念願かない寒峰から落合峠を縦走、その4、いよいよ初めての稜線を歩く
寒峰を後にする頃から、青空が出てきました。
振り返ると・・・・
↑寒峰山頂辺りの緑が青空に映えてとても綺麗・・・
ササとススキの混じった草原です。
これがシカが入る前からの姿なんでしょう。
↑ササの中ではシコクフウロのピンクが覗いて、とても癒されます。
この後も、ところどころでシコクフウロが顔を見せてくれました。
縦走路北側にはナナカマドの実がもううっすらと赤くなってます。
縦走路南側は深い谷になっていて、谷底に走ってきた国道439号があるのです。
今歩いている寒峰の南側にそびえる剣山系を眺めながら歩きます。
行く手の前烏帽子方面はこの時はガスがかかっていました。
縦走路北側で咲いていたリョウブの花。
↑振り返って眺める寒峰
この時は寒峰の上が天気がいちばんよかったようです。
リョウブの白とナナカマドの赤。
テンニンソウの葉っぱの下で咲いているのはキンポウゲかな?
↑リョウブの花と天狗塚。
北側に見えているのはたぶん腕山でしょうね。
12時5分、寒峰の奥ノ井登山口への分岐がありました。
10年前ぐらいにフクジュソウを見に来て、ここを下りました。
古いブログを見ると2015年に下っていました。その時の記事はこちら。
山頂手前で追い抜いて行った若者もここを下ったようです。
最近のyamapを見ると、この周回コースを歩いている人が多いようです。
道標の一番下の板には「奥ノ井」と書かれているようです。
さて、ここからが生まれて初めて辿る道です。
目に前に見える前烏帽子はまだガスがかかっていますね。
そんな中、縦走路沿いにヤマジノホトトギスが一輪咲いていました。
こちらは気が早いのか、すでに少し紅葉し始めたカエデ。
これから樹林に入っていくようです。
ずっと陰のない道かと思っていたけど、樹林もあるようです。
樹林に入ると、北から吹き上げてくる風が涼しくて生き返ります。
少し岩っぽくなってきました。
ようやく前烏帽子や烏帽子が見えてきましたね。
まだまだ遠いです。
この後、1556m小ピークの平坦地っぽい場所を横切って走るシカの群れを見ました。
撮影しようと思っているうちに横切って見えなくなりましたが、まだまだシカがこの辺りにいるんですね。
シカがいるのでこんなシダヤブが現れました。
テンニンソウのヤブ。
植林の中も通過します。
雰囲気の良い樹林です。
↑先ほどシカの群れが横切っていたのはこの辺りです。
奥に見えているのが1556mピークで、100m弱の登りです。
登っていると、何やら白い小さな蕾。
葉を確認するとモウセンゴケの蕾でした。
周囲の草はアリノトウグサです。
これがアリノトウグサです。
13時丁度に1556m小ピークの山頂に着きました。
振り返ると、一番奥に寒峰が見えてますね。
こんにちは。ヤマジノホトトギスが見られるのですね。当地ではヤマホトトギスばかりでしたが先年やっとヤマジノホトトギスを見ることができました。しかし恐らく植栽なのでこのような自生を見てみたいものです。
投稿: 多摩NTの住人 | 2023年8月17日 (木) 18:00
多摩NTの住人様、こんばんは。
四国の香川や徳島にはヤマジノホトトギスしか咲きませんので、私にとっては
見慣れた花です。阿讃山脈にもたくさん咲いていて、8月末にちょっと行って見ると
簡単に見られます。
逆にヤマホトトギスは愛媛や高知の西の方にしか咲かないので、初めて見た時は
嬉しかったですよ。明日もたぶん、見られると思います。
関東でヤマジノホトトギスが咲かないとは意外ですね。
投稿: keitann | 2023年8月18日 (金) 22:33