恒例の比婆山行き、今回は吾妻山に足を伸ばす、その5、下山とアケボノシュスラン、ジンバイソウ
以前も探すのに苦労した三角点は、今回もヤブ漕ぎで苦労しました。
というか、私とRさんはなかなか三角点に近づけず、Aさんが見つけてくださったのを「こっちだよ」と声のする方に歩いていき、ようやくたどり着いたという感じでした。
おまけに三角点にはマムシが居座っていたそうで、私たちが着く前にAさんが追っ払ってくれたそうです。(^^;)
↑二度目なのに、やっぱり苦労してたどり着いた三角点。
↑久々に三角点を囲んで記念撮影・・・
これで後は車まで引き返すだけとなりました。
烏帽子山からは下りとなりますが、15時33分、吾妻山への往路で使った「大膳原への近道」の道標を通過しました。
↑緩やかな御陵の登りを登った後、下りに差し掛かると管理センターへの分岐を通過しました。
時刻は16時19分。
いつもはこの道をセンターへと下ることも多いです。
その直後の16時20分に立烏帽子駐車場へ向かうトラバース道分岐を通過します。
ここからはこの日初めての道を歩きます。
例年だと、立烏帽子山から逆コースで歩いてくることが多く、こちらから歩くのは初めてですが、こちらかからだと少し登り気味になります。
このトラバース道も花も多く、雰囲気の良い樹林の道になります。
↑道沿いのブナの大木。
直径1mは軽くあります。
Aさんに「これ、オオモミジガサですよね?」と尋ねられたので、見てみると確かにオオモミジガサです。
オオモミジガサは剣山や石鎚で見ていますが、比婆山周辺にもあるんですね。
16時54分、長く感じたトラバース道も歩き終わり、この下はもう駐車場です。
何とか17時前に下山することができました。
↑下山後は、エントツ山さんが用意してくださっていたノンアルで完走後の乾杯でした。
豪勢におつまみ迄あります。(^^;)
花散策という名目でしたが、この日は行動時間8時間超えの立派な山歩きの一日となりました。
一か月ぶりの山歩きだったエントツ山さんはしきりに、Aさんに騙されたと連発されていました。
帰り道は、朝に走った未舗装の林道ではなく舗装された道を下りましたが、これは熊野神社経由の道で、去年、センターで教えていただいた迂回路だったようです。しかし、これも舗装路ではありましたが、かなりのくねくね道で時間もかかりました。
とはいえ、Aさんの運転のおかげでで坂出には思ったよりもずいぶん早く帰ってくることができ、遠出でしっかり歩いた上に花もたくさん見られたという、パーフェクトの山旅となりました。
最後に、この日見られたアケボノシュスランとジンバイソウをアップしておきます。
↑この日のカメラの設定があまり良くなかったので、ピンボケになりましたが、花自体は最高に綺麗だったアケボノシュスラン。
ほんのり紅に染まった色からアケボノシュスランと呼ばれるのでしょうね。
シュスランという名前は葉の色や感じが着物の生地の繻子に似ているからでしょうが、今の若い人には繻子がどんなものか知らない人も多いと思います。
↑ジンバイソウという名前は聞いたことはあり、赤石山系に咲くということは聞いていましたが、こんなに遅く開花するランがあるんですね。
葉は幅が広い2枚の葉をしています。
ツレサギソウ属でこの仲間はキソチドリとかトンボソウなど地味系の花が多いですね。
↑距の形など見ても、いかにもツレサギソウの仲間という感じでした。
今までこの山は何度も歩いていますが、気づかなかったのは時期的にずれていたのだろうと思います。
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