7年ぶりに大山ユートピアのお花畑へ、その6、下山では北壁も垣間見える
私たちが下山するころには登山者の数もかなり減っていましたが、それほど急ぐこともなく、下山も花を楽しみながら下りました。
↑下山でもヤマアジサイの美しさには感動しました。
これほどブルーのヤマアジサイが多く咲く山を私は他に知りません。
クサボタンの咲き始めの可愛い姿にも見とれました。
残念だったのはこの日は終日曇っていたので、イワアカバナが閉じたままだったことです。
木の株もとを覗いてみたら、クモキリソウの花後の株が見えました。
確か、7年前にはノビネチドリもこの辺りで見かけたはず。
15時14分、上宝珠越まで下ってきました。
以前の訪問ではここからは砂滑りを下ったのですが、今は通行止めになっているらしいです。
振り返ると、Aさんの姿が早くも見えてきました。
往路では全く見えなかった大山北壁が少し姿を現しました。
三鈷峰やユートピア方面も今頃になってガスが晴れてきたようです。
丸くぽっかりと現れた青空・・・
しかし、青空が広がることはなさそうでした。
北壁のほうはガスがだんだん取れてきて、見るからに荒々しい姿を現しています。
7年前に眺めたことを思い出しました。
↑2015年7月に眺めた大山北壁です。
下っていると、徐々にガスが取れて、稜線まで見えてきました。
中宝珠越で休憩を入れようかとも思いましたが、ほかのパーティーの方たちが休憩中だったので下宝珠越まで下ることにします。
この後、もう1パーティーも追い越したのですが、私たちがほかの方たちを追い越すなんてほんとに珍しいことでした(^^;)
途中、すれ違った方もいらっしゃって、今から登られるということは小屋泊まりなんでしょうか。
もうちょっとで神社というところまで下って来ると、木漏れ日まで差してきました。
天気もようやく回復するようです。
↑色白のソバナを見ると、登りにも撮影しましたが、やっぱり撮影せずにはおれません。
17時12分、神社まで下ってきました。
神社の境内のナツツバキの白い花が遠目にも白く見えたので、急いで駆け寄って撮影しました。
山ではなかなか見られませんが、綺麗ですね。
この頃には神社の屋根の上の青空が眩しいぐらいになりました。
↑登りの時にはかなりの雨が降っていたため、撮影すらしませんでしたが、この辺で雨宿りをしたんですよ。
下りも滑らないように気を付けて石畳の道を下ります。
陽射しが出てきたので、もう一度ツリフネソウの撮影をしましたが、往路の雨の中で撮影したツリフネソウの方がやはり綺麗でした。
これは帰りに見つけたミゾホオズキの花。
石畳の道の両側にはしゃれたお店なども新しくできていて、7年間の年月を感じました。
↑ヤブカンゾウの花が花盛りだったので思わず撮影。
この花は自宅の庭に蔓延るほど咲いているので、珍しくはないですが、やはり野山で眺めるのはよいものです。
↑結局、駐車場に戻ったのは17時45分でした。
石鎚東稜以来の遅い下山でしたが、あれだけの花を見たのだから仕方ないですね。
下山後は乾いた衣類に着替えてさっぱりした後、Aさんが持ってきてくれていたノンアルで乾杯でした。
↑Hさんだけはノンアルは飲んだことがないそうで、コーヒーで乾杯でした。
下山後のノンアル、最高ですね。
帰路もAさんに運転してもらい、溝の口インターに乗る前に、大山の姿を撮影しました。
なんと、私たちが登った大山の北側だけがガスに巻かれているのでした。
この日は南壁や稜線は昼からは晴れていたのかもしれません。
↑この時あぜ道で咲いていたカワラナデシコです。
最後の最後になってようやく大山の姿を拝みました。とはいえ、雨上がりのしっとりとした美しい花々が見られたので、もちろん満足して帰途に就いたのは言うまでもありません。
遠路はるばると同行して下さったAさん、Hさん、ほんとにお疲れさまでした。
遠距離を運転して下さったAさんには感謝しかありません。
こんにちは。もうクサボタンが咲き始めているのですね。花も果実も楽しみです。大山のシルエットは流石に伯耆富士ですね。
投稿: 多摩NTの住人 | 2022年8月16日 (火) 16:56
多摩NTの住人様、こんばんは。
クサボタンは大山では7月から咲き始めますから早いですよね。
ホトトギスの仲間なども7月から咲いてますから、四国の山よりも一か月近く早いと思います。
四国で見られるのはツクシクサボタンや大クサボタンなどですが、今年は天候不順でまだ見に
いっていません。
大山は平野部に屹立した独立峰でから、あのあたりに行くと、どこからでも見ることができます。
確かに伯耆富士と言われるだけあります。
岩手山もちょっと似ています。
投稿: keitann | 2022年8月16日 (火) 23:01