7月の瓶ヶ森散策、その3、女山の素晴らしい眺望

男山までは数年前にも来ていたのですが、実は女山へは何十年も行っていません。

瓶ヶ森は今でこそ山頂直ぐ近くに瓶ヶ森林道が通ったので、だれでも気軽抜くることができますが、昔は西之川とか東之川などから延々と登ってようやくたどり着くような山でした。

最初に登ったのは大学2年か3年の春休みだったと思います。

2回目は主人や小さかった子供たちとともに30年以上前に登った時で、この時は白石小屋?のおばさんに「まぁ、よく登ってきたね」と言われたほどでした。林道がついているとは全く知らず、西之川から小さかった子供たちを連れて登ったのですから、驚かれたのも無理はないですね。

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↑いまいる男山山頂から女山山頂方面を眺めたものです。

この距離だとすぐに行けそうですね。

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途中、ナナカマドの見事な木があって、花がいっぱい咲いていました。

これは秋の真っ赤な実も楽しみですね。

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道の傍らでシロバナニガナが咲いていて、意外にもこれが今年の初見でした。

普通のハナニガナはあちこちで咲いていたのですが、たまにシロバナニガナの咲く場所があるという具合でした。

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まだ咲き始めの初々しいシロドウダンの花。

岡山の山でドウダンを眺めたのはこれより1か月前ですが、さすがに石鎚山系は標高が高いので、花の時期も遅いです。

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見事な笹原の向こうに女山の山頂が見えてきました。

山頂と言ってもまるで丘のようです。

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分岐が見えてきました。

ここから西黒山方面への道がついています。

Pさんの当初の予定ではここを下る予定だったようですが、分岐から女山山頂まではたった50m。時間にしてたった1分の歩きです。これほど素晴らしい青空が広がっているので、山頂に先に寄りましょうと私が強引に山頂方面へと向かいました。

結果的にはこれが良かったようです。何しろこの日は午後から思ってもいなかった雨が降り始め、山頂を後回しにしたていたら、きっとこの360度の展望は見られなかったに違いないですから・・・

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シカ害がひどいところでよく見かけるバイケイソウは私としてはあまりいいイメージを持ってないのですが、この見事な笹原の中ではバイケイソウもすこぶるいい感じに見えますね。

もともとはこんな風に咲いていた花なんでしょうが、シカ害のひどいところに群生するものだから、あまりよいイメージを持たれなくなって可哀想です。

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10時29分、女山山頂に到着です。

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山頂には祠が祀られているので、山頂標識の方は遠慮して横の方に設置してありました。

女山の標高は1,897m、石鎚より100mほど低い勘定ですね。

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↑山頂に祀られている祠には一体のご神体?が・・・

祠の上には「石土山大権現女人道」と刻まれていました。

この頃にはほかの方は誰もいなくなっていて、私たち二人の貸し切りになりました。

360度の展望を思いきり楽しみます。

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東方面には沓掛~チチ山の吊尾根越しに赤石山系がはっきりと見えています。

あちらからこちらはよく見るのですが、こちらから赤石山系を見るのはあまりないことです。というのも、石鎚方面に来ると、周囲が高い山ばかりで、どうしても赤石山系に着目することが少ないからです。

この日は山仲間のRさんが東赤石に登っているはず。

「ヤッホー」と叫んだら聴こえるんじゃないかと思うほど、良く見えました。

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こちらはスマホ画像で、西方面の眺めです。

手箱~筒上~岩黒~石鎚というお馴染みの山々が素晴らしく良く見えています。

その後ろは大川嶺とかでしょうか。

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思いっきり眺めを楽しんだら、10時47分、分岐迄下って、西黒森との鞍部を目指して下ります。

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下り始めてすぐに、タニギキョウが草むらの中で1輪だけ目に留まりました。

今年は皿ヶ嶺では5月初めに見てるのですけどね。

この後の下り道は私は初めて歩く道ですが、結構な急下りでした。

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あっという間に下って、今まで眼下に見えていた西黒森を今度は見上げるようになりました。

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空は相変わらず真っ青です。

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11時17分、西黒森との鞍部にある吉野川源流碑まで下りました。

瓶ヶ森林道は、この石碑のちょっと下なので、ほぼ林道まで下ってきたことになります。

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