かぎ型の毛がびっしりと生えていて、この果実を見てミズタマソウと名付けた人のセンスの良さに脱帽です。
いかにも涼しそうなネーミングですよね。
↑花や葉っぱだけみている分には、ミズタマソウはどうということのない地味な植物です。
もう咲いていても不思議はないのに、見つけて「もう咲いていたのか」とちょっとびっくりしたのがボタンヅルです。
ボタンヅルやセンニンソウとくれば初秋の花なのに、8月上旬ではまだ初秋というのがピンとこないんですね。
お盆を過ぎれば、咲いていても驚かなかったと思います。
ボタンヅルの株を数年前まで植えていたことがあります。
それはそれは繁りに繁って、こういうものはあまり庭に植えるものではないなぁと反省しましたが、ある年、主人に切り倒されてしまいました。センニンソウのほうはいまだに植わっていますが、こちらも相当丈夫で、もう植えてから15年近いと思いますが、いまだに良く咲きます。
でも、ボタンヅルも野で見る分には好ましく思えます。
キンミズヒキもボタンヅルと同じような感じで、野で見る分には風情があってよいのですが、庭に植えると繁殖力が強くて手を焼きます。
↑この場所はもともと水田だったのが耕作放棄された場所で、肥料分が残っているのかやたら大きくなってしまい、ちょっと風情に欠けるありさまでした。
オオハンゲもあちこちに増えていました。
山野草と言えば言えるのでしょうが、こういうものは盗掘に遭うこともないので安心して見られます。
嬉しかったのはゲンノショウコが早くも見られたことで、それも清楚な白花が咲いていました。
香川の野山には赤い花も咲きますが、どちらかというと白花の方が多いようです。
こうしてみると、8月上旬とはいえ秋の花がずいぶん咲きだしているものですね。
↑花も小さくて地味なんですが、なんといっても可愛いのが果実です。
と言っても果実もごく小さいので、撮影して帰ってモニターで大きくして初めてその可愛さがわかるというものです。
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