8月中旬の花散策で、ヒキヨモギ、ミシマサイコ、キキョウ。センニンソウ
8月14日の午後、再び、里山に花散策歩きをしてきました。
暑い時期の花散策ですが、過去3年ほどは病気をしたり手術前だったりで、お休みしていました。
今年は体調も万全でようやく暑い時期も歩けるようになりました。そうはいっても熱中症になってはいけないので、少し日が傾き始めたころに山に入りました。
最初はお目当ての花がなかなか出てこなくて、盗掘されているようでつらかったですが、散策後半ではいろいろとみられて良かったです。
まずはヒキヨモギです。
↑ヒキヨモギは香川の里山ではすごく珍しいというほどではありません。
とはいえ、あちこちにいくらでも咲いているというものでもありません。
わたしがこの山でヒキヨモギを見たのは、秋に別の花を見に来て、咲いた跡を見たからです。
↑これが11月ごろに見たヒキヨモギの花後の姿です。
この花後の姿を見ても、そのおときは何の花かわからなかったのですが、その後別の山でヒキヨモギを見た時、この花後の姿がヒキヨモギの花後の姿だとすぐにわかりました。
なので、その翌年、ヒキヨモギの花を見に行ったというわけです。
↑綺麗な花というわけではないですね。
葉はヨモギの葉に似ています。
嘴みたいに尖った花が印象的です。
花には短い毛が生えています。
里山に入れば見ますが、山以外の場所では私は見たことがありません。
この日は皆があまり歩かない道を歩いてみましたら、かなりの株数を見つけることができました。
ミシマサイコは以前はもう少し標高の高い場所でみていたのですが、今回はその場所には見られず、標高を下げた場所で見つけました。1株でも見つけることができて良かったです。
葉は細くて、確かにスズサイコの葉もこれに似ていますね。
ミシマサイコの方は有名な薬草で、今では栽培されているようです。
日当たりのよい乾燥した場所に生えています。
キキョウも素晴らしく美しい姿で見ることができました。
とはいえ、かつてキキョウの株をたくさん見ていた場所では今回は全然見られませんでした。すべてが枯れてしまったとは考えにくいので、盗掘されたのかもしれません。
今回見られた場所は、あまり人が歩かない場所でした。
10年ほど前はシュンランがたくさん生えていた場所も、今ではほとんど見られなくなってしまっていて、悲しい限りです。
キキョウは全部で10株ほど見られました。
↑山から下ったら、ため池のほとりでセンニンソウが咲いていました。
標高のちょっと高い山地でボタンヅルが咲くのと対照的に、標高の低いため池の周囲や河川敷などではセンニンソウが良く咲いていますね。
数年ぶりで夏の里山に咲く花がほぼ見られ、大汗をかいて里山を歩いた甲斐がありました。
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