7月の瓶ヶ森散策、その5、散策で見た花②

林道歩きが終わったら、もう一度山に入りました。

その頃から、急に雲行きが怪しくなってきました。

まさか雨?と思っていたら、ぼつぼつと降り始めてきました。

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↑オオヤマレンゲの花を瓶ヶ森では初めて見たのでした。

ほかの山では6月半ばぐらいには見ごろになりますが、瓶ヶ森は標高が高いので、7月に入っても咲いているんですね。石鎚や剣山でも7月に見られますが、剣山のはシカに食べられてもう株が枯れてしまったようでした。

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オオヤマレンゲの花は意外とあちこちで見ることができますね。

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同じく白い花ですが、こちらはクサタチバナです。

クサタチバナと言えば、イシダテクサタチバナというのが四国では剣山系に咲くので有名ですが、実はクサタチバナの花を見たのはこれが初めてでした。

自分のブログ内を検索すると、伊吹山でクサタチバナの果実は見ていました。

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↑2016年8月21日に撮影したクサタチバナの果実です。

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2013年6月に石立山で撮影したイシダテクサタチバナの画像

因みにクサタチバナとイシダテクサタチバナの違いはイシダテクサタチバナの葉は狭楕円形でクサタチバナより小型、花弁は先が細長く尖る、萼片は狭披針形で細長く花弁の間から少し突き出すという相違点があるそうです。

比較のためにクサタチバナの画像をもう少し撮っておくべきだったと思ってもあとの祭りでした。

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また、キバナノヤマオダマキなどという花も咲いていましたが、これはかつて植栽された花がこぼれ種で毎年咲いているのではないかと思いました。

キバナノヤマオダマキ自体は北アルプスや南アルプスの山裾でも何度か見ており、また自宅でも何度も栽培したことがありますが、石鎚山系でここだけで咲くというのがちょっと不自然ですね。

この近くにはミズバショウの花後の姿も見ていますが、これもかつて誰かが植えたものに違いありません。

雨に降られながらも、台ヶ森辺りまで下ったのですが、途中にはお花畑らしきものもあって、来年はもう少し時間を作って散策したいものだと思いました。

それにしても途中から雨に遭ってしまい、早く雨具を着込めばよいものを横着して遅く着込んだら、すっかり濡れてしまいました、そこに強い風に吹かれたものだから、久々に「山はやっぱり油断できないな~」と思ったのでした。

コメント

鎚山系の瓶ヶ森を散策するところまで、体調が回復されたのですね。
良かったですね(*^-^*)
大山蓮華は山で見ることはなくなりましたが、実家で見ます。
山で見るのは格別ですね。
キバナノヤマオダマキ、初めて見ました。
美しいオダマキですね。
この地域で、元々咲く花ではないという植生をKeitannさんは、よくご存じですね。
クサタチバナとイシダテクサタチバナの違いを確認しようという姿勢も、素晴らしいです。

keiさん、こんばんは。

体調回復というか、山の方のブログはほぼ1か月遅れでのアップになってしまってるのです。
山に行き過ぎるのと、アップが間に合わないのとで、瓶ヶ森散策は7月初めのことでした。
オオヤマレンゲは私も育てていて、鉢植えですが、今年は1輪咲きましたよ。
今のところ、調子がいいので、冬には鉢増ししようと思います。

キバナノヤマオダマキはご覧になったことがないですか?
北アルプスや南アルプスの山裾では良く咲いてますよ。
私も何方にいただいた種だったか忘れましたが、ヤマオダマキと両方を育てていましたが、今年は
絶やしてしまったか、咲きませんでした。残念です。
山散策歴も20年になりましたから、四国の山の花の状況はある程度は分かったかもしれません。

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