恒例の比婆山行き、今回は吾妻山に足を伸ばす、その1、立烏帽子山駐車場から歩く
9月2日に孫たちを剣山に連れて行った翌日の9月3日は山仲間の方たちと広島の比婆山連峰行きでした。
2日続けての県外山行は今までほとんどしたことがないのですが、今回は孫たちを剣山に連れて行くチャンスがほかになかったので、仕方なく連荘での山行としました。
いつもお世話になっている高知の山仲間のAさんの話では、比婆山方面では秋の花がもう見ごろになっているのだそうです。私とRさんもお付合いすることにしました。Aさんが香川の山仲間のエントツ山さんもお誘いして4人で行くこととなりました。エントツ山さんは東北遠征から帰られて1か月近くどこにも登られず、記録に没頭されていたようです。
今まで何度も歩いている比婆山連峰ですが、今回は初めて大膳原経由で吾妻山にも足を伸ばすことになりました。
↑画像は私が初めて足を踏み入れた大膳原です。
今まで遠くから眺めたことしかなかった大膳原ですが、そこはススキの群生するちょっとした平原でした。
さて、当日9月3日は朝6時に坂出某所に集合です。
この4人での山行は去年の秋の槍戸アルプス以来ですから1年弱ぶり?
車出しは高知のAさんが引き受けてくださって、Aさんの華麗なハンドルさばきで、あっという間に東城インターを下りて、広島県民の森方面を目指します。
いつもだと県民の森に駐車して歩くのですが、今回は吾妻山に行く関係で立烏帽子山の駐車場に車を置く予定です。途中、曲がり角を見落としたせいで、ちょっとした山道を迂回しましたが、何とか無事にいつもの道に出てきました。
↑山歩きの前に、毎回ちょっとだけ寄り道している山里です。
田んぼに生えるウリクサなども生えていたのですが、なぜかレンズが曇っていてうまく撮影できませんでした。
何とか撮影したツリフネソウ。
これは中国地方ではちょっとした山地に行くといくらでも咲いてますね。
でも、四国では見かけない野草です。
遠くにオレンジ色の派手な色がみえたので近付いてみました。
↑すると、フシグロセンノウだったようです。
その前に迂回した山道沿いにもあちこちでこのオレンジ色を見ていました。
以前にも四国や中国地方で見ていますが、派手な色があまり好みではないので、あまり記憶に残そうという気がないのか、きちんと覚えていません。
この後、県民の森駐車場の手前から立烏帽子の駐車場への道を走ります。
去年は通行止めだったらしいですが、今年は走れそうです。
未舗装の道を走ること20分ぐらい?結構長く感じましたが、ようやく駐車場らしきのが見えてきました。
↑8時40分ごろ、立烏帽子の駐車場に着きました。
いつも山歩きの最中にここに立ち寄ったことは何度もありますが、実際に車で来たのは今回が初めてでした。
それでも坂出から2時間半ほどですから、我が家から石鎚に行くより早いですね。
先客の車は2台。
一台は大坂方面から来られていた夫婦連れの方たちでした。
この駐車場には未舗装の道とは別に、舗装された車道からも来れるようなので、帰りはその舗装道路を走ろうということになりました。
↑駐車場で早くも花散策できました。
色の鮮やかなゲンノショウコ。
キツリフネも咲いています。
↑8時49分、駐車場を出発しました。
ここから立烏帽子山頂まで30分ぐらいとお手軽です。
歩き始めからツルリンドウが咲いていました。この後も随所でツルリンドウを見かけました。
キバナアキギリも咲いています。
すっかり秋の花にシフトしてますね。
ツルニンジンはもう果実になりかけてる?
今季はまだツルニンジンを見てないというRさんが残念がっています。
私はそのちょっと前に白山の観光新道で嫌というほど見たばかりですが・・・
サンインヒキオコシが出てきました。
ヤマハッカ属なので、ヤマハッカ同様、花が私にはネズミとかキツネの顔に見えてしまいます。
分布は北陸、山陰、九州北部とありますが、白山ではハクサンカメバヒキオコシばかり咲いてました。どのあたりに分布が変わるラインがあるんでしょうね。
目の前に赤い果実がぶら下がっているのはフウリンウメモドキ。
リンゴのミニチュア版みたいな可愛い真っ赤な果実が私の好みです。
これはオオナルコユリ。
ブナの多い登山道をジグザグと登っていきます。
その途中、どうやら、伯耆大山らしき姿が見えてきました。
いつもは池ノ段でしか見たことがありませんでした。
途中のちょっと高い山は道後山??
ほぼ山頂まで登ってきました。
エントツ山さんの後ろで紅葉し始めているのはホツツジの木です。
↑9時20分ごろ、立烏帽子山頂に着きました。
立烏帽子山頂でまずは記念撮影(エントツ山さん撮影)
標高1299m。たぶん、この日登る山でいちばん高い山頂ですがあっけなく到着でした。
何しろ立烏帽子の駐車場自体が標高が高く、1200m近くのところにあるのです。
↑今までミヤマママコナだとばかり思っていたピンクのママコナはツシマママコナなのだそうです。
下りも道沿いに咲いている花を見ながらの下りです。
ここにもフウリンウメモドキの赤い実がいっぱい・・・
↑いつもこの辺りで見ているシラヤマギク。
里山にも良く咲いているキクです。
なんと、オケラがもう咲いてました
Aさんの向こうに見えているのは次に行く池ノ段です。
ワレモコウもあちこちにあって、秋ですねぇ。
シコクフウロはここでは大きな花で咲いています。
ホクチアザミも出てきましたね。
アザミとはついていますが、トウヒレンの仲間だそうです。
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