今季お初の雪山歩きは寒風山で、その4、思いがけずプチラッセルしてしまった、下山は無事に
西峰直下の登りの辺りまで来たのですが、上に向かって登っているトレースを見て、私はこれは西峰に向かうトレースだとばかり思いこんでしまったのでした。
寒風山山頂に行くには上に行かず、そのまま直進するはずだと思い込み、トレースのない灌木隊を進んでしまいました。
↑その様子を、後からKさんが撮影してくれたものです。
雪は、膝ぐらいまであるので、潜りながら進みます。
↑、その時に私が撮影した画像です。
しばらく進んで上の方を見ると、なんと5mぐらい上の方にトレースが見えているではないですか。
つまり、先ほど登っていたトレースは寒風山に向かうトレースだったようです。寒風山には20回は登っているはずなのに、ルートの細かい部分を思い違いしていたのでした。いったん、上に登り、東へ進むのが正解なのでした。
仕方なく、上のトレース目指して登ろうとするのですが、これが膝上の雪があるうえかなりの急斜面です。
つまりラッセルしないと登れないのです。
でも、悲しいかな、私にはそれだけの力もなく、しばし躊躇していたら、後のKさんが、ラッセルしてう5mほど上に見えているトレース迄登ってくれました。少しでも誰かが登ってくれると、あとは登れるものですね。
↑先に着いたKさんが、斜面を登ってくる私を撮影してくれました。
こんな姿は大学の時、巻機山で春合宿して以来でした。
やれやれ、やっとトレースのついた道まで復帰いたしました。
あとは高速道に乗っかったようなもので、歩きやすかったです。
最後の登りは、瀬戸内海が見える場所ですが、この時も西条の街が肉眼では見えていました。
ルートミスしたおかげで10分ちょっと時間を食いましたが、12時14分、寒風山山頂に到着です。
この時は貸し切りの山頂でした。
山頂は寒いので、いつもの祠へと少しだけ下ります。
祠のところは、風穴になっているようで、そこだけ暖かい空気が出ています。
先客によって踏み固められた雪の上にシートを敷き、座ります。
お昼はもちろん、熱々のカップ麺です。
この後、コーヒーも頂きました。
↑、記念にご夫婦の方に撮影していただきました。
寒風山は20回は来ているので、山頂は珍しくないですが、それでも雪の時期には年に一度しか来ませんからね。
↑ご夫婦の方たちは一足先に下って行かれました。
雪山に慣れた方たちのようで、足取りもしっかりとされてます。
↑12時49分に下山開始しました。
下っていると、そこが場所がいいから止まっていてと後ろから声がかかりました。
Kさん撮影です。
その後すぐに、私がルートを間違えたところに差し掛かります。
プチラッセルの跡が見えていますね。
曇り空なのですが、南の山々は結構見えています。
振り返ると、冠山の向こうには平家平も見えてきました。
なんと、二ツ岳まで見えている・・・・
登りの時より、天気が良くなってきてるのかな?
はしご場の手前までやってくると、すぐ近くに小さな鳥がいました。
シジュウカラは我が家にもよく来るので、すぐにわかりますが、もっと小さい鳥です。
見分けが難しいのですがコガラかなぁ??
私がすぐ傍にいても、一心不乱に何かをついばんでいて、人間など気にしてない風でした。
こちらはシャクナゲの花芽です。
花芽がかなり多かったので、来年の春はツツジやシャクナゲは当たり年かなと思っております。
ノリウツギに雪が積もって・・・・
冬の山は、こんなものも撮影します。
13時49分、桑瀬峠まで下ってくると、ワカンを背負っている女性が休憩されてました。
この方たちとは、山頂手前の笹原を登るときにすれ違ったのです。あれから下山されたら今頃まだこんなところでいるのはおかしいなと思ったら、裏寒風の方に行かれてたとか?
話を聞くと、熊本から来られた女性たちなのでした。九州の山は雪がそれほど積もらいないそうで、あえて、この時期の四国遠征なのだそうです。翌日は石鎚に登られると仰られてました。ガッツありますね。
私たちも彼女たちから少し遅れて最後の下りにかかりました。
アセビと雪。
登りの時には気づきませんでしたが、雪があるとやっぱり綺麗です。
アンパンマンの絵が増えてました。
↑14時36分、登山口まで下ってきました。
やれやれ、雪の時は無事の下山が何よりです。
よく見るとベンチの上に美人の雪だるまがいました。
真っ赤な口は紅葉した葉っぱで作ってありました。
下りの車道も特に凍ったところもなく、のんびりと下れました。2年前には前を下る徳島ナンバーの車が滑りまくるので見ている方が怖かったのですが・・・・それでも、山頂付近は雪が深くてしっかりと雪山堪能できて、良い山行となりました。次は青空に霧氷といきたいところですね。
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