初めての黒笠山へ津志嶽から縦走、その1、直前に山行を決定
5月は何かと忙しかったり、体調を崩したりで、ずっと花散策歩きが続きました。
6月に入ったら、山歩きらしい山歩きをしようと思っていたのですが、その前から津志嶽~黒笠山縦走という考えが頭の中にありました。実は私は黒笠山にはまだ登ったことがありませんでした。サガリハゲ這い上がりルートを登った時も、右を見れば黒笠が見えていました。丸石の稜線を歩いていた時も黒笠が良く見えました。何度も見ている山には登りたいというのは人間の性ですね。去年の秋に落合峠~黒笠山という山行予定があったのですが、これもちょっとした事情で、石堂山行きに変更になりました。
2021年に津志嶽に登った時に、津志から黒笠へと向かっていった若者がいたのですが、そのとき「へー、津志から黒笠に行けるんだ」と初めて知ったのです。私たちがピストンできるようなコースではないけど、車を下山口にデポして縦走するなら何とかなるんじゃないだろうかと思い始めたのが、今年の春まだ浅い頃でした。地図で見ると、津志嶽登山口の久薮と、黒笠山下山口の白井とは割と近い距離です。これなら配車の時間も1時間もかからなさそう・・・気合を入れて、yamapの黒笠山の情報を調べていたら、なんと6月初めに私が歩こうとしている津志嶽~黒笠山を歩かれている方の記録がタイムリーにも載っていました。同じことを考える人もいるものですね・・・・天気を見てみたら、その週末の6月8日はまずまずの天気みたいです。私たちも黒笠山へ縦走するかなと思い、急いでRさんにラインを入れたのが6月5日のことでした。RさんからもOKの返信があり、津志嶽~黒笠を歩くことに決定。
↑6月8日、到着時刻は遅くなりましたが、何とか黒笠山に登ることができました。
さて、当日の8日は貞光の道の駅に5時集合にしました。前日に四国の道路地図とyamapの地図の両方をにらみ合わせて、白井登山口のおおよその位置を頭に入れました。貞光に5時に集合すれば、津志嶽登山口の久薮には6時半にはスタートできるだろうという目論見です。
当日の朝はまだ暗い3時50分、何も食べずに出発。
貞光に着いてから、コンビニで行動食など調達していたら、道の駅到着が5時ギリギリでした。Rさんは道の駅で朝食を食べているところでした。すぐに、各自の車に乗り込み、道の駅を出発します。
道の駅を出るころ、日が昇ってきました。
左に見えるのは阿讃山脈。
まずは黒笠山から下山する予定の白井登山口に車を一台デポしに向かいます。
道は剣山に行く時にいつも走っている国道438号を貞光川に沿って、どんどん、南へと走ります。途中、一宇を過ぎて「菅生」と書かれた道…徳島県道261号へと右折します。この道は以前、イワタバコを見に一度だけ走ったことがありますが、それも入り口からほんの2キロぐらいしか走っていません。
黒笠山にはRさんはかなり以前に登ったそうなので、先に走ってもらいましたが、登山口の記憶はほとんど消えていたそうです。私は前日に地図で白井登山口の代替の位置を確認していたのですが、途中、右手に集落らしき場所がみえたので、ここかなぁと思ったり・・・・でも、Rさんはどんどん車を走らせています。5分ほど走って登り坂になったところで、Rさんの車が停まり「どうも行き過ぎたような気がする」と。
こういう時はyamapの地図を起動するに限ります。見てみると、白井登山口を少し行き過ぎているようなので、車をUターンさせて引き返します。数分走ったら、先ほどの集落らしき場所へと引き返してきました。
登山口はそこからさらにかなりの急坂の林道?を登ったところにあるそうです。
少し
↑6時5分ごろ、白井登山口の駐車場に着きました。
白い軽四が一台停まっていましたが、17時半に下山した時も停まったままだったので、もしかしたら集落の方が駐車していたのかもしれません。
ここに私の車をデポして、Rさんの車で津志嶽の久薮登山口へ向かうことにします。
ところがこの時、痛恨のミス(というほどでもないですが)、運転用のスニーカーをデポする私の車の中に置いておこうと思い、わざわざ登山靴に履き替えたのに、スニーカーを車に置いておくのを忘れたのでした。おかげで、この日一日、ザックにスニーカーをぶら下げて歩く羽目になりました(^^;)
久薮登山口には約3年ぶりで、記憶に新しいところです。
それでも集落に着くまでは、こんな道を走るんだったっけ?などと思いながら、6時45分に久薮に到着しました。
懐かしい阿弥陀堂が見え、その前にテントが張られています。さては先ほどからアジサイ祭りと書かれていたけど、今日がその日だったのかと心配しましたが、そうではなくアジサイ祭りは翌週の週末だったようで、やれやれ。
阿弥陀堂の上には懐かしい稜線も見えていますね。
↑青く咲き始めたアジサイを見ながら、まずは登山口までの車道歩きです。
道路法面の石にはユキノシタがいっぱい咲いてます。
この花は我が家でも何もしなくても、毎年、どこかで咲いてくれる強い花です。
登山口の手前まで行ったら、山の上の方から何やらケーブルを引いて石を運んで、この場所に石を落としているらしい。
山の上の方を見上げると、その場所が崩れていて、下に建物が見えます。
どういうことなんだろう?よくわからないまま登山口から登り始めました。
↑登山口にある案内板。
これは3年前にもありました。
歩き始めるとすぐに、マツカゼソウの群生が見えました。
これはシカが食べないので、徳島の山のいたるところで群生になっています。
花は風情があるんですけどね。
鉄のレールに沿って、トラバースしていきます。
阿波タヌキの置物も、3年前に来た時の記憶にありました。
金属でできた水車・・・・
滝にも覚えがありました。
小さな水色の花はミズタビラコ。この日はきっとシャクナゲも終わっているだろうし、花はあまりないだろうから、小さな花も撮影しておきます。
頭上には真っ白なウツギの花も咲いています。
間違えて、廃屋のある場所を神社かと思って、進んでみたら、ムサシアブミの大きな葉っぱが見えました。
これは自生なのか植栽なのかよくわかりません。
神社はもう一段上に登った場所にあるのでした。
さて、3年前には咲いていたオオヤマレンゲ、咲いているでしょうか?
keitann様 こんにちは
これはかなりのロングコースですね。しかも山深い場所のようです。
始めに登る津志嶽から先は稜線歩きのようですが、小生の地図には道が書かれていませんがどうやら広葉樹が主体の稜線のようですね。
さて、どんな冒険になるのか? これから先は興味深いです。
大山蓮華の咲く場所はあったのでしょうか。その点に限れば先が楽しみでもあります。
投稿: ぶちょうほう | 2024年6月23日 (日) 11:48
ぶちょうほう様、こんばんは。
最近は山仲間の方2人で行くことが多いので、少々長いコースでも車2台で行き
縦走するという方法をよく使います。
山歩きとしては、ピストンよりもやはり縦走の方が面白いですね。
津志嶽から黒笠山までは登山道はありません。赤テープもほとんどありません。
とはいえ尾根伝いに歩くので、尾根さえ外さなければ大丈夫なようです。
オオヤマレンゲはちょっと残念でしたが、それでも蕾が見られました。
投稿: keitann | 2024年6月23日 (日) 22:30