山好き花好き２

樹林帯に入ったころから急下りの連続だったのですが、時に、木に掴まらないと厳しい場所もあります。

↑画像ではうまく伝わらないのですが、下ってきた斜面を振り返るとまるで壁のように見えます。

↑塔丸山頂から名頃への下りのログです。

等高線が混んでいて、急傾斜だということがわかります。

この下りの目標として１２７６，８ｍの三角点を踏むことがありました。

ところが、その手前でエントツ山さんが傘を落とされたことに気づき、傘を探しに登り返しに行きます。

その間、変わった枝ぶりのミズナラなど眺めたり・・・・

10分ほどして,無事傘を見つけてエントツ山さんが下ってこられたので、再び急坂を下ります。

この日はKさんがストック持参されてなかったので、ストックを2本お持ちのエントツ山さんがKさんに一本貸し手あげたのですが、その際に傘を落としたらしいです。しかし、よりによってこの急坂を登って探しに行くのはつらいですねぇ。私なら諦めそうなものですが、傘は山のゴミになるので、やはり回収した方がいいですね。

エントツ山さんの前に、かなり大きなブナもあります。

が、全体的にはそれほど大きな木は少ない尾根です。

12時41分、高体連の張り紙がありました。

昔、国体とかインターハイにこのコースを利用したのかも？

まだまだ急斜面が続きます。

足のつま先が靴に押し当てられるので、ちょっと痛くなってきました。

下りの苦手なRさん、どうされてるかな？と思い後ろを向くと、なんと尻セード戦術で下っていました。

これは洗濯が大変ですよ。

13時2分、三角点まで下ってきました。

夫婦池から山頂までの間にも三角点があったのに、それを忘れていたとエントツ山さんが悔しがられています。

↑三角店からちょっと下ったところで、タマゴタケが目に留まりました。

まだ出てばかりのまさに玉子の状態です。

久し振りに見たので、下の方を下っているKさんとエントツ山さんに声をおかけしたら、二人とも登り返してきました。お疲れ様です。（^^；）

男の人は花より、こういうのを喜ばれますね。

私はもう15年ほど前にタマゴタケを採集してバター炒めで食べたこともあるので、タマゴタケに関しては思い残すことはありません。

その後、周囲が植林になっても、やっぱり激下りです。

ようやく木々の間から、何やらダムみたいなものが見えてきたので、下りもあとちょっとですね。

お墓のようなものもちらっと見えてるのですが・・・

前日に名頃からの登山口がどんな状態なのか、動画をアップされている方がいたので、ちょっと動画で見てみました。すると小屋の横を通り、その後お墓の横を通っているのです。

お墓の方へ下らねばと思うのですが、どうも赤テープもあまり見えなくなってきました。

登りより下りが難しいというのはほんとですね。

適当に下れるところを下ってくださいとの指示がエントツ山さんから出たので、皆に続いて道なき道の急斜面を下ります。

ここからが最後の下りです。

Kさんは掴まった木が折れたらしく、派手に転んでいます。

皆、それぞれ苦労して、下ります。

すぐ下に民家の屋根が見えているので、垂直距離にして30mほどの下りですが、立木が少ないので掴まるものがないのです。

民家の屋根がすぐそこに見えました。

何とか軟着陸しました。

時刻は14時10分。

廃屋の周囲の藪をかき分けて進みます。

廃屋の裏手に、塔丸の急斜面がすぐに迫っています。

皆の後を続いて歩くと・・・・

14時11分、国道439号に出ました。やれやれ・・・・

しかも、すぐそこが名頃の駐車場みたいです。

車道歩きはほとんどありませんね。

車道沿いのちょっとぬかるんだ場所にアケボノソウがいっぱい生えていて、一輪だけかな臥咲いていたので、撮影しましたが、レンズが曇っていました。

小雨気味だったし、気温が上がったので曇ったようです。

14時15分、名頃の駐車場に着きました。

私にとっては13年ぶりぐらい？

調べてみたら2010年秋に名頃から三嶺の登ってますので14年ぶり？

その後は高知側から登ったり、去年みたいに北西尾根を登ったりして、名頃からはほとんど登ってないのです。駐車場には綺麗なトイレも完備していて、長い年月が経ったことを感じました。

下った時には降っていなかった雨が降り出したので、急いでエントツ山さんの車で夫婦池まで送っていただきました。

雨は山の上だけだろうと思っていたら、自宅に帰る途中も降ったようで、自宅にも降っていて驚きましたが、水やりの手間が省けて嬉しかったです。

香川の山仲間であるエントツ山さんのおかげで、まだ歩いたことのなかった塔丸～名頃の道を歩くことができたことと、久し振りに香川の山仲間で和気藹々と歩けたのが良かったです。これからも機会があったら、また歩きましょう。