初めての夫婦池~塔丸~名頃、その4、意外と花が多い
山頂から少し西に行った岩陰で雨を避けてお昼休憩とします。
そう、山頂に着いた頃から、心配していた小雨が降ってきました。
地図を見ると、塔丸は夫婦池からだとなだらかな登りなのですが、名頃への下り道は急な尾根を下るようで、雨だとなおのことすべりやすいってことですね。
山頂でおむすびを食べていると、エントツ山さんに「さっき、食べたばかりやんか?」と言われますが、さっき食べたのはシャインマスカットなどおやつだけですからね。山頂ではちゃんとおむすびを食べないといけません。時間の余裕もあることだし・・・。
↑山頂標識のすぐ傍で咲いていたツルリンドウ・・・・
笹の葉っぱが濡れていますから、この時はもうすでに雨が降り始めていましたね。
お腹も満足したところで、11時34分、下り始めます。
この時、エントツ山さんが「雨が降っているから、ほかの人は夫婦池に下ったらどう?」と言われるのですが、私としては名頃へ下ることに興味津々なので、もちろん、名頃までついていきますよ。
ほかの人も、皆さん同じ気持ちです。
雨は何となく本降りみたいな感じになってきたので、雨具の上衣だけを着て、エントツ山さんは傘を差して下り始めます。
歩き始めて間もなく、ウメバチソウが2輪咲いていました。
この後も咲いているのですが、何しろ私の一眼カメラは数年前にオリンパスのOMシリーズのいちばん安いボディを買ったので、防滴機能が弱くて雨が心配です。
ビニール袋にカメラをくるんで首から下げてますが、撮影する旅ビニール袋から出すので、面倒くさいことこの上ないです。Rさんはカメラはザックにしまい込んだようです。Kさんはと言えば、高級カメラなので防滴機能が良いみたいで、雨に打たれても心配ないそうです。(^^;)
道沿いにリンドウもあちこちで咲いてます。
↑晴れていたら、さぞかし気持ちよい歩きでしょうね。
見事なウメバチソウの群れ・・・・
これも、人があまり歩かない道だからでしょうか。
ゆっくりと撮影している暇もないのですが、背景に山肌を入れて撮影してみました。
ガスが湧いているのも、また面白いです。
歩いていると、道の真ん中でセンブリが一輪、目に留まりました。
実は夫婦池から山頂までにも一輪咲いていたようですが、とうとう見つけることができず、この日はセンブリだけは見られずに終わるかと思っていたのですが、ラッキーでした。
センブリが咲いていたあと、すぐに、今度はシコクブシの群落が見えてきました。
かなりの数が咲いています。
↑中でまだ綺麗だった株です。
↑シコクブシ撮影大会になりました。
これも晴れていたら、素晴らしいところでしょうね。
Kさんが、赤いコケに気づきました。苔と言っても地衣類ですが。
調べてみるとコアカミゴケのようです。イオウゴケという話も合ったのですが、イオウゴケは硫黄の匂いがするような火山帯に生えるとか・・・・
Kさんやエントツ山さんはある意味、花よりもこちらを喜ばれていたかも・・・
12時6分、それまでの笹原から樹林帯の中の下りになりました。
どうやらこの辺りから、急下りになるようです。
テンニンソウの群落も出てきました。
貞光から夫婦池への車道沿いにもあちこちで群落で咲いてましたが、登山道沿いではこれが初めて。
夫婦池方面からの登りでは見かけませんでした。
シカが食べないので、徳島の山ではこれが大群生したところが多いですね。
寒峰などでもテンニンソウのヤブ漕ぎするところが結構あります。
不思議と、石鎚山系ではオオマルバノテンニンソウばかりが咲くようで、西と東で棲み分けしています。
下りの最中に、ここだけで初々しいシロヨメナらしき花を見かけました。
ゆっくり撮影したいのですが、何しろ急下りの最中なのと雨が降ってるのとで、なかなか今く撮影できません。
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