ミカン畑界隈の2座を歩く、その1、ヤブ漕ぎだった土岳
1月の第三週は寒の真っ最中だというのに、まるで春のような陽気が続きました。
剣山に登ってから数日経ったころ、山仲間のRさんから22日が天気が良さそうなので、坂出の前山に登りましょうというラインが届きました。私は王越山と前山をちょっと勘違いしていたのですが、その辺りは行ったことがない山なので、もちろん、歩いてみたいところです。最近よくご一緒しているKさんもお誘いしたところ、同行してくださることになりました。
集合場所は前山に近いところに産直があるので、そこで集合し、安い野菜やおみかんをgetできればいいかなぁという魂胆です。この日は朝からすでに暖かくて、周辺の景色がまるで春霞がかかったように、ぼんやり霞んでいました。
↑この日2つ目に登った前山のハングライダー基地でKさんが撮ってくださった画像です。
眼下に広がる青い海。絶景ですね。
晴れていれば、岡山の山もしっかり見えると思うのですが、この日は霞んでいたのだけがちょっと残念でした。
↑土岳の地図です。
土岳の北側に前山があり、土岳と前山の鞍部に厳島神社という神社があって、そこから前山に登るようです。なので、鞍部を目指すことになります。
Kさんの車に乗り合わせて、王越へと向かう道を走ります。途中、東に厳島神社と思われる綺麗な神社がちらりと見えました。問題は駐車場所ですが、神社まで行ければ一番ですが、道がよくわからないので、大屋冨公民館に駐車させていただきました。そこからだと歩いても知れているようです。
最初は民家の間の道を東へと歩いていきます。
そこで私は一眼カメラにメモリーを入れ忘れるという、最近ではめったにしないミスをやっていたのに気づきました。ちょっと前まで予備のバッテリーとメモリーを必ずザックに入れていたのに、その日に限ってメモリーを入れてませんでした。仕方ない、久々にスマホ画像のみで頑張ります。
歩きはじめは9時34分でした。
土岳に行くには作業道を進み、行き止まりのところから登るそうですが、作業道もいろいろあって、最初は迷いました。
↑、この辺りは、あちこちにミカン畑があって、ここはまだ栽培されているようです。
上に見えているのが土岳山頂の鉄塔です。
こちらから、つまり北斜面からは勾配がきつくて登れそうもありません。
作業道が東に向かって伸びているのに気づき、そちらへと歩きます。
途中、ヤブになっていて、ヤブは斜面を迂回しながら再び作業道へと降りてきます。
↑迂回中の様子です。
9時59分、作業道に柵がありました。イノシシ除けの柵です。
これを開けて入ります。
そのまま、ヤブっぽいのを我慢して作業道を進めばよかったものを、我慢しきれずに途中の斜面を這い上がってしまいました。
斜面を這い上がっているところです。
ところどころにイバラがあります。
10時10分、石積みに出ました。たぶん、この辺りはもともとはミカン畑だったのが、今は荒れているのでしょう。
上へ上へと登っていくと、またまた柵に出ました。
柵が倒れてしまっている場所があったので、そこから出ます。
するとちょっと開けた場所へと出ました。
草は生えてますが、先ほどまでよりは格段に歩きやすいです。
すると驚いたことに、すぐ北側に車道が通っていました。
今度の車道は藪になってなくて、歩きやすいです。
なんてことない、最初からこの車道をくればよかったんですね。
山頂方面へと、車道が続いていて、ここから先は楽勝と思いました。
道端のキヅタ。
道端のノイバラの果実。
驚いたことに1月も末だというのに、まだタンキリマメがありました。
この後、三角点があるというので、その辺から適当に取りついたら、それがとんでもないヤブでした。
猛烈なイバラのブッシュで、帽子のひもはちぎれるわ、手がひっかき傷で血が出るわ・・・
20m進むのに20分ほどかかりました。
yamapの記録では土岳での滞在時間が10時25分から10時59分となっているのは、休憩していたわけではなく、ヤブ漕ぎしていたのです。
Kさんの「三角点はこっちだよ」という声で、声のする方へと向かいます。
10時45分、ようやく三角点で記念撮影でした。
Kさんは山頂付近にあったコンクリートの建物跡の横を登ったらすぐに三角点に到達したそうです。
私たちも藪に入る前に、もう少し考慮すればよかったです。
入ったら最後、バックもできないヤブでした。
とりあえず、午前中に一座はgetできました。
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