孫たちと歩いた剣山、その1、剣山ではかなり久しぶりに見たリンドウ
白山から帰る途中に娘からラインが入り、その週末、つまり9月の最初の土曜日に孫たちをみてほしいそうです。
出来たら、どこかに連れて行ってくれるとありがたいとありました。
そんな訳で、週末の天気を気にしていたのですが、2日の土曜日は天気が良さそうです。となれば、剣山にでも孫たちを連れて行こうかなと考えました。娘婿は単身赴任中、娘は仕事、主人はその日は所用があるそうなので、一人で連れて行くなら剣山ぐらいが妥当でしょうか。
9月2日の朝7時前には娘宅へ孫たちを迎えに行くことにしました。
この日はさすがにプリムスやラーメンは持参しませんが、暑さ対策として凍らせたアクエリアスや凍ったパイナップルなどを持参します。
娘宅に6時50分ごろ着いたところ、娘も孫もまだ寝ていたようで、寝ぼけ眼で起きてきました(^^;)
急いで孫たちを起こし、山登りに困らないような服装にし、寒い時のために長袖のウインドブレーカーなどもリュックに入れさせました。娘宅の国分寺から剣山にはどの道を行けば早いのかがわからず、面倒なので私がいつも利用している国道439号で行こうと思い、とりあえず満濃に出て後はいつも通り三頭トンネル経由で向かいました。
この日は展望も意外と良くて、剣山山頂直下から次郎笈をバックに孫娘二人です。
さて、三頭トンネルから美馬市へ下ってすぐのコンビニでお昼ご飯を調達しました。
孫たちには自分で好きなものを選ばせます。おにぎりを選んだり、サンドイッチを選んだりしていました。
貞光から一宇を抜けると、山道にはなりますが、まだまだカーブも大したことないと思っていたのに、下の孫が酔ってしまい吐きました。しばらく路肩に車を停めて、休憩します。
その後がほんとの山道で、剣山に行くには7つのヘアピンカーブを曲がらねばなりません。スキー場を超えると後ちょっとですが、撮影こそしませんでしたが、気持ちよさそうな小さな沢があったので、車を停めて孫に沢の水で口をゆすぎ手を洗うように言いました。孫たちは冷たい沢の水に驚いていました。気温はすでに20℃ほどでしたが、高い山は初めての孫たちにはそれも驚きだったようです。
土曜日なので、駐車場もそこそこ埋まっていて、リフト駐車場の屋上に入れます。
上の孫は帽子を忘れていたようです。たまたま、この日は私は自分の帽子を忘れたと思い、娘の帽子を借りてきたのですが、よく見ると入れ忘れたと思っていた帽子がちゃんと入れてあったので、上の孫は娘の帽子をかぶって出発です。私のストックは孫たちが1本ずつ持ち、私はストックなしで、これは孫たちと一緒だといつものことですね。
↑リフトに乗る前にトイレに向かう孫たち。
この後、リフト乗り場でチケットを購入しますが、そのときは下山時は見ノ越まで歩かせようと思い、片道のチケットを買い求めました。
リフトに乗るとすぐに見えてくる三嶺。
リフトは15分程度で標高差300mちょっとを登ります。足で登ると小一時間程度です。
でも、リフトの下はいろいろなお花が植わっていて、この日もレンゲショウマなどが咲き誇っていました。
アサギマダラも何十頭も花にとまって吸蜜しています。それを眺める料金だと思えばいいのかも。
いつもそうなのですが、下の孫は身が軽くて小走りしながら登ります。
最初は上の孫も張り切って登りますが、そのうち、だんだんペースが落ちます。
登り始めてすぐに、シコクブシの花が咲いていました。
剣山にこの時期来るのは久しぶりなので、ずいぶん久しぶりだなと思いました。
別の山では8月末に見るのですけどね。
途中、東の方角に高城山がみえます。
山頂のレーダードームですぐにわかります。
山をバックにシコクブシ
今年の夏は嫌というほど大群生を見たテンニンソウの花。
花だけ見ると可愛いのですがね。
レイジンソウも有毒の花と聞いていますが、なぜか剣山では草丈15センチと矮小化して咲いていました。
相変わらず、下の孫は素早く登り、上の孫が登って来るのを待つというパターンです。
アキチョウジも小さい株だけが咲いていました。
少し登っただけで、後ろに丸笹山が見えてきました。
嬉しかったのは、笹の中でリンドウが一輪咲いていたこと。
剣山のリンドウなんて、もう長い間見てなかったなぁ。というか、リンドウの時期の剣山に来るのが20年ぶりぐらいだったかも?
上の孫が早くも疲れたというので、刀掛けの松でちょっと休憩します。
ベンチに腰掛けてお茶やアクエリアスを飲みます。
ついでに、凍ったパイナップルも出してやります。
コンビニで買ってきたわらび餅の最後の一個をじゃんけんで取り合いする孫たち、(^^;)
休憩を終えて歩き始めると、笹の中に一輪のシコクフウロ。
ハクサンフウロもそうでしたが、フウロの仲間は笹の中で咲いているのをよく見ます。
↑シコクブシの大株。
この辺りはネットで植生を保護してある辺りです。
登山道の傍らにシコクブシとテンニンソウの群生。
カニコウモリもまだ咲いていました。
テンニンソウの群落の間を登山道が通っていて、駆け上がる下の孫。
相変わらず元気です。
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